日別アーカイブ: 2014年9月30日

9月30日は女優のデボラ・カーの誕生日。「地上より永遠に」、「王様と私」、「めぐり逢い」は見たことがありますか?

9月30日は女優のデボラ・カーの誕生日「地上より永遠に」「王様と私」「めぐり逢い」は見たことがありますか?
デボラ・カー
デボラ・カーは1920年9月30日にスコットランドのグラスゴーで生まれました。
バレリーナとして活躍し、長身のため女優に転身し、1953年「地上より永遠に」でのキス・シーンが話題になり、次々と話題作に主演しました。

代表作としては次の通りです。
「地上より永遠に」(原題 From Here To Eternal)
地上より永遠に
「ジャッカルの日」のフレッド・ジンネマン監督バート・ランカスター主演で描いた戦争ドラマの名作。
1953年10月18日(土)公開。
太平洋戦争が間近に迫る1941年のパールハーバーを舞台に、軍隊で生きる男たちの愛と苦悩を痛切に描く…
第26回アカデミー賞で作品賞、監督賞ほか8部門を受賞。
デボラ・カーは中隊長の妻のカレンを演じ、夫の部下と浮気をし、有名な波打ち際でのキスシーンを披露。第26回アカデミー賞で主演女優賞にノミネート。

「王様と私」(原題 The King And I)
王様と私
名作ブロードウェイ劇をウォルター・ラング監督ユル・ブリンナー共演で映画化したミュージカル映画の傑作。
1956年10月26日(土)公開。
第29回アカデミー賞で主演男優賞ほか5部門受賞、第14回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門で作品賞、主演女優賞を受賞。
19世紀、シャム王国に家庭教師としてやってきた英国人女性のアンナ。尊大かつ頑固なシャム国王と衝突を繰り返しながらも、文化・習慣の違いを乗り越え、2人の間には友情と愛が芽生えるが…
デボラ・カーは英国人女性のアンナを熱演し、第14回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門で主演女優賞を受賞、第29回アカデミー賞で主演女優賞にノミネート。
https://www.youtube.com/watch?v=jfvpFluHQaA
「めぐり逢い」(原題 An Affair To Remember)
めぐり逢い
ケイリー・グラント共演の不朽のラブ・ロマンスの傑作。
監督・原案・脚本はレオ・マッケリー。1939年に製作した「邂逅」(原題 Love Affair)を自らリメイク。
1957年10月22日(土)公開。
ニューヨークへ向かう豪華客船のデッキで出会った画家のニッキーと歌手のテリー。二人は次第に惹かれ合うが、お互いに婚約者がいる身の彼らはそれぞれの恋を清算して、半年後、エンパイアステートビルの屋上で再会することを約束する…
デボラ・カーは歌手のテリーを熱演し、ケイリー・グラント演じる画家のニッキーとのラブ・ロマンスを魅せてくれます

1993年にはノーラ・エフロン監督トム・ハンクスメグ・ライアン主演でこの作品をモチーフにした「めぐり逢えたら」が公開されました。
めぐり逢えたら

アカデミー賞主演女優賞には「王様と私」ほか6回ノミネートされつつも受賞することなく、「オスカーの偉大な敗者」と呼ばれ、1994年に第66回アカデミー賞名誉賞を受賞しました。
パーキンソン病を長年患い、イギリスのサフォークにて2007年10月16日、86歳で死去されました。

デボラ・カーの出演作はいまだ色あせることのない名作ばかりです。「地上より永遠に」、「王様と私」、「めぐり逢い」は見たことがありますか?

アルフレッド・ヒッチコック監督のパニック・サスペンスの傑作「鳥」、NHK BSプレミアムで10月1日(水)放送。

アルフレッド・ヒッチコック監督のパニック・サスペンスの傑作「鳥」、NHK BSプレミアムで10月1日(水)放送。
鳥
「レベッカ」のダフネ・デュ・モーリアの原作アルフレッド・ヒッチコック監督が映画化したパニック・サスペンス「鳥」(原題 The Birds)
1963年7月20日(土)公開。
襲来する鳥の群れと一軒家に立てこもった人々の凄まじい攻防戦を描く…

新聞社社長令嬢のメラニーはペットショップで出会った弁護士のミッチ・ブレナーに好意を抱き、ミッチが母と週末を過ごすサンフランシスコ郊外の漁村を訪れる。
彼女はボートの上で1羽のカモメに額をつつかれる。そして翌日、カモメの大群など多数の鳥たちが人間に向かって襲いかかっていく…

「レベッカ」のダフネ・デュ・モーリアの原作アルフレッド・ヒッチコック監督が映画化。
新聞社社長令嬢のメラニーにはティッピ・ヘドレン
弁護士のミッチ・ブレナーにはロッド・テイラー
ジェシカ・タンディスザンヌ・プレシェットほかが共演。

一羽のカモメに額を傷つけられる予兆から、群れをなして襲い来るラストまで、ヒッチコックならではの演出が素晴らしく、ヒッチコック作品の最高傑作ともいえるパニック映画です。
この映画を見ると”鳥”が怖くなるかも…

★「鳥」(字幕スーパー)
NHK BSプレミアム
10月1日(水)
13:00~15:00

9月30日は小説家のトルーマン・カポーティの誕生日。「ティファニーで朝食を」、「カポーティ」は見たことがありますか?

9月30日は「ティファニーで朝食を」の小説家トルーマン・カポーティの誕生日「ティファニーで朝食を」「カポーティ」は見たことがありますか?
truman_capote
トルーマン・カポーティは1924年9月30日にルイジアナ州ニューオーリンズで生まれました。
代表作としては「ティファニーで朝食を」(1958年)、「冷血」(1966年)などがあります。

トルーマン・カポーティの半生をフィリップ・シーモア・ホフマン主演で描いた「カポーティ」(原題 Capote)
カポーティ
2006年9月30日(土)公開。
カンザスでの一家惨殺事件に興味を持ったカポーティが、服役中の犯人に取材を試み、「冷血」として小説に書き上げるまでを描く…

1959年、カンザスで4人が惨殺される事件が発生。 作家トルーマン・カポーティは、死刑判決を受けた被告人ペリー・スミスに近づき、6年間に及ぶペリーへの取材を経て、衝撃の作品「冷血」を描き上げる。しかしその後、彼は一冊の本も完成させることはなかった…

トルーマン・カポーティにはフィリップ・シーモア・ホフマン
第78回アカデミー賞と第63回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門で主演男優賞を受賞
キャサリン・キーナー、クリフトン・コリンズJr、クリス・クーパーほかが共演。
監督は「マネーボール」のベネット・ミラー
ゲイであることを隠さなかったカポーティをフィリップ・シーモア・ホフマンがしていて、必見の作品です。

「ティファニーで朝食を」(原題 Breakfast At Tiffany’s)は1961年オードリー・ヘプバーン主演で映画化。
ティファニーで朝食を
「ピンクパンサー」シリーズでのブレイク・エドワーズ監督が原作とはちょっと違った展開で、主人公と語り手の作家との恋を中心に描きます。

舞台はニューヨーク。宝石店ティファニーに憧れ、ショーウインドウの前でパンをかじるのが大好きなコールガールのホリーは、人なつこくてかわいい女性。同じアパートに越してきた青年作家のポールは、そんな彼女に次第にひかれていくが、彼女には秘密があった…

コールガールのホリーにはオードリー・ヘップバーン、青年作家のポールにはジョージ・ペパード
第34回アカデミー賞でヘンリー・マンシーニが音楽賞、「ムーン・リバー」が主題歌賞を受賞。
「ピンクパンサー」シリーズのブレイク・エドワーズ監督らしい軽妙なタッチとオードリー・ヘップバーンのキュートでエレガントな魅力がマッチした心地よいラブストーリーに仕上がっています。

「ティファニーで朝食を」、「冷血」と全くテイストの違った小説を書き上げてきたトルーマン・カポーティ。
1984年に心臓病で急死されましたが、映画化された作品は色あせることのない名作です。