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第96回アカデミー賞が発表。「オッペンハイマー」が作品賞、監督賞ほか7部門受賞。




第96回アカデミー賞が発表。「オッペンハイマー」が作品賞、監督賞ほか7部門受賞

「オッペンハイマー」は作品賞、監督賞、キリアン・マーフィが主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.が助演男優賞、撮影賞、編集賞、ルドウィグ・ゴランソンが作曲賞の7部門、「哀れなるものたち」はエマ・ストーンが主演女優賞、美術賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、衣装デザイン賞の4部門、助演女優賞は「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」のデヴァイン・ジョイ・ランドルフ、「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞、「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション映画賞を受賞…

「オッペンハイマー」(原題 Oppenheimer)

作品賞、監督賞、キリアン・マーフィが主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.が助演男優賞、撮影賞、編集賞、ルドウィグ・ゴランソンが作曲賞の7部門。

「哀れなるものたち」(原題 Poor Things)

エマ・ストーンが主演女優賞、美術賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、衣装デザイン賞の4部門。

「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」(原題 The Holdovers)
デヴァイン・ジョイ・ランドルフが助演女優賞。

「ゴジラ-1.0」
視覚効果賞

「君たちはどう生きるか」
長編アニメーション映画賞

「関心領域」(原題 The Zone of Interest)
国際長編映画賞、音響賞の2部門。

第96回アカデミー賞の受賞リストは次の通りです。
作品賞
「オッペンハイマー」

監督賞
クリストファー・ノーラン 「オッペンハイマー」

主演男優賞
キリアン・マーフィ 「オッペンハイマー」

主演女優賞
エマ・ストーン 「哀れなるものたち」

助演男優賞
ロバート・ダウニー・Jr. 「オッペンハイマー」

助演女優賞
デヴァイン・ジョイ・ランドルフ 「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」

脚本賞
ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ 「落下の解剖学」

脚色賞
コード・ジェファーソン 「アメリカン・フィクション」

視覚効果賞
「ゴジラ-1.0」

音響賞
「関心領域」

撮影賞
「オッペンハイマー」

美術賞
「哀れなるものたち」

編集賞
「オッペンハイマー」

メイクアップ&ヘアスタイリング賞
「哀れなるものたち」

衣装デザイン賞
「哀れなるものたち」

長編アニメーション映画賞
「君たちはどう生きるか」

歌曲賞
“What Was I Made For?” 「バービー」

作曲賞
ルドウィグ・ゴランソン 「オッペンハイマー」

国際長編映画賞
「関心領域」

長編ドキュメンタリー賞
「実録 マリウポリの20日間」

短編ドキュメンタリー賞
「ラスト・リペア・ショップ」

短編アニメーション賞
“WAR IS OVER! Inspired by the Music of John and Yoko”

短編実写映画賞
「ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語」

アカデミー賞公式サイト




第47回日本アカデミー賞最優秀賞が発表。「ゴジラ-1.0」が最優秀作品賞、最優秀脚本賞ほか8部門を受賞。




第47回日本アカデミー賞最優秀賞が発表「ゴジラ-1.0」が最優秀作品賞、最優秀脚本賞ほか8部門を受賞。

「ゴジラ-1.0」は最優秀作品賞、最優秀脚本賞、安藤サクラが最優秀助演女優賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞、最優秀美術賞、最優秀録音賞、最優秀編集賞の8部門
「PERFECT DAYS」はヴィム・ヴェンダースが最優秀監督賞、役所広司が最優秀主演男優賞の2部門
最優秀主演女優賞は「怪物」の安藤サクラ、最優秀助演男優賞は 「月」の磯村勇斗、最優秀アニメーション作品賞は「君たちはどう生きるか」、最優秀外国作品賞は「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」、最優秀音楽賞は 「BLUE GIANT」が受賞。

「ゴジラ-1.0」

「ゴジラ」の生誕70周年記念山崎貴が監督・脚本・VFX。神木隆之介、浜辺美波が主演。山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、 佐々木蔵之介ほかが共演。
2023年11月3日(金)に公開され、興収60.1億円。(2024年3月7日現在)
生きて、抗え。焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。
第66回ブルーリボン賞で作品賞、神木隆之介が主演男優賞、浜辺美波が助演女優賞の3部門を受賞。
第47回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀脚本賞、安藤サクラが最優秀助演女優賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞、最優秀美術賞、最優秀録音賞、最優秀編集賞の8部門を受賞。

日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目。シリーズ史上最悪の絶望が日本を襲う!

「PERFECT DAYS」

ヴィム・ヴェンダースが監督・脚本役所広司主演で渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いたドラマ。中野有紗、田中泯、柄本時生ほかが共演。
2023年12月22日(金)に公開され、興収10.2億円。(2024年3月7日現在)
渋谷を舞台にトイレの清掃員の平山が送る日々の小さな揺らぎ…
第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞、エキュメニカル審査員賞を受賞
第47回日本アカデミー賞でヴィム・ヴェンダースが最優秀監督賞、役所広司が最優秀主演男優賞の2部門を受賞。
渋谷区内17カ所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同したヴィム・ヴェンダースが、東京、渋谷の街、そして同プロジェクトで改修された公共トイレを舞台に描く…

第47回日本アカデミー賞の最優秀賞受賞リスト
最優秀作品賞
「ゴジラ-1.0」

最優秀監督賞
ヴィム・ヴェンダース 「PERFECT DAYS」

最優秀脚本賞
山崎貴 「ゴジラ-1.0」

最優秀主演男優賞
役所広司 「PERFECT DAYS」

最優秀主演女優賞
安藤サクラ 「怪物」

最優秀助演男優賞
磯村勇斗 「月」

最優秀助演女優賞
安藤サクラ 「ゴジラ-1.0」

最優秀音楽賞
上原ひろみ 「BLUE GIANT」

最優秀撮影賞
「ゴジラ-1.0」

最優秀照明賞
「ゴジラ-1.0」

最優秀美術賞
「ゴジラ-1.0」

最優秀録音賞
「ゴジラ-1.0」

最優秀編集賞
「ゴジラ-1.0」

最優秀アニメーション作品賞
「君たちはどう生きるか」

最優秀外国作品賞
「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」

新人俳優賞
アイナ・ジ・エンド 「キリエのうた」
桜田ひより 「交換ウソ日記」
原菜乃華 「ミステリと言う勿れ」
福原遥 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
市川染五郎 「レジェンド&バタフライ」
黒川想矢 「怪物」
高橋文哉 「交換ウソ日記」
柊木陽太 「怪物」

協会特別賞
大村弘二 (美粧・床山)
空閑由美子 (キャスティング)
百束昭幸 (ステインベック編集機の販売・保守・点検・修理)
村瀬継蔵 (特殊美術造型)

会長功労賞
井川徳道 (美術)
上田正治 (撮影監督)
小林旭 (俳優)
酒井賢 (美術)
東陽一 (監督)
矢部一男 (照明)

会長特別賞
坂本龍一 (音楽)
阿部秀司 (プロデューサー)

第47回特別賞
シネバザール
東京現像所

情報元: 第47回日本アカデミー賞




第47回日本アカデミー賞で優秀外国作品賞を受賞した5作でどの作品が好きですか?




第47回日本アカデミー賞の優秀賞が発表

優秀外国作品賞を受賞したのはマーティン・スコセッシ監督「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」、マーゴット・ロビー主演「バービー」、クリスチャン・カリオン監督「パリタクシー」、トム・クルーズ主演「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」、ケイト・ブランシェット主演「TAR ター」の5作品。どの作品が好きですか?

「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(原題 Killers of the Flower Moon)

マーティン・スコセッシ監督レオナルド・ディカプリオ主演で実話を基に描いた西部劇サスペンス。ロバート・デ・ニーロ、リリー・グラッドストーン、ジェシー・プレモンスほかが共演。
2023年10月20日(金)に公開され、興収2.5億円。
石油を採掘したアメリカ先住民の部族から富を奪おうと悪事を加速させていく白人たちを、ある男女の恋を絡めて描く…
オクラホマで起こった先住民族の連続殺人という悲惨な事件をスリリングかつエモーショナルに描く…

「バービー」(原題 Barbie)

世界で有名なファッションドールの世界をマーゴット・ロビーライアン・ゴズリング共演で映画化。「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグが監督・脚本ウィル・フェレル、シム・リウほかが共演。
2023年8月11日(金)に公開され、興収7.3億円。
ハッピーな毎日を送ることのできるバービーランドでハッピーに暮らすバービーとケンが人間の世界に迷い込んでしまう…
完璧なバービーランドから、人間の世界へ。2人が知った驚きの秘密…

「パリタクシー」(原題 Une belle course)

タクシー運転手と終活に向かうマダムのパリ横断ドライブを描いたドラマ。シャンソン歌手のリーヌ・ルノー、コメディアンのダニー・ブーンが共演。「フェアウェル さらば、哀しみのスパイ」のクリスチャン・カリオンが監督
2023年4月7日(金)公開。
不愛想なタクシー運転手が乗せたのは、終活に向かうマダム。彼女の依頼は人生を巡るパリ横断の”寄り道”だった…
単純だったはずのドライブは、いつしか2人の人生を大きく動かす驚愕の旅へと変貌していく…

「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」(原題 Mission: Impossible Dead Reckoning Part One)

トム・クルーズ主演、前作に引き続きクリストファー・マッカリーが監督・脚本を手掛けたシリーズ第7作。サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソンほかが共演。
2023年7月21日(金)に公開され、興収53.8億円。
IMFエージェントのイーサン・ハントに課せられた究極のミッションは全人類を脅かす新兵器が悪の手に渡る前に見つけ出すこと…
欧州市街地での激しいカーチェイスや、断崖絶壁からの大ジャンプ、そして激走する列車上での格闘が展開。
トム・クルーズはノルウェーの雄大な山々に囲まれた切り立った断崖絶壁から飛び立つ、「俳優人生で最も危険」と自身が称する撮影を敢行。

「TAR ター」(原題 TAR)

ケイト・ブランシェット主演、天才指揮者リディア・ターの物語。「リトル・チルドレン」のトッド・フィールドが監督・脚本・製作ニーナ・ホス、ノエミ・メルランほかが共演。
2023年5月12日(金)に公開され、興収0.3億円。
ベルリンフィル初の女性マエストロとなったリディア・ターが重圧や陰謀により追い詰められていく…
第80回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門主演女優賞第79回ベネチア国際映画祭でポルピ杯(最優秀女優賞)を受賞。

第47回日本アカデミー賞の優秀賞受賞リスト
優秀作品賞
「怪物」
「ゴジラ-1.0」
「こんにちは、母さん」
「福田村事件」
「PERFECT DAYS」

優秀監督賞
ヴィム・ヴェンダース 「PERFECT DAYS」
是枝裕和 「怪物」
成田洋一 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
森達也 「福田村事件」
山崎貴 「ゴジラ-1.0」

優秀脚本賞
佐伯俊道、井上淳一、荒井晴彦 「福田村事件」
ツバキミチオ 「シャイロックの子供たち」
山浦雅大、成田洋一 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
山崎貴 「ゴジラ-1.0」
山田洋次、朝原雄三 「こんにちは、母さん」

優秀主演男優賞
阿部サダヲ 「シャイロックの子供たち」
神木隆之介 「ゴジラ-1.0」
鈴木亮平 「エゴイスト」
水上恒司 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
役所広司 「PERFECT DAYS」

優秀主演女優賞
綾瀬はるか 「リボルバー・リリー」
安藤サクラ 「怪物」
杉咲花 「市子」
浜辺美波 「ゴジラ-1.0」
吉永小百合 「こんにちは、母さん」

優秀助演男優賞
磯村勇斗 「月」
伊藤健太郎 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
大泉洋 「こんにちは、母さん」
加瀬亮 「首」
菅田将暉 「銀河鉄道の父」

優秀助演女優賞
安藤サクラ 「ゴジラ-1.0」
上戸彩 「シャイロックの子供たち」
永野芽郁 「こんにちは、母さん」
浜辺美波 「シン・仮面ライダー」
松坂慶子 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」

優秀音楽賞
上原ひろみ 「BLUE GIANT」
小林武史 「キリエのうた」
坂本龍一 「怪物」
佐藤直紀 「ゴジラ-1.0」
千住明 「こんにちは、母さん」

優秀撮影賞
「怪物」
「キングダム 運命の炎」
「ゴジラ-1.0」
「こんにちは、母さん」
「首」

優秀照明賞
「怪物」
「キングダム 運命の炎」
「ゴジラ-1.0」
「こんにちは、母さん」
「首」

優秀美術賞
「ゴジラ-1.0」
「首」
「こんにちは、母さん」
「レジェンド&バタフライ」
「怪物」

優秀録音賞
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
「首」
「ゴジラ-1.0」
「怪物」
「こんにちは、母さん」

優秀編集賞
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
「首」
「怪物」
「こんにちは、母さん」
「ゴジラ-1.0」

優秀アニメーション作品賞
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」
「君たちはどう生きるか」
「窓ぎわのトットちゃん」
「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」
「BLUE GIANT」

優秀外国作品賞
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
「バービー」
「パリタクシー」
「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」
「TAR/ター」

新人俳優賞
アイナ・ジ・エンド 「キリエのうた」
桜田ひより 「交換ウソ日記」
原菜乃華 「ミステリと言う勿れ」
福原遥 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
市川染五郎 「レジェンド&バタフライ」
黒川想矢 「怪物」
高橋文哉 「交換ウソ日記」
柊木陽太 「怪物」

協会特別賞
大村弘二 (美粧・床山)
空閑由美子 (キャスティング)
百束昭幸 (ステインベック編集機の販売・保守・点検・修理)
村瀬継蔵 (特殊美術造型)

会長功労賞
井川徳道 (美術)
上田正治 (撮影監督)
小林旭 (俳優)
酒井賢 (美術)
東陽一 (監督)
矢部一男 (照明)

会長特別賞
坂本龍一 (音楽)
阿部秀司 (プロデューサー)

第47回特別賞
シネバザール
東京現像所

情報元: 第47回日本アカデミー賞




第47回日本アカデミー賞で優秀作品賞を受賞した5作でどの作品を見ましたか?




第47回日本アカデミー賞の優秀賞が発表。優秀作品賞を受賞した5作でどの作品を見ましたか?

優秀作品賞を受賞したのは是枝裕和監督「怪物」、山崎貴監督「ゴジラ-1.0」、山田洋次監督「こんにちは、母さん」、森達也監督「福田村事件」、ヴィム・ヴェンダース監督・脚本「PERFECT DAYS」の5作品。どの作品が好きですか?

「怪物」

是枝裕和が監督坂元裕二が脚本坂本龍一が音楽を手掛けたドラマ。安藤サクラ永山瑛太黒川想矢柊木陽太ほかが共演。
2023年6月2日(金)に公開され、興収21.5億円。
郊外の町で起きた子供同士のケンカ。子供たちの食い違う主張が社会やメディアを巻き込む騒動になっていく…
第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞、クィア・パルム賞の2部門第66回ブルーリボン賞で黒川想矢が新人賞を受賞。
第47回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、安藤サクラが優秀主演女優賞、黒川想矢、柊木陽太が新人俳優賞、優秀音楽賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀美術賞、優秀録音賞、優秀編集賞の11部門を受賞。
「怪物」とは何か、登場人物それぞれの視線を通した「怪物」探しの果てに訪れる結末…

「ゴジラ-1.0」

「ゴジラ」の生誕70周年記念山崎貴が監督・脚本・VFX。神木隆之介、浜辺美波が主演。山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、 佐々木蔵之介ほかが共演。
2023年11月3日(金)に公開され、興収55.9億円。(2024年1月30日現在)
生きて、抗え。焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。
日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目。シリーズ史上最悪の絶望が日本を襲う!
第66回ブルーリボン賞で作品賞、神木隆之介が主演男優賞、浜辺美波が助演女優賞の3部門を受賞。
第47回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、神木隆之介が優秀主演男優賞、浜辺美波が優秀主演女優賞、安藤サクラが優秀助演女優賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀音楽賞、優秀美術賞、優秀録音賞、優秀編集賞の12部門を受賞。
生きて、抗え。焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。

「こんにちは、母さん」

山田洋次監督吉永小百合大泉洋主演で描いた「母と息子」の新たな出発の物語。永井愛の戯曲を映画化。永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎ほかが共演。
2023年9月1日(金)に公開され、興収10.3億円。
現代の東京下町を舞台に、母親と息子、彼らを取り巻く人々が織り成す人間模様。
第66回ブルーリボン賞で吉永小百合が主演女優賞を受賞。
第47回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀脚本賞、吉永小百合が優秀主演女優賞、大泉洋が優秀助演男優賞、永野芽郁が優秀助演女優賞、優秀音楽賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀美術賞、優秀録音賞、優秀編集賞の11部門を受賞。
山田洋次監督と吉永小百合主演の「母べえ」、「母と暮らせば」に続く「母」3部作の3作目。

「福田村事件」

関東大震災直後の混乱の中で実際に起こった虐殺事件を題材に描いたドラマ。社会派ドキュメンタリー作品を手がけてきた森達也が自身初の劇映画作品として監督井浦新、田中麗奈、永山瑛太、東出昌大ほかが共演。
2023年9月1日(金)に公開され、興収2.4億円。
関東大震災直後の混乱の中、千葉県福田村で9人の行商団員が殺害された悲劇に至る過程…
第47回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞の3部門を受賞。
関東大震災から100年。いま見たことを、伝えたい…

「PERFECT DAYS」

ヴィム・ヴェンダースが監督・脚本役所広司主演で渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いたドラマ。中野有紗、田中泯、柄本時生ほかが共演。
2023年12月22日(金)に公開され、興収7.2億円。(2024年1月30日現在)
渋谷を舞台にトイレの清掃員の平山が送る日々の小さな揺らぎ…
第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞、エキュメニカル審査員賞を受賞
第47回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、役所広司が優秀主演男優賞の3部門を受賞。
渋谷区内17カ所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同したヴィム・ヴェンダースが、東京、渋谷の街、そして同プロジェクトで改修された公共トイレを舞台に描く…

第47回日本アカデミー賞の優秀賞受賞リスト
優秀作品賞
「怪物」
「ゴジラ-1.0」
「こんにちは、母さん」
「福田村事件」
「PERFECT DAYS」

優秀監督賞
ヴィム・ヴェンダース 「PERFECT DAYS」
是枝裕和 「怪物」
成田洋一 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
森達也 「福田村事件」
山崎貴 「ゴジラ-1.0」

優秀脚本賞
佐伯俊道、井上淳一、荒井晴彦 「福田村事件」
ツバキミチオ 「シャイロックの子供たち」
山浦雅大、成田洋一 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
山崎貴 「ゴジラ-1.0」
山田洋次、朝原雄三 「こんにちは、母さん」

優秀主演男優賞
阿部サダヲ 「シャイロックの子供たち」
神木隆之介 「ゴジラ-1.0」
鈴木亮平 「エゴイスト」
水上恒司 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
役所広司 「PERFECT DAYS」

優秀主演女優賞
綾瀬はるか 「リボルバー・リリー」
安藤サクラ 「怪物」
杉咲花 「市子」
浜辺美波 「ゴジラ-1.0」
吉永小百合 「こんにちは、母さん」

優秀助演男優賞
磯村勇斗 「月」
伊藤健太郎 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
大泉洋 「こんにちは、母さん」
加瀬亮 「首」
菅田将暉 「銀河鉄道の父」

優秀助演女優賞
安藤サクラ 「ゴジラ-1.0」
上戸彩 「シャイロックの子供たち」
永野芽郁 「こんにちは、母さん」
浜辺美波 「シン・仮面ライダー」
松坂慶子 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」

優秀音楽賞
上原ひろみ 「BLUE GIANT」
小林武史 「キリエのうた」
坂本龍一 「怪物」
佐藤直紀 「ゴジラ-1.0」
千住明 「こんにちは、母さん」

優秀撮影賞
「怪物」
「キングダム 運命の炎」
「ゴジラ-1.0」
「こんにちは、母さん」
「首」

優秀照明賞
「怪物」
「キングダム 運命の炎」
「ゴジラ-1.0」
「こんにちは、母さん」
「首」

優秀美術賞
「ゴジラ-1.0」
「首」
「こんにちは、母さん」
「レジェンド&バタフライ」
「怪物」

優秀録音賞
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
「首」
「ゴジラ-1.0」
「怪物」
「こんにちは、母さん」

優秀編集賞
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
「首」
「怪物」
「こんにちは、母さん」
「ゴジラ-1.0」

優秀アニメーション作品賞
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」
「君たちはどう生きるか」
「窓ぎわのトットちゃん」
「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」
「BLUE GIANT」

優秀外国作品賞
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
「バービー」
「パリタクシー」
「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」
「TAR/ター」

新人俳優賞
アイナ・ジ・エンド 「キリエのうた」
桜田ひより 「交換ウソ日記」
原菜乃華 「ミステリと言う勿れ」
福原遥 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
市川染五郎 「レジェンド&バタフライ」
黒川想矢 「怪物」
高橋文哉 「交換ウソ日記」
柊木陽太 「怪物」

協会特別賞
大村弘二 (美粧・床山)
空閑由美子 (キャスティング)
百束昭幸 (ステインベック編集機の販売・保守・点検・修理)
村瀬継蔵 (特殊美術造型)

会長功労賞
井川徳道 (美術)
上田正治 (撮影監督)
小林旭 (俳優)
酒井賢 (美術)
東陽一 (監督)
矢部一男 (照明)

会長特別賞
坂本龍一 (音楽)
阿部秀司 (プロデューサー)

第47回特別賞
シネバザール
東京現像所

情報元: 第47回日本アカデミー賞




2023年 米映画レビューサイトRotten Tomatoesのアカデミー賞作品賞受賞作のトップ10。どの作品が好きですか?




2023年 米映画レビューサイトRotten Tomatoesのアカデミー賞作品賞受賞作のトップ10。どの作品が好きですか?

1位はポン・ジュノ監督「パラサイト 半地下の家族」
2位はマイケル・カーティス監督「カサブランカ」
続いてジョセフ・L・マンキウィッツ監督「イヴの総て」、エリア・カザン監督「波止場」、バリー・ジェンキンス監督「ムーンライト」、スティーヴン・スピルバーグ監督「シンドラーのリスト」…どの作品が好きですか?

1位 「パラサイト 半地下の家族」(原題 Parasite)

ポン・ジュノ監督ソン・ガンホ主演で韓国社会の闇を描いたブラック・コメディ。
99%フレッシュ
2020年1月10日(金)に公開され、興収46億円。
全員無職で半地下の家で暮らすキム一家が徐々に裕福なパク家に入り込み、寄生していく…
第92回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門、第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール、第77回ゴールデン・グローブ賞で外国語映画賞を受賞
富裕層に寄生していく貧困層のキム一家を通して、シニカルに描かれる格差と分断の問題。いろいろなことを考えさせられ、心に突き刺さってきます。

2位「カサブランカ」(原題 Casablanca)

マイケル・カーティス監督ハンフリー・ボガードイングリット・バーグマン共演で描いた永遠のラブ・ストーリー。
99%フレッシュ
1946年6月20日(土)公開。
第二次大戦下のカサブランカで身を焦がすような恋に落ちながらも引き裂かれた男女の愛を描く…
第16回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞の3部門受賞。
主題歌”As Time Goes By”は、今も歌い継がれている名曲で、今だ色あせることのない永遠のラブ・ストーリーです。

3位 「イヴの総て」(原題 All About Eve)

ジョセフ・L・マンキウィッツ監督アン・バクスターベティ・デイヴィス共演でブロードウェイの舞台裏でベテラン女優と新進女優の名声とプライドを賭けた戦いを描いたドラマ。
99%フレッシュ
満場の拍手喝采の中、スターの座を手にしたイヴ。恩人である大女優を欺き、数々の策謀を巡らせてついに演劇界の頂点にのし上がっていた…
第23回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、ジョージ・サンダースが助演男優賞、衣装デザイン賞(白黒)、録音賞の6部門、第8回ゴールデン・グローブ賞で脚本賞、第4回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞、ベティ・デイヴィスが女優賞の2部門を受賞。
欲望が渦巻く演劇界の裏側をドラマティックな展開とウィットに富んだ会話で浮き彫りにしていて、ベティ・デイヴィスとアン・バクスターの白熱の演技合戦が楽しめます。

4位「波止場」(原題 On The Waterfront)

エリア・カザン監督マーロン・ブランド主演で正義を貫くために奮闘する男の姿を描いたドラマ。
1954年6月24日(土)公開。
99%フレッシュ
波止場で働くテリーは、港を牛耳る男の命令で兄が仲間を殺す現場を目撃。殺された男の妹が嘆く姿を見て、テリーは法廷での証言を決意する…
第27回アカデミー賞で作品賞、監督賞、マーロン・ブランドが主演男優賞、エヴァ・マリー・セイントが助演女優賞、脚本賞、編集賞、白黒部門の撮影賞、美術監督賞の8部門、第12回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門の作品賞と主演男優賞、監督賞、撮影賞の4部門を受賞。
ボクサー崩れのチンピラを演じるマーロン・ブランドの迫真の演技とエリア・カザン監督ならではの骨太の演出が光ります。

5位「ムーンライト」(原題 Moonlight)

バリー・ジェンキンス監督が様々な困難に遭いながらも強く生きるアフリカ系アメリカ人少年を描いたドラマ。
98%フレッシュ
2017年3月31日(金)に公開され、興収3.5億円。
マイアミを舞台に自分の居場所とアイデンティティを探すアフリカ系アメリカ人少年の成長を少年期、ティーンエイジャー期、成人期と3つの時代構成で描く…
第89回アカデミー賞で作品賞、脚色賞、マハーシャラ・アリが助演男優賞の3部門受賞。
ドラッグ、差別、虐待…アメリカの現代社会の闇。自分の中の本当の心の光を探そうとするシャロンのもがきが痛いほどに突き刺さってきます。

6位 「シンドラーのリスト」(原題 Schindler’s List)
シンドラーのリスト
ユダヤ人の命救い、自らも成長。
スティーヴン・スピルバーグ監督リーアム・ニーソン主演でナチの虐殺からユダヤ人の救済を決意したドイツ人実業家を描いた戦争ドラマ。
1994年2月26日(土)に公開され、配収20.5億円。
98%フレッシュ
第二次大戦下、1200人のユダヤ人をナチスの虐殺から救った実在のドイツ人実業家オスカー・シンドラーの姿をドキュメンタリー・タッチで描く…
第66回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、美術賞、作曲賞の7部門を受賞。
3時間を超す長尺をまったく飽きさせないスティーヴン・スピルバーグ監督の構成力と演出力。アカデミー賞で作品賞など7部門を受賞しただけあって、ホロコーストの真実を描いたドラマには胸を震わせられます。

7位「或る夜の出来事」(原題 It Happened One Night)

フランク・キャプラ監督クラーク・ゲーブルクローデット・コルベール共演で描いたラブ・コメディの傑作。
98%フレッシュ
1934年8月29日(土)公開。
父親に結婚を反対されて家を飛び出した大富豪の娘のエリーは乗り込んだバスで失業中の新聞記者のピーターと出会い、行動を共にすることになる…
第7回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、クラーク・ゲーブルが主演男優賞、クローデット・コルベールが主演女優賞の5部門を受賞。
二転三転するストーリーの面白さと全編にちりばめられたユーモアとロマンティックな雰囲気。”古き良き時代”を代表するコメディ映画の傑作です。

8位「レベッカ」(原題 Rebecca)

アルフレッド・ヒッチコック監督がハリウッドで最初に手がけたミステリー・ロマン。
98%フレッシュ
アメリカでは1940年3月22日(金)、日本では1951年4月7日(土)公開。
英国紳士マキシムと出会い、結婚した”わたし”はマンダレイ屋敷にやってくるが、その屋敷は前妻レベッカの陰に支配されていた…
第13回アカデミー賞で作品賞、撮影賞(白黒部門)を受賞。
光と影を生かした映像美が印象的なミステリー・ロマンの名作です。

9位「西部戦線異状なし」(原題 All Quiet on the Western Front)

エリッヒ・マリア・レマルクのベストセラー小説ルイス・マイルストン監督ルイス・エイヤースルイス・ウォルハイム共演で映画化した反戦映画。
1930年10月24日(土)公開。
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第一次世界大戦下のドイツ。少年ポールは愛国精神に心を動かされ入隊を決意するが、戦いの最前線は想像を絶する世界だった…
第3回アカデミー賞で作品賞、監督賞を受賞。
迫力あふれる戦闘シーン、全編を貫く戦争批判とヒューマニズム。歴史に残る戦争映画の名作です。

10位「サンライズ」(原題 Sunrise)

F・W・ムルナウ監督ジャネット・ゲイナージョージ・オブライエン共演で純朴な田舎の若夫婦の清い情愛を描いたサイレント・ムービー。
1928年9月21日(土)公開。
98%フレッシュ
田舎で幸福に暮す若夫婦。真面目な夫は都会から来た女に誘惑され、妻を殺そうとするが、寸手のところで思いとどまり、夫婦は仲直りする…
第1回アカデミー賞で芸術的優秀作品賞、ジャネット・ゲイナーが主演女優賞、撮影賞を受賞。
比類ない映像美にあふれたサイレント・ムービーの傑作です。

トップ10でどの作品が好きですか?

2023年 米映画レビューサイトRotten Tomatoesのアカデミー賞作品賞受賞作のトップ10でどの作品が好きですか?

情報元: BEST AND WORST OSCARS’ BEST PICTURE WINNERS




ここ6年間のアカデミー賞作品賞受賞作で印象深いのはどの作品ですか?




ここ6年間のアカデミー賞作品賞受賞作で印象深いのはどの作品ですか?

1927年5月11日に映画芸術科学アカデミーは非営利組織として36人の会員により創立されました。
その年に第1回アカデミー賞が発表され、2023年で第95回。世界で一番権威のある映画賞となっています。
この6年間のアカデミー賞作品賞を受賞したのは第90回「シェイプ・オブ・ウォーター」、第91回「グリーンブック」、第92回「パラサイト 半地下の家族」、第93回「ノマドランド」 、第94回「コーダ あいのうた」、第95回「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
この6作品の中で印象深いのはどの作品ですか?
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「シェイプ・オブ・ウォーター」(原題 The Shape of Water)

ギレルモ・デル・トロ監督サリー・ホーキンス主演で描いた種族を超えた愛を描いたファンタジー・ロマンス。
2018年3月1日(木)に公開され、興収7.6億円。
冷戦時代のアメリカを舞台に政府の極秘研究所に勤めるイライザが秘かに運び込まれた不思議な生きものに出会い、惹かれていく…
第90回アカデミー賞で作品賞、監督賞、美術賞、作曲賞の4部門、第75回ゴールデン・グローブ賞で監督賞、作曲賞の2部門、第74回ヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞。
様々な陰謀や差別がうごめく中で繰り広げられる、種族を超えたラブ・ストーリー。独特の映像と世界観で描かれたギレルモ・デル・トロ監督版”美女と野獣”。感動させられます。

「グリーンブック」(原題 Green Book)

ピーター・ファレリー監督ヴィゴ・モーテンセンマハーシャラ・アリ共演で黒人ピアニストと用心棒の友情を描いたヒューマン・ドラマ。
2019年3月1日(金)に公開され、興収21.2億円。
人種差別が根強く残る1962年を舞台に、天才黒人ピアニストのシャーリーが粗野なトニーを用心棒として雇い、アメリカ南部へコンサート・ツアーに出かける…
第91回アカデミー賞で作品賞、マハーシャラ・アリが助演男優賞、脚本賞の3部門、第76回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門の作品賞、ヴィゴ・モーテンセンセンが主演男優賞、監督賞、脚本賞、マハーシャラ・アリが助演男優賞の5部門、第43回トロント国際映画祭で観客賞(最高賞)を受賞。
ガサツなイタリア系用心棒とインテリな黒人天才ピアニストの前途多難な旅。様々な困難、差別を乗り越えて、徐々に深まっていく二人の友情には感動させられます。

「パラサイト 半地下の家族」(原題 Parasite)

ポン・ジュノ監督ソン・ガンホ主演で韓国社会の闇を描いたブラック・コメディ。
2020年1月10日(金)に公開され、興収46.6億円。
全員無職で半地下の家で暮らすキム一家が徐々に裕福なパク家に入り込み、寄生していく…
第92回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門、第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール、第77回ゴールデン・グローブ賞で外国語映画賞を受賞
富裕層に寄生していく貧困層のキム一家を通して、シニカルに描かれる格差と分断の問題。いろいろなことを考えさせられ、心に突き刺さってきます。

「ノマドランド」(原題 Nomadland)

ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」クロエ・ジャオ監督フランシス・マクドーマンド主演で映画化。
車上生活者、”現代のノマド(遊牧民)”の生き様を描いたロード・ムービー
2021年3月26日(金)に公開され、興収4.3億円。
金融危機により全てを失った60代女性ファーンが車上生活者、”現代のノマド(遊牧民)”として生きる希望を求めて放浪の旅を続ける…
第93回アカデミー賞で作品賞、監督賞、フランシス・マクドーマンドが主演女優賞の3部門、第78回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門作品賞、監督賞の2部門、第77回ベネチア国際映画祭で金獅子賞、第45回トロント国際映画祭で観客賞を受賞。
広大な西部の大自然の映像美とともに描かれる今を生きる”現代のノマド(遊牧民)”の希望。

「コーダ あいのうた」(原題 CODA)

サンダンス映画祭で史上最多の4部門受賞。家族のなかで唯一”健聴者”の少女が夢を追う物語。2014年製作のフランス映画「エール!」を「タルーラ 彼女たちの事情」のシアン・ヘダーが監督・脚本を務めてリメイク。
2022年1月21日(金)に公開され、興収6.4億円。
家族の中で独り健聴者の女子高生のルビーが歌の才能を認められたことをきっかけに夢と現実のはざまで葛藤する…
第94回アカデミー賞で作品賞、脚色賞、トロイ・コッツァーが助演男優賞の3部門を受賞。
サンダンス映画祭でグランプリ、観客賞、監督賞、アンサンブルキャスト賞の4部門受賞。
「CODA(コーダ)」とは「Children of Deaf Adults = “耳の聴こえない両親に育てられた子供”」
聞こえない家族の「通訳」係だった少女の知られざる歌声。やがて家族の夢となる…

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(原題 Everything Everywhere All at Once)

ミシェル・ヨー主演の空前絶後のアクション・エンターテインント。ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナートが監督
2023年3月3日(金)に公開され、興収8.1億円。
赤字コインランドリーの経営に頭を抱えるエヴリンがマルチバースにジャンプし、カンフーの達人の”別の宇宙のエヴリン”の力を得て、巨大な悪と闘う…
第95回アカデミー賞で作品賞、監督賞、ミシェル・ヨーが主演女優賞、キー・ホイ・クァンが助演男優賞、ジェイミー・リー・カーティスが助演女優賞、脚本賞、編集賞の7部門、第80回ゴールデン・グローブ賞でミシェル・ヨーがミュージカル・コメディ部門主演女優賞、キー・ホイ・クァンが助演男優賞の2部門を受賞。
マルチバースとカンフーで世界を救え!?A24が贈る空前絶後のアクション・エンターテイメント。

ここ6年間のアカデミー賞作品賞受賞作で印象深いのはどの作品ですか?




第97回キネマ旬報ベスト・テン。読者ベストテン 外国映画でどの作品を見ましたか?




第97回キネマ旬報ベスト・テン読者ベストテン 外国映画でどの作品を見ましたか?

1位はマーティン・スコセッシ監督「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
2位はケイト・ブランシェット主演「TAR ター」
続いてスティーヴン・スピルバーグ監督「フェイブルマンズ」、トム・クルーズ主演「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」、マーティン・マクドナー監督「イニシェリン島の精霊」「枯れ葉」

第97回キネマ旬報ベスト・テン。読者ベストテン 外国映画は次の通りです。
1位 「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(原題 Killers of the Flower Moon)

マーティン・スコセッシ監督レオナルド・ディカプリオ主演で実話を基に描いた西部劇サスペンス。ロバート・デ・ニーロ、リリー・グラッドストーン、ジェシー・プレモンスほかが共演。
2023年10月20日(金)に公開され、興収2.5億円。
石油を採掘したアメリカ先住民の部族から富を奪おうと悪事を加速させていく白人たちを、ある男女の恋を絡めて描く…
オクラホマで起こった先住民族の連続殺人という悲惨な事件をスリリングかつエモーショナルに描く…

2位 「TAR ター」(原題 TAR)

ケイト・ブランシェット主演、天才指揮者リディア・ターの物語。「リトル・チルドレン」のトッド・フィールドが監督・脚本・製作ニーナ・ホス、ノエミ・メルランほかが共演。
2023年5月12日(金)に公開され、興収0.3億円。
ベルリンフィル初の女性マエストロとなったリディア・ターが重圧や陰謀により追い詰められていく…
第80回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門主演女優賞第79回ベネチア国際映画祭でポルピ杯(最優秀女優賞)を受賞。

3位 「フェイブルマンズ」(原題 The Fablemans)

スティーヴン・スピルバーグ監督が映画監督になる夢を叶えた自身の原体験を描いたドラマ。ガブリエル・ラベル、ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノほかが共演。
2023年3月3日(金)に公開され、興収1.9億円。
初めて訪れた映画館で映画に魅了された少年サミー・フェイブルマンが様々な人々との出会いを通じて映画監督になる夢を追い求める…
第80回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門の作品賞、監督賞を受賞。第95回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞ほか7部門にノミネート。

4位 「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」(原題 Mission: Impossible Dead Reckoning Part One)

トム・クルーズ主演、前作に引き続きクリストファー・マッカリーが監督・脚本を手掛けたシリーズ第7作。サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソンほかが共演。
2023年7月21日(金)に公開され、興収53.8億円。
IMFエージェントのイーサン・ハントに課せられた究極のミッションは全人類を脅かす新兵器が悪の手に渡る前に見つけ出すこと…
欧州市街地での激しいカーチェイスや、断崖絶壁からの大ジャンプ、そして激走する列車上での格闘が展開。
トム・クルーズはノルウェーの雄大な山々に囲まれた切り立った断崖絶壁から飛び立つ、「俳優人生で最も危険」と自身が称する撮影を敢行。

5位 「イニシェリン島の精霊」(原題 The Banshees of Inisherin)

「スリー・ビルボード」のマーティン・マクドナー監督が人の死を予告するというアイルランドの精霊バンシーを描いたヒューマン・ドラマ。コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソンほかが共演。
2023年1月27日(金)に公開され、興収1.0億円。
島民全員が顔見知りであるアイルランドの孤島を舞台に親友同士の男たちの間で起こる絶縁騒動…
第80回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門で作品賞、コリン・ファレルが主演男優賞、脚本賞を受賞。
第74回ヴェネチア国際映画祭で脚本賞、コリン・ファレルがポルピ杯(最優秀男優賞)の2部門トロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞。
才気に満ちたセリフの応酬とともに喜劇と悲劇のはざまを揺れ続け、突然訪れるクライマックス…

6位 「枯れ葉」(原題 Kuolleet lehdet)

フィンランドの名匠アキ・カウリスマキ監督が5年ぶりに手掛けたラブ・ストーリー。アルマ・ポウスティ、ユッシ・バタネンほかが共演。
2023年12月15日(金)公開。
フィンランドのヘルシンキを舞台に孤独を抱えながら生きる男女が、かけがえのないパートナーを見つけようとする…
第76回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞第96回アカデミー賞で国際長篇映画賞のフィンランド代表に選出
戦争や暴力がはびこる世の中で、たったひとつの愛を信じつづける恋人たちの姿…

7位 「バービー」(原題 Barbie)

世界で有名なファッションドールの世界をマーゴット・ロビーライアン・ゴズリング共演で映画化。「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグが監督・脚本ウィル・フェレル、シム・リウほかが共演。
2023年8月11日(金)に公開され、興収7.3億円。
ハッピーな毎日を送ることのできるバービーランドでハッピーに暮らすバービーとケンが人間の世界に迷い込んでしまう…
完璧なバービーランドから、人間の世界へ。2人が知った驚きの秘密…

8位 「エンパイア・オブ・ライト」(原題 Empire of Light)

サム・メンデス監督オリヴィア・コールマン主演で描いた映画と映画館への讃歌。マイケル・ウォード、コリン・ファースほかが共演。
2023年2月23日(木・祝)に公開され、興収0.2億円。
1980年のイギリスの映画館で心に闇を抱えながら働くヒラリーが青年スティーヴンと出会い、心を通わせながら、生きる希望を見出していく…
1980年のイギリス南岸の静かなリゾート地に生きる人々の絆と”映画と映画館という魔法”。

9位 「トリとロキタ」(原題 Tori et Lokita)

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督がベルギーに流れ着いた偽りの姉弟を描いたドラマ。トリとロキタには演技初経験のパブロ・シルズとジョエリー・ムブンドゥ
2023年3月31日(金)公開。
アフリカからベルギーに流れ着いた偽りの姉弟のトリとロキタが正規の仕事に就くために危険な闇組織の仕事を始める…
第75回カンヌ映画祭で75周年記念大賞を受賞
BGMなし、演技未経験の主演俳優、そぎ落とされた作劇に加え、先の読めないサスペンス。

10位 「ザ・ホエール」(原題 The Whale)

アカデミー賞主演男優賞受賞ブレンダン・フレイザー主演の異色の室内劇。劇作家サミュエル・D・ハンターの舞台劇を「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキー監督が映画化。セイディー・シンク、ホン・チャウほかが共演。
2023年4月7日(金)に公開され、興収1.0億円。
余命わずかな体重272キロの孤独な40代の男チャーリー疎遠だった娘への無償の愛を紡ぐ最期の5日間…
第95回アカデミー賞でブレンダン・フレイザーが主演男優賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞
毎日4時間の特殊メイクと、5人がかりで着脱しなければならないほど重いファットスーツで作り上げたブレンダン・フレイザーの迫真の演技。

情報元: キネマ旬報ベスト・テン
キネマ旬報 2024年2月増刊




第97回キネマ旬報ベスト・テンが発表。外国映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?




第97回キネマ旬報ベスト・テンが発表。外国映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?

1位はケイト・ブランシェット主演「TAR ター」
2位はマーティン・スコセッシ監督「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
続いてアキ・カウリスマキ監督「枯れ葉」、カンヌ国際映画祭審査員賞受賞「EO イーオー」、スティーヴン・スピルバーグ監督「フェイブルマンズ」、マーティン・マクドナー監督「イニシェリン島の精霊」… 外国映画ベスト・テンは→

第97回キネマ旬報ベスト・テンの外国映画ベスト・テンは次の通りです。
1位 「TAR ター」(原題 TAR)

ケイト・ブランシェット主演、天才指揮者リディア・ターの物語。「リトル・チルドレン」のトッド・フィールドが監督・脚本・製作ニーナ・ホス、ノエミ・メルランほかが共演。
2023年5月12日(金)に公開され、興収0.3億円。
ベルリンフィル初の女性マエストロとなったリディア・ターが重圧や陰謀により追い詰められていく…
第80回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門主演女優賞第79回ベネチア国際映画祭でポルピ杯(最優秀女優賞)を受賞。

2位 「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(原題 Killers of the Flower Moon)

マーティン・スコセッシ監督レオナルド・ディカプリオ主演で実話を基に描いた西部劇サスペンス。ロバート・デ・ニーロ、リリー・グラッドストーン、ジェシー・プレモンスほかが共演。
2023年10月20日(金)に公開され、興収2.5億円。
石油を採掘したアメリカ先住民の部族から富を奪おうと悪事を加速させていく白人たちを、ある男女の恋を絡めて描く…
オクラホマで起こった先住民族の連続殺人という悲惨な事件をスリリングかつエモーショナルに描く…

3位 「枯れ葉」(原題 Kuolleet lehdet)

フィンランドの名匠アキ・カウリスマキ監督が5年ぶりに手掛けたラブ・ストーリー。アルマ・ポウスティ、ユッシ・バタネンほかが共演。
2023年12月15日(金)公開。
フィンランドのヘルシンキを舞台に孤独を抱えながら生きる男女が、かけがえのないパートナーを見つけようとする…
第76回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞第96回アカデミー賞で国際長篇映画賞のフィンランド代表に選出
戦争や暴力がはびこる世の中で、たったひとつの愛を信じつづける恋人たちの姿…

4位 「EO イーオー」(原題 EO)

カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。ロバの目を通して描かれる現代の寓話、5月5日(金)公開。「エッセンシャル・キリング」のポーランドのイエジー・スコリモフスキが監督・脚本・製作サンドラ・ドルジマルスカほかが共演。
心優しきパフォーマーのカサンドラとサーカス団で暮らしていたロバのEOは、ある日サーカス団から連れ出されてしまう…
第75回カンヌ国際映画祭で審査員賞、作曲賞を受賞第95回アカデミー賞で国際長編映画賞にノミネート
一頭のロバの目を通して描かれる人間のおかしさと愚かさ。

5位 「フェイブルマンズ」(原題 The Fablemans)

スティーヴン・スピルバーグ監督が映画監督になる夢を叶えた自身の原体験を描いたドラマ。ガブリエル・ラベル、ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノほかが共演。
2023年3月3日(金)に公開され、興収1.9億円。
初めて訪れた映画館で映画に魅了された少年サミー・フェイブルマンが様々な人々との出会いを通じて映画監督になる夢を追い求める…
第80回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門の作品賞、監督賞を受賞。第95回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞ほか7部門にノミネート。

6位 「イニシェリン島の精霊」(原題 The Banshees of Inisherin)

「スリー・ビルボード」のマーティン・マクドナー監督が人の死を予告するというアイルランドの精霊バンシーを描いたヒューマン・ドラマ。コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソンほかが共演。
2023年1月27日(金)に公開され、興収1.0億円。
島民全員が顔見知りであるアイルランドの孤島を舞台に親友同士の男たちの間で起こる絶縁騒動…
第80回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門で作品賞、コリン・ファレルが主演男優賞、脚本賞を受賞。
第74回ヴェネチア国際映画祭で脚本賞、コリン・ファレルがポルピ杯(最優秀男優賞)の2部門トロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞。
才気に満ちたセリフの応酬とともに喜劇と悲劇のはざまを揺れ続け、突然訪れるクライマックス…

7位 「別れる決心」(原題 Decision to Leave)

パク・チャヌク監督が殺人事件を追う刑事と被疑者が惹かれ合っていく姿を描いたサスペンス・ドラマ。パク・ヘイル、タン・ウェイほかが共演。
2023年2月17日(金)公開。
ある殺人事件をきっかけに刑事と被疑者として出会った男女が疑念を抱きながらも惹かれ合っていく…
第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞
刑事と容疑者はひとつ目の殺人で別れ、ふたつ目の殺人で再会する。疑うほどに惹かれあうサスペンス・ロマン。

8位 「エンパイア・オブ・ライト」(原題 Empire of Light)

サム・メンデス監督オリヴィア・コールマン主演で描いた映画と映画館への讃歌。マイケル・ウォード、コリン・ファースほかが共演。
2023年2月23日(木・祝)に公開され、興収0.2億円。
1980年のイギリスの映画館で心に闇を抱えながら働くヒラリーが青年スティーヴンと出会い、心を通わせながら、生きる希望を見出していく…
1980年のイギリス南岸の静かなリゾート地に生きる人々の絆と”映画と映画館という魔法”。

9位 「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(原題 Everything Everywhere All at Once)

ミシェル・ヨー主演の空前絶後のアクション・エンターテインント。ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナートが監督
2023年3月3日(金)に公開され、興収8.5億円。
赤字コインランドリーの経営に頭を抱えるエヴリンがマルチバースにジャンプし、カンフーの達人の”別の宇宙のエヴリン”の力を得て、巨大な悪と闘う…
第95回アカデミー賞で作品賞、監督賞、ミシェル・ヨーが主演女優賞、キー・ホイ・クァンが助演男優賞、ジェイミー・リー・カーティスが助演女優賞、脚本賞、編集賞の7部門、第80回ゴールデン・グローブ賞でミシェル・ヨーがミュージカル・コメディ部門主演女優賞、キー・ホイ・クァンが助演男優賞の2部門を受賞。
マルチバースとカンフーで世界を救え!?A24が贈る空前絶後のアクション・エンターテイメント。

10位 「ウーマン・トーキング 私たちの選択」(原題 Women Talking)

サラ・ポーリーが監督・脚本、尊厳を守るための女性たちの物語。南米ボリビアで実際にあった事件を基にしたミリアム・トウズの小説を映画化。ルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリー、ベン・ウィショーほかが共演。
2023年6月2日(金)公開。
キリスト教一派の村で性暴力に遭った女性たちが自らの未来を懸けた話し合いを行う…
第95回アカデミー賞で脚色賞を受賞。
実話を基にした、自らの尊厳を守るために語り合った女性たちの物語。

情報元: キネマ旬報ベスト・テン
キネマ旬報 2024年2月増刊




第97回キネマ旬報ベスト・テンが発表。日本映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?




第97回キネマ旬報ベスト・テンが発表。日本映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?

1位は阪本順治監督、黒木華主演 「せかいのおきく」。続いてヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演「PERFECT DAYS」、塚本晋也監督、趣里主演「ほかげ」、森達也監督「福田村事件」、石井裕也監督、宮沢りえ主演「月」、荒井晴彦監督、綾野剛主演「花腐し」

第97回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベスト・テンは次の通りです。
1位 「せかいのおきく」

阪本順治監督黒木華主演で人と人のぬくもりをモノクロ映像で描いたドラマ。「北のカナリアたち」の阪本順治が監督・脚本寛一郎、池松壮亮、佐藤浩市、石橋蓮司ほかが共演。
2023年4月28日(金)に公開され、興収0.6億円。
武家に生まれたおきくは事件で声を失いながらも、好意を寄せる相手に思いを伝えようとする…
第78回毎日映画コンクールで日本映画大賞、脚本賞、録音賞の3部門 を受賞。
江戸末期を舞台に人と人の温もり、命の巡り、ひたむきに生きる若者たちをモノクロ映像で描いた物語。

2位 「PERFECT DAYS」

ヴィム・ヴェンダースが監督・脚本役所広司主演で渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いたドラマ。中野有紗、田中泯、柄本時生ほかが共演。
2023年12月22日(金)に公開され、興収7.2億円。(2024年1月30日現在)
渋谷を舞台にトイレの清掃員の平山が送る日々の小さな揺らぎ…
第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞、エキュメニカル審査員賞を受賞
第47回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、役所広司が優秀主演男優賞の3部門を受賞。
渋谷区内17カ所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同したヴィム・ヴェンダースが、東京、渋谷の街、そして同プロジェクトで改修された公共トイレを舞台に描く…

3位 「ほかげ」

塚本晋也監督趣里主演で終戦直後を舞台に絶望と闇を抱えながら生きる人々の姿を描いたドラマ。河野宏紀、利重剛、大森立嗣、森山未來ほかが共演。
2023年11月25日(土)公開。
戦争で家族を失い、ひとりで小さな居酒屋を営む女性が家族を空襲で失った子供と出会う…
第80回ヴェネチア国際映画祭でNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞
戦争を民衆の目線で描き、現代の世に問う祈りの物語。

4位 「福田村事件」

関東大震災直後の混乱の中で実際に起こった虐殺事件を題材に描いたドラマ。社会派ドキュメンタリー作品を手がけてきた森達也が自身初の劇映画作品として監督井浦新、田中麗奈、永山瑛太、東出昌大ほかが共演。
2023年9月1日(金)に公開され、興収2.4億円。
関東大震災直後の混乱の中、千葉県福田村で9人の行商団員が殺害された悲劇に至る過程…
第47回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞の3部門を受賞。
関東大震災から100年。いま見たことを、伝えたい…

5位 「月」

宮沢りえ主演で実際に起きた障がい者殺傷事件をモチーフに映画化。辺見庸の小説を「舟を編む」の石井裕也監督が映画化。オダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみほかが共演。
2023年10月13日(金)公開。
重度障害者施設で働くことになった堂島洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにする…
第78回毎日映画コンクールで監督賞、撮影賞の2部門を受賞。
「狂気」と一言で裁くことのできない問いを突きつける。

6位 「花腐し」

芥川賞を受賞した松浦寿輝の小説綾野剛主演で映画化した愛の物語。「火口のふたり」の荒井晴彦が監督・脚本柄本佑、さとうほなみほかが共演。
2023年11月10日(金)公開。
斜陽のピンク映画業界に生きる映画監督と脚本家志望だった男が愛した女は、同じ女だった…
ふたりの男とひとりの女が織りなす切なくも純粋な愛。

7位 「怪物」

是枝裕和が監督坂元裕二が脚本坂本龍一が音楽を手掛けたドラマ。安藤サクラ永山瑛太黒川想矢柊木陽太ほかが共演。
2023年6月2日(金)に公開され、興収21.5億円。
郊外の町で起きた子供同士のケンカ。子供たちの食い違う主張が社会やメディアを巻き込む騒動になっていく…
第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞、クィア・パルム賞の2部門第66回ブルーリボン賞で黒川想矢が新人賞を受賞。
「怪物」とは何か、登場人物それぞれの視線を通した「怪物」探しの果てに訪れる結末…

8位 「ゴジラ-1.0」

「ゴジラ」の生誕70周年記念山崎貴が監督・脚本・VFX。神木隆之介、浜辺美波が主演。山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、 佐々木蔵之介ほかが共演。
2023年11月3日(金)に公開され、興収57.3億円。(2024年2月8日現在)
生きて、抗え。焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。
日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目。シリーズ史上最悪の絶望が日本を襲う!
第66回ブルーリボン賞で作品賞、神木隆之介が主演男優賞、浜辺美波が助演女優賞の3部門を受賞。
生きて、抗え。焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。

9位 「君たちはどう生きるか」

宮崎駿監督が10年ぶりに手がける長編アニメーション。
2023年7月14日(金)に公開され、興収88.7億円。(2024年2月8日現在)
宮崎駿監督が原作・脚本を務めるオリジナル・ストーリーが展開。タイトルは吉野源三郎の小説から由来
公開まであらすじ、キャスト・スタッフなどの情報が告知されないことを、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが明言。

10位 「春画先生」

内野聖陽主演で江戸文化の裏の華である「春画」愛を描いたコメディ。塩田明彦が原作・脚本・監督北香那、柄本佑ほかが共演。
2023年10月13日(金)公開。
江戸文化の裏の華である「春画」に魅せられた変わり者の春画研究者としっかり者の弟子という師弟コンビが繰り広げる春画愛…
劇映画で無修正の浮世絵春画がR15+として映倫に認証された日本映画史上初となる作品。

情報元: キネマ旬報ベスト・テン
キネマ旬報 2024年2月増刊




第47回日本アカデミー賞の優秀賞が発表。優秀外国作品賞を受賞した5作でどの作品が好きですか?




第47回日本アカデミー賞の優秀賞が発表

優秀外国作品賞を受賞したのはマーティン・スコセッシ監督「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」、マーゴット・ロビー主演「バービー」、クリスチャン・カリオン監督「パリタクシー」、トム・クルーズ主演「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」、ケイト・ブランシェット主演「TAR ター」の5作品。どの作品が好きですか?

「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(原題 Killers of the Flower Moon)

マーティン・スコセッシ監督レオナルド・ディカプリオ主演で実話を基に描いた西部劇サスペンス。ロバート・デ・ニーロ、リリー・グラッドストーン、ジェシー・プレモンスほかが共演。
2023年10月20日(金)に公開され、興収2.5億円。
石油を採掘したアメリカ先住民の部族から富を奪おうと悪事を加速させていく白人たちを、ある男女の恋を絡めて描く…
オクラホマで起こった先住民族の連続殺人という悲惨な事件をスリリングかつエモーショナルに描く…

「バービー」(原題 Barbie)

世界で有名なファッションドールの世界をマーゴット・ロビーライアン・ゴズリング共演で映画化。「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグが監督・脚本ウィル・フェレル、シム・リウほかが共演。
2023年8月11日(金)に公開され、興収7.3億円。
ハッピーな毎日を送ることのできるバービーランドでハッピーに暮らすバービーとケンが人間の世界に迷い込んでしまう…
完璧なバービーランドから、人間の世界へ。2人が知った驚きの秘密…

「パリタクシー」(原題 Une belle course)

タクシー運転手と終活に向かうマダムのパリ横断ドライブを描いたドラマ。シャンソン歌手のリーヌ・ルノー、コメディアンのダニー・ブーンが共演。「フェアウェル さらば、哀しみのスパイ」のクリスチャン・カリオンが監督
2023年4月7日(金)公開。
不愛想なタクシー運転手が乗せたのは、終活に向かうマダム。彼女の依頼は人生を巡るパリ横断の”寄り道”だった…
単純だったはずのドライブは、いつしか2人の人生を大きく動かす驚愕の旅へと変貌していく…

「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」(原題 Mission: Impossible Dead Reckoning Part One)

トム・クルーズ主演、前作に引き続きクリストファー・マッカリーが監督・脚本を手掛けたシリーズ第7作。サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソンほかが共演。
2023年7月21日(金)に公開され、興収53.8億円。
IMFエージェントのイーサン・ハントに課せられた究極のミッションは全人類を脅かす新兵器が悪の手に渡る前に見つけ出すこと…
欧州市街地での激しいカーチェイスや、断崖絶壁からの大ジャンプ、そして激走する列車上での格闘が展開。
トム・クルーズはノルウェーの雄大な山々に囲まれた切り立った断崖絶壁から飛び立つ、「俳優人生で最も危険」と自身が称する撮影を敢行。

「TAR ター」(原題 TAR)

ケイト・ブランシェット主演、天才指揮者リディア・ターの物語。「リトル・チルドレン」のトッド・フィールドが監督・脚本・製作ニーナ・ホス、ノエミ・メルランほかが共演。
2023年5月12日(金)に公開され、興収0.3億円。
ベルリンフィル初の女性マエストロとなったリディア・ターが重圧や陰謀により追い詰められていく…
第80回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門主演女優賞第79回ベネチア国際映画祭でポルピ杯(最優秀女優賞)を受賞。

第47回日本アカデミー賞の優秀賞受賞リスト
優秀作品賞
「怪物」
「ゴジラ-1.0」
「こんにちは、母さん」
「福田村事件」
「PERFECT DAYS」

優秀監督賞
ヴィム・ヴェンダース 「PERFECT DAYS」
是枝裕和 「怪物」
成田洋一 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
森達也 「福田村事件」
山崎貴 「ゴジラ-1.0」

優秀脚本賞
佐伯俊道、井上淳一、荒井晴彦 「福田村事件」
ツバキミチオ 「シャイロックの子供たち」
山浦雅大、成田洋一 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
山崎貴 「ゴジラ-1.0」
山田洋次、朝原雄三 「こんにちは、母さん」

優秀主演男優賞
阿部サダヲ 「シャイロックの子供たち」
神木隆之介 「ゴジラ-1.0」
鈴木亮平 「エゴイスト」
水上恒司 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
役所広司 「PERFECT DAYS」

優秀主演女優賞
綾瀬はるか 「リボルバー・リリー」
安藤サクラ 「怪物」
杉咲花 「市子」
浜辺美波 「ゴジラ-1.0」
吉永小百合 「こんにちは、母さん」

優秀助演男優賞
磯村勇斗 「月」
伊藤健太郎 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
大泉洋 「こんにちは、母さん」
加瀬亮 「首」
菅田将暉 「銀河鉄道の父」

優秀助演女優賞
安藤サクラ 「ゴジラ-1.0」
上戸彩 「シャイロックの子供たち」
永野芽郁 「こんにちは、母さん」
浜辺美波 「シン・仮面ライダー」
松坂慶子 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」

優秀音楽賞
上原ひろみ 「BLUE GIANT」
小林武史 「キリエのうた」
坂本龍一 「怪物」
佐藤直紀 「ゴジラ-1.0」
千住明 「こんにちは、母さん」

優秀撮影賞
「怪物」
「キングダム 運命の炎」
「ゴジラ-1.0」
「こんにちは、母さん」
「首」

優秀照明賞
「怪物」
「キングダム 運命の炎」
「ゴジラ-1.0」
「こんにちは、母さん」
「首」

優秀美術賞
「ゴジラ-1.0」
「首」
「こんにちは、母さん」
「レジェンド&バタフライ」
「怪物」

優秀録音賞
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
「首」
「ゴジラ-1.0」
「怪物」
「こんにちは、母さん」

優秀編集賞
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
「首」
「怪物」
「こんにちは、母さん」
「ゴジラ-1.0」

優秀アニメーション作品賞
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」
「君たちはどう生きるか」
「窓ぎわのトットちゃん」
「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」
「BLUE GIANT」

優秀外国作品賞
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
「バービー」
「パリタクシー」
「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」
「TAR/ター」

新人俳優賞
アイナ・ジ・エンド 「キリエのうた」
桜田ひより 「交換ウソ日記」
原菜乃華 「ミステリと言う勿れ」
福原遥 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
市川染五郎 「レジェンド&バタフライ」
黒川想矢 「怪物」
高橋文哉 「交換ウソ日記」
柊木陽太 「怪物」

協会特別賞
大村弘二 (美粧・床山)
空閑由美子 (キャスティング)
百束昭幸 (ステインベック編集機の販売・保守・点検・修理)
村瀬継蔵 (特殊美術造型)

会長功労賞
井川徳道 (美術)
上田正治 (撮影監督)
小林旭 (俳優)
酒井賢 (美術)
東陽一 (監督)
矢部一男 (照明)

会長特別賞
坂本龍一 (音楽)
阿部秀司 (プロデューサー)

第47回特別賞
シネバザール
東京現像所

情報元: 第47回日本アカデミー賞