9月30日は女優のデボラ・カーの誕生日。「地上より永遠に」、「王様と私」、「めぐり逢い」は見たことがありますか?
デボラ・カーは1920年9月30日にスコットランドのグラスゴーで生まれました。
バレリーナとして活躍し、長身のため女優に転身し、1953年「地上より永遠に」でのキス・シーンが話題になり、次々と話題作に主演しました。
代表作としては次の通りです。
★「地上より永遠に」(原題 From Here To Eternal)
「ジャッカルの日」のフレッド・ジンネマン監督がバート・ランカスター主演で描いた戦争ドラマの名作。
1953年10月18日(土)公開。
太平洋戦争が間近に迫る1941年のパールハーバーを舞台に、軍隊で生きる男たちの愛と苦悩を痛切に描く…
第26回アカデミー賞で作品賞、監督賞ほか8部門を受賞。
デボラ・カーは中隊長の妻のカレンを演じ、夫の部下と浮気をし、有名な波打ち際でのキスシーンを披露。第26回アカデミー賞で主演女優賞にノミネート。
★「王様と私」(原題 The King And I)
名作ブロードウェイ劇をウォルター・ラング監督がユル・ブリンナー共演で映画化したミュージカル映画の傑作。
1956年10月26日(土)公開。
第29回アカデミー賞で主演男優賞ほか5部門受賞、第14回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門で作品賞、主演女優賞を受賞。
19世紀、シャム王国に家庭教師としてやってきた英国人女性のアンナ。尊大かつ頑固なシャム国王と衝突を繰り返しながらも、文化・習慣の違いを乗り越え、2人の間には友情と愛が芽生えるが…
デボラ・カーは英国人女性のアンナを熱演し、第14回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門で主演女優賞を受賞、第29回アカデミー賞で主演女優賞にノミネート。
https://www.youtube.com/watch?v=jfvpFluHQaA
★「めぐり逢い」(原題 An Affair To Remember)
ケイリー・グラント共演の不朽のラブ・ロマンスの傑作。
監督・原案・脚本はレオ・マッケリー。1939年に製作した「邂逅」(原題 Love Affair)を自らリメイク。
1957年10月22日(土)公開。
ニューヨークへ向かう豪華客船のデッキで出会った画家のニッキーと歌手のテリー。二人は次第に惹かれ合うが、お互いに婚約者がいる身の彼らはそれぞれの恋を清算して、半年後、エンパイアステートビルの屋上で再会することを約束する…
デボラ・カーは歌手のテリーを熱演し、ケイリー・グラント演じる画家のニッキーとのラブ・ロマンスを魅せてくれます
1993年にはノーラ・エフロン監督がトム・ハンクス、メグ・ライアン主演でこの作品をモチーフにした「めぐり逢えたら」が公開されました。
アカデミー賞主演女優賞には「王様と私」ほか6回ノミネートされつつも受賞することなく、「オスカーの偉大な敗者」と呼ばれ、1994年に第66回アカデミー賞名誉賞を受賞しました。
パーキンソン病を長年患い、イギリスのサフォークにて2007年10月16日、86歳で死去されました。
デボラ・カーの出演作はいまだ色あせることのない名作ばかりです。「地上より永遠に」、「王様と私」、「めぐり逢い」は見たことがありますか?