日別アーカイブ: 2025年2月27日

公開20周年記念。押井守監督のSF長編アニメーション「イノセンス」4Kリマスター版、2月28日(金)公開。




公開20周年記念押井守監督のSF長編アニメーション「イノセンス」4Kリマスター版、2月28日(金)公開。

テロが多発する近未来で少女型ロボットの暴走事件を追う公安9課のバトーは自らの脳にハッキングを受けながらも、真相を追う…

士郎正宗のSFコミック「攻殻機動隊」

押井守が監督・脚本を手掛けて長編アニメーション化した「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」

1995年11月18日(土)に公開され、配収3億円。

前作から3年後を舞台に押井守が監督・脚本を手掛けた「イノセンス」

2004年3月6日(金)に公開され、配収10億円。

人間の脳が情報ネットワークに直接接続され、身体の機械化が進む世界。少女型の愛玩用アンドロイドによる持ち主の殺害事件が多発し、公安9課のバトーは、犯行直後の少女型アンドロイドが「助けて」という言葉を残して自壊するのを目撃する。違法アンドロイドの製造を疑った9課は、製造会社ロクス・ソルス社の捜査に乗り出し、失踪した草薙素子のかわりにトグサと組むことになったバトーは、ロクス・ソルスのある北の大地へと飛ぶ…

押井守が監督・脚本
声の出演はバトーには大塚明夫、トグサには山寺宏一、草薙素子には田中敦子

日本アニメとしては史上初となるカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品。
スタジオジブリの鈴木敏夫が製作
2004年の公開から20周年を記念し、4Kリマスター版を劇場公開

「イノセンス」4Kリマスター版 公式サイト

「イノセンス」4Kリマスター版 公開劇場リスト




最近6年間のアカデミー賞作品賞受賞作で印象深いのはどの作品ですか?




最近6年間のアカデミー賞作品賞受賞作で印象深いのはどの作品ですか?

1927年5月11日に映画芸術科学アカデミーは非営利組織として36人の会員により創立されました。
その年に第1回アカデミー賞が発表され、2023年で第95回。世界で一番権威のある映画賞となっています。
この6年間のアカデミー賞作品賞を受賞したのは第91回「グリーンブック」、第92回「パラサイト 半地下の家族」、第93回「ノマドランド」 、第94回「コーダ あいのうた」、第95回「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」、第96回「オッペンハイマー」
この6作品の中で印象深いのはどの作品ですか?
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「グリーンブック」(原題 Green Book)

ピーター・ファレリー監督ヴィゴ・モーテンセンマハーシャラ・アリ共演で黒人ピアニストと用心棒の友情を描いたヒューマン・ドラマ。
2019年3月1日(金)に公開され、興収21.2億円。
人種差別が根強く残る1962年を舞台に、天才黒人ピアニストのシャーリーが粗野なトニーを用心棒として雇い、アメリカ南部へコンサート・ツアーに出かける…
第91回アカデミー賞で作品賞、マハーシャラ・アリが助演男優賞、脚本賞の3部門、第76回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門の作品賞、ヴィゴ・モーテンセンセンが主演男優賞、監督賞、脚本賞、マハーシャラ・アリが助演男優賞の5部門、第43回トロント国際映画祭で観客賞(最高賞)を受賞。
ガサツなイタリア系用心棒とインテリな黒人天才ピアニストの前途多難な旅。様々な困難、差別を乗り越えて、徐々に深まっていく二人の友情には感動させられます。

「パラサイト 半地下の家族」(原題 Parasite)

ポン・ジュノ監督ソン・ガンホ主演で韓国社会の闇を描いたブラック・コメディ。
2020年1月10日(金)に公開され、興収46.6億円。
全員無職で半地下の家で暮らすキム一家が徐々に裕福なパク家に入り込み、寄生していく…
第92回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門、第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール、第77回ゴールデン・グローブ賞で外国語映画賞を受賞
富裕層に寄生していく貧困層のキム一家を通して、シニカルに描かれる格差と分断の問題。いろいろなことを考えさせられ、心に突き刺さってきます。

「ノマドランド」(原題 Nomadland)

ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」クロエ・ジャオ監督フランシス・マクドーマンド主演で映画化。
車上生活者、”現代のノマド(遊牧民)”の生き様を描いたロード・ムービー
2021年3月26日(金)に公開され、興収4.3億円。
金融危機により全てを失った60代女性ファーンが車上生活者、”現代のノマド(遊牧民)”として生きる希望を求めて放浪の旅を続ける…
第93回アカデミー賞で作品賞、監督賞、フランシス・マクドーマンドが主演女優賞の3部門、第78回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門作品賞、監督賞の2部門、第77回ベネチア国際映画祭で金獅子賞、第45回トロント国際映画祭で観客賞を受賞。
広大な西部の大自然の映像美とともに描かれる今を生きる”現代のノマド(遊牧民)”の希望。

「コーダ あいのうた」(原題 CODA)

サンダンス映画祭で史上最多の4部門受賞。家族のなかで唯一”健聴者”の少女が夢を追う物語。2014年製作のフランス映画「エール!」を「タルーラ 彼女たちの事情」のシアン・ヘダーが監督・脚本を務めてリメイク。
2022年1月21日(金)に公開され、興収6.4億円。
家族の中で独り健聴者の女子高生のルビーが歌の才能を認められたことをきっかけに夢と現実のはざまで葛藤する…
第94回アカデミー賞で作品賞、脚色賞、トロイ・コッツァーが助演男優賞の3部門を受賞。
サンダンス映画祭でグランプリ、観客賞、監督賞、アンサンブルキャスト賞の4部門受賞。
「CODA(コーダ)」とは「Children of Deaf Adults = “耳の聴こえない両親に育てられた子供”」
聞こえない家族の「通訳」係だった少女の知られざる歌声。やがて家族の夢となる…

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(原題 Everything Everywhere All at Once)

ミシェル・ヨー主演の空前絶後のアクション・エンターテインント。ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナートが監督
2023年3月3日(金)に公開され、興収8.1億円。
赤字コインランドリーの経営に頭を抱えるエヴリンがマルチバースにジャンプし、カンフーの達人の”別の宇宙のエヴリン”の力を得て、巨大な悪と闘う…
第95回アカデミー賞で作品賞、監督賞、ミシェル・ヨーが主演女優賞、キー・ホイ・クァンが助演男優賞、ジェイミー・リー・カーティスが助演女優賞、脚本賞、編集賞の7部門、第80回ゴールデン・グローブ賞でミシェル・ヨーがミュージカル・コメディ部門主演女優賞、キー・ホイ・クァンが助演男優賞の2部門を受賞。
マルチバースとカンフーで世界を救え!?A24が贈る空前絶後のアクション・エンターテイメント。

「オッペンハイマー」(原題 Oppenheimer)

クリストファー・ノーラン監督が「原爆の父」の栄光と没落の生涯を描いたピュリッツァー賞受賞のカイ・バード、マーティン・J・シャーウィンのノンフィクションを映画化。キリアン・マーフィ、エミリー・ブラント、ロバート・ダウニー・Jr.ほかが共演。
2024年3月29日(金)に公開され、興収17億円。(5月12日現在)
人類に原子爆弾という存在をもたらした「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者のJ・ロバート・オッペンハイマーの栄光と挫折、苦悩と葛藤…
第96回アカデミー賞で作品賞、監督賞、キリアン・マーフィが主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.が助演男優賞、撮影賞、編集賞、ルドウィグ・ゴランソンが作曲賞の7部門を受賞
第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落の生涯。

最近6年間のアカデミー賞作品賞受賞作で印象深いのはどの作品ですか?




ソフィア・ローレン主演、ジョージ・キューカー監督のコメディ西部劇「西部に賭ける女」、NHK BSで2月28日(金)放送。




ソフィア・ローレン主演、ジョージ・キューカー監督のコメディ西部劇「西部に賭ける女」、NHK BSで2月28日(金)放送。

ソフィア・ローレン主演、ジョージ・キューカー監督のコメディ西部劇「西部に賭ける女」(原題 Heller in Pink Tights)
1960年6月4日(土)公開。
西部の町シャイアンにヒーリー劇団という旅まわりの一座がやってくるが、町は様々なトラブルに巻き込まれていく…

西部の町シャイアンに、ヒーリー劇団という旅まわりの一座がやってきた。一座は東部での興行に失敗し借金を背負っていた。債権者が追ってきたため、その日の売上金をつぎこみ賭博によって返済しようとするが勝ち目はなく、一座は無一文で町を逃げ出すことになる…

ルイス・ラムーアの小説を「西部戦線異状なし」のジョージ・キューカー監督が映画化。
ヒーリ劇団の団員アンジェラ・ロッシーニにはソフィア・ローレン
劇場主のトム・ヒーリーにはアンソニー・クイン
マーガレット・オブライエン、スティーヴ・フォレストほかが共演。

西部の街で繰り広げられる借金だらけの旅まわり一座の大騒動。

★「西部に賭ける女」(字幕スーパー)
NHK BS
2月28日(金)
13:00~14:42