日別アーカイブ: 2014年9月15日

9月15日は映画監督のオリバー・ストーンの誕生日。監督作で一番印象的なのはどの作品ですか?

9月15日は映画監督のオリバー・ストーンの誕生日。監督作で一番印象的なのはどの作品ですか?
オリバー・ストーン
オリバー・ストーン監督は1946年9月15日にニューヨーク州ニューヨークで生まれました。
1967年からアメリカ合衆国陸軍に従軍し、ベトナム戦争を経験。
帰国後に映画制作を学び、「プラトーン」「7月4日に生まれて」でアカデミー賞監督賞を受賞しました。
「プラトーン」「7月4日に生まれて」ではベトナム戦争、「JFK」ではケネディ大統領暗殺事件、「ワールド・トレード・センター」では9.11アメリカ同時多発テロ事件を扱うなど問題作を次々と監督してきました。

オリバー・ストーンの主な監督作品は次の通りです。
「プラトーン」(原題 Platoon)
プラトーン
オリバー・ストーン監督の実体験を基にベトナム戦争を描いた戦争ドラマ。
1987年4月29日(土)に公開され、配収17.8億円のヒット。
ベトナムにやってきた若い志願兵クリスは最前線に配属され、虐殺、略奪、強姦といった戦争の狂気を目の当たりにする…
第59回アカデミー賞で作品賞、監督賞ほか4部門第44回ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門の作品賞、監督賞ほか3部門を受賞。
アメリカの歴史に暗い影を落とすベトナム戦争をオリバー・ストーン監督が実体験を基に描いていて、戦争について改めて考えさせられます。

「7月4日に生まれて」(原題 Born On The Fourth Of July)
7月4日に生まれて
トム・クルーズ主演でロン・コーヴィックの自伝的小説を映画化した戦争ドラマ。
1990年2月17日(土)に公開され、配収14.75億円のヒット。
1946年7月4日のアメリカ独立記念日に生まれ、愛国心溢れベトナム戦争に参加した青年ロン・コーヴィックが経験する、挫折と苦悩の日々を描く。
第62回アカデミー賞で監督賞と編集賞を受賞、第47回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門の作品賞とトム・クルーズが主演男優賞、監督賞、脚本賞を受賞。
ベトナム帰還兵の挫折と苦悩をトム・クルーズの迫真の演技とオリバー・ストーンならではの映像で見せ、ベトム戦争だけでなく、戦争について考えさせられます。

「JFK」(原題 JFK)
JFK
ケビン・コスナー主演でケネディ暗殺事件の謎の核心に迫った社会派ドラマ。
1992年3月21日(土)に公開され、配収17億円のヒット。
実在の元検事ジム・ギヤリソンの著書「JFK/ケネディ暗殺犯を追え」とジム・マースの「クロスファイヤー」を土台にケネディ暗殺事件の謎の核心に迫る…
第64回アカデミー賞で撮影賞と編集賞を受賞。
ドキュメンタリー・タッチでありながら社会派のエンターテインメントに仕上がっていて、迫力に満ちた展開で、観る者をクギ付けにする展開です。
https://www.youtube.com/watch?v=LwfI93JFyUY
「ワールド・トレード・センター」(原題 World Trade Center)
ワールド・トレード・センター
ニコラス・ケイジ主演でワールド・トレード・センターの瓦礫の中から奇跡的に生還した港湾警察官の実話を映画化した社会派ドラマ。
2006年10月7日(金)に公開され、興収24億円の大ヒット。
港湾警察署のジョンとウィルらは、同時多発テロの被害を受けたワールド・トレード・センターへ駆けつける。ジョンとウィルら5人はビルの中に入って人々を誘導するが、崩落によって内部に閉じ込められてしまう…
オリバー・ストーン監督がリアリティにこだわって撮り上げた迫力の映像の中で繰り広げられる重厚な人間ドラマです。

他にも「ウォール街」「ナチュラル・ボーン・キラーズ」「ニクソン」「天と地」なども監督。
最近ではドキュメンタリー番組「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史」も監督してきました。
オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史
これからもさらなる活躍を期待したい監督の一人ですが、オリバー・ストーンの監督作で一番印象的なのはどの作品ですか?

フレデリック・フォーサイスのベストセラーを映画化したサスペンス「ジャッカルの日」、NHK BSプレミアムで17日(水)放送。

フレデリック・フォーサイスのベストセラーを映画化したサスペンス「ジャッカルの日」、NHK BSプレミアムで9月17日(水)放送。
ジャッカルの日
フレッド・ジンネマン監督フレデリック・フォーサイスのベストセラーエドワード・フォックス主演で映画化したサスペンス「ジャッカルの日」。(原題 The Day Of The Jackal)
1973年9月15日(土)公開。
フランスのドゴール大統領暗殺を請け負った1匹狼の殺し屋ジャッカルと警視との戦いを描く…

1960年代のフランス。ド・ゴール政権に不満を持つ秘密軍事組織OASは凄腕の殺し屋ジャッカルにド・ゴール大統領の暗殺を依頼する。この計画をいち早く察知したフランス警察のルヴェル警視はジャッカルの暗殺計画に立ち向かうが、ジャッカルの照準は着実にド・ゴール大統領を追いつめていく…

沈着冷静な殺し屋ジャッカルにはエドワード・フォックス、彼を追うフランス司法警察ルヴェル警視にはミシェル・ロンズデール
「真昼の決闘」、「オクラホマ!」の巨匠・フレッド・ジンネマンが監督。

実在したドゴール大統領と狙う架空のスナイパーのジャッカルの次第に近づく距離。ドキュメンタリーと錯覚するほどリアリティーに富みつつ、緊迫感あふれるサスペンス映画の傑作です。

★「ジャッカルの日」(字幕スーパー)
NHK BSプレミアム
9月17日(水)
13:00~15:24

石井裕也監督が妻夫木聡主演で実話を映画化した「バングーバーの朝日」の最新予告編はもう見ましたか?

石井裕也監督妻夫木聡主演で実話を映画化した「バングーバーの朝日」、12月20日(土)公開。
最新予告編が公開されていますが、もう見ましたか?
バンクーバーの朝日02
戦前のカナダで活躍し、2003年にカナダ野球殿堂入りを果たした日系移民の野球チーム「バンクーバー朝日」の実話を「舟を編む」の石井裕也監督が映画化。

差別や貧困の中にあってもフェアプレーの精神でひたむきに戦い抜き、日系移民に勇気と誇りを与え、さらには白人社会からも賞賛と圧倒的な人気を勝ち得た伝説の野球チーム「バンクーバー朝日」の姿を描く…
https://www.youtube.com/watch?v=NqdxmMaHpwI
「バンクーバー朝日」チームメイトには妻夫木聡亀梨和也勝地涼上地雄輔池松壮亮ほか。
佐藤浩市高畑充希宮崎あおい貫地谷しほりほかが共演。
「舟を編む」の石井裕也が監督
脚本は「八日目の蝉」「おおかみこどもの雨と雪」の奥寺佐渡子
9月25日(木)から開催される第33回バンクーバー国際映画祭のガラプレゼンテーション部門に正式招待、ワールドプレミア上映も決定。
https://www.youtube.com/watch?v=b13IXl8EgXA
「舟を編む」の石井裕也監督が「バンクーバー朝日」の活躍を妻夫木聡、亀梨和也共演でどんな感動を与えてくれるのか、楽しみです。

「バンクーバーの朝日」公式サイト