安部公房の小説を永瀬正敏主演で映画化した「箱男」、8月23日(金)公開。
ダンボールを頭からすっぽりと被り、街中に存在し、一方的に世界を覗き見る「箱男」にカメラマンの”わたし”は心を奪われる…
ダンボールを頭からすっぽりと被った姿で都市をさまよい、覗き窓から世界を覗いて妄想をノートに記述する「箱男」。それは人間が望む最終形態であり、すべてから完全に解き放たれた存在だった。カメラマンの”わたし”は街で見かけた箱男に心を奪われ、自らもダンボールを被って箱男として生きることに。そんな彼に、数々の試練と危険が襲いかかる…
安部公房が1973年に発表した長編小説を「狂い咲きサンダーロード」、「蜜のあわれ」の石井岳龍監督が映画化。
カメラマンの”わたし”には永瀬正敏。
浅野忠信、佐藤浩市、白本彩奈、渋川清彦、中村優子、川瀬陽太ほかが共演。
第74回ベルリン国際映画祭「ベルリナーレ・スペシャル」部門正式出品。
1997年に映画の製作が決定したもののクランクイン直前に撮影が頓挫してしまった幻の企画が27年の時を経て実現。