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3月10日は渥美清の誕生日。代表作「男はつらいよ」シリーズでどの作品が好きですか?




3月10日は渥美清の誕生日。代表作「男はつらいよ」シリーズでどの作品が好きですか?

渥美清は1928年3月10日に現・台東区上野で生まれました。
舞台で活躍し、テレビにも出演するようになり、1968年にフジテレビでテレビドラマ「男はつらいよ」が放送され、松竹で山田洋次監督で映画化され、大ヒット。
渥美清はフーテンの寅こと車寅次郎を演じ、それ以降27年間48作に渡って演じ続けました。


「男はつらいよ」シリーズは監督・原作・脚本は山田洋次(第3作の監督は森崎東、第4作は小林俊一)、「フーテンの寅」こと車寅次郎には渥美清が演じ、シリーズ48作が製作
おいちゃんには第1作から第8作まで森川信、第9作から第13作まで松村達雄、第14作から第48作まで下條正巳
おばちゃんには三崎千恵子、妹のさくらには倍賞千恵子

「男はつらいよ」

シリーズ第1作。初代のマドンナには光本幸子
1969年8月27日(土)公開。
20年振りに故郷、東京は葛飾柴又に帰ってきた車寅次郎はさくらの見合いに出席するが、見合いをぶち壊してしまい、旅へ出る。旅先で美しい娘に恋をして、彼女を追って再び柴又へ…
シリーズの最高傑作とも言える作品で、山田洋次監督の描く日本人の心はさすがです。

「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」

シリーズ第15作。マドンナはリリーこと浅丘ルリ子が第11作「寅次郎忘れな草」に続いて再登場。
1975年8月2日(土)に公開され、配収9.3億円。
かつて恋心を抱いたリリーと再会した寅次郎はお互い惹かれ合いながらもケンカと仲直りを繰り返す…
数あるシリーズの中でも名作中の名作。雨の降る柴又駅へリリーを迎えに行く”相合い傘”シーンはシリーズ屈指の名場面です。

「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」

シリーズ第17作マドンナは太地喜和子
1976年7月24日(土)に公開され、配収9.74億円。
風変りな日本画壇の大御所の老人とチャーミングな芸者を相手に義理人情に篤い寅次郎が奮闘する…
マドンナ”ぼたん”を演じる太地喜和子が魅力的で、シリーズの中でも人気の1本です。

「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」

シリーズ第25作。マドンナは浅丘ルリ子が3度目の登場。
1980年8月2日(土)に公開され、配収12億円。
旅回り歌手のリリーが沖縄で倒れて入院中との便りが届き、寅次郎は見舞いに訪れる…
3度目の出演となる浅丘ルリ子演じるマドンナのリリーと寅次郎の沖縄を舞台に繰り広げられる恋物語。山田洋次監督が最も気に入っていた作品です。

「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」

シリーズ第32作。マドンナは竹下景子中井貴一杉田かおるが共演。
1983年12月28日(土)に公開され、配収12.5億円。
さくらの夫の亡父の墓参りで備中を訪れた寅次郎は寺の住職の娘にひと目惚れし、見よう見まねで法事を勤め上げてしまう…
お坊さんになってしまう寅次郎があまりにもはまっていて、竹下景子演じるマドンナとの相性も最高です。

「男はつらいよ 寅次郎紅の花」

シリーズ第48作にして最終作。マドンナは浅丘ルリ子が4度目の登場。
1995年12月23日(土)に公開され、配収11.6億円。
傷心の甥の満男は旅した奄美大島で寅次郎の元恋人のリリーと出会う。そして驚くことにそこには寅さんも一緒にいた…
渥美清の遺作ともなってしまった作品で、寅次郎の登場シーンが少なく、元気があまりないのが気になりますが、寅次郎とリリーの運命の糸の絡まり合いがいい感じに出ています。

1996年8月4日に転移性肺癌のため68歳で亡くなられ、「男はつらいよ 寅次郎紅の花」が遺作となってしまいました。
「男はつらいよ」シリーズの50周年記念作品として「男はつらいよ お帰り 寅さん」が2019年公開。
「男はつらいよ お帰り 寅さん」

山田洋次監督による国民的人情喜劇「男はつらいよ」シリーズの50周年記念作品。渥美清倍賞千恵子前田吟吉岡秀隆後藤久美子浅丘ルリ子ほかが共演。
2019年12月27日(金)に公開され、興収14.7億円。
寅さんの甥の満男と満男がかつて思いを寄せたイズミを軸に物語が展開。
第44回日本アカデミー賞で優秀作品賞、倍賞千恵子が優秀主演女優賞、後藤久美子が優秀助演女優賞、優秀脚本賞、優秀音楽賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀美術賞、優秀録音賞、優秀編集賞の10部門受賞。
新撮された登場人物たちの”今”を描く映像と、4Kデジタル修復されてよみがえった寅さんのシリーズ映像が紡ぎ合う、新たな「男はつらいよ」。

渥美清の代表作「男はつらいよ」シリーズでどの作品が好きですか?




第46回日本アカデミー賞授賞式、日本テレビで3月10日(金)放送。




第46回日本アカデミー賞の優秀賞、日本テレビで3月10日(金)放送。

優秀作品賞を受賞したのは石川慶監督、妻夫木聡主演「ある男」、廣木隆一監督、大泉洋主演「月の満ち欠け」、吉野耕平監督、吉岡里帆主演「ハケンアニメ!」、樋口真嗣監督「シン・ウルトラマン」、李相日監督、松坂桃李、広瀬すず主演「流浪の月」の5作品。

どの作品が最優秀賞を受賞するのか、楽しみです。

「ある男」

妻夫木聡安藤サクラ窪田正孝共演のヒューマン・ミステリー。
2022年11月18日(金)に公開され、興収4.8億円。
亡くなった夫の身元調査という奇妙な相談を受けた弁護士の城戸が他人として生きた男の真実を追う…
第77回毎日映画コンクールで窪田正孝が男優助演賞を受賞
第16回アジア・フィルム・アワードで安藤サクラが助演女優賞にノミネート
第46回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、妻夫木聡が優秀主演男優賞、窪田正孝が優秀助演男優賞、安藤サクラ、清野菜名が優秀助演女優賞、優秀音楽賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀美術賞、優秀録音賞、優秀編集賞の12部門13賞受賞
愛したはずの夫は、全くの別人でした。「愛」と「過去」をめぐるヒューマン・ミステリー。

「月の満ち欠け」

直木賞受賞の佐藤正午の小説大泉洋主演で映画化したドラマ。
柴咲コウ目黒蓮有村架純ほかが共演。
2022年12月2日(金)に公開され、興収11.8億円。
愛する妻子を亡くした小山内堅とある女性と許されざる恋をした三角哲彦。無関係だった彼らの人生が”瑠璃”という名の女性の存在で交錯する…
第46回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、大泉洋が優秀主演男優賞、目黒蓮が優秀助演男優賞、有村架純が優秀助演女優賞、優秀音楽賞、優秀録音賞、優秀編集賞の9部門受賞。
一見何の関係もない夫婦とかつての恋人たち。その二組をつなぐ、数奇で壮大な愛の軌跡。

「ハケンアニメ!」

辻村深月がアニメ制作の舞台裏を描いた小説吉岡里帆中村倫也共演で映画化した「ハケンアニメ!」
2022年5月20日(金)に公開され、興収1.8億円。
世界中が注目する日本のアニメ業界を舞台に期待の新人監督と崖っぷち状態の天才監督がアニメ界の頂点を目指して火花を散らす…
劇中アニメはProduction I.Gをはじめ超一流クリエイター&豪華声優陣が参加し、東映アニメーションが監修
第46回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、吉岡里帆が優秀主演女優賞、柄本佑が優秀助演男優賞、尾野真千子が優秀助演女優賞、優秀音楽賞、優秀美術賞、優秀編集賞の9部門受賞
「アニメは世界を変えられる。」新人監督とその仲間&ライバルたちの想いがぶつかり合う胸熱エンタテインメント。

「シン・ウルトラマン」

SF特撮ヒーロー「ウルトラマン」庵野秀明が企画・脚本樋口真嗣が監督を務めて新たに映画化。斎藤工、西島秀俊、長澤まさみほかが共演。
2022年5月13日(金)に公開され、興収43.8億円。
謎の巨大生物「禍威獣(カイジュウ)」が現れ、危機に直面した現代の日本で大気圏外から銀色の巨人「ウルトラマン」が出現する…
第16回アジア・フィルム・アワードで視覚効果賞にノミネート
第46回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀美術賞、優秀録音賞、優秀編集賞の7部門受賞。
「ウルトラマン」の企画・発想の原点に立ち還り、現代日本を舞台に未だ誰も見たことのない“ウルトラマン”が初めて降着した世界。

「流浪の月」

凪良ゆうのベストセラー小説広瀬すず松坂桃李主演で映画化したヒューマン・ドラマ。
2022年5月13日(金)に公開され、興収7.5億円。
誘拐事件の“被害女児”として世間に知られることになった家内更紗と事件の“加害者”とされた佐伯文が15年後に再会する…
第46回日本アカデミー賞で優秀作品賞、松坂桃李が優秀主演男優賞、広瀬すずが優秀主演女優賞、横浜流星が優秀助演男優賞、優秀撮影賞、優秀撮影賞の6部門受賞。
いつまでも癒えない傷を抱えて生きてきたふたりが手を伸ばした、ひとすじの光。一歩先の未来。

第46回日本アカデミー賞の優秀賞受賞リストは次の通りです。
優秀作品賞
「ある男」
「シン・ウルトラマン」
「月の満ち欠け」
「ハケンアニメ!」
「流浪の月」

優秀監督賞
石川慶 「ある男」
小泉堯史 「峠 最後のサムライ」
樋口真嗣 「シン・ウルトラマン」
廣木隆一 「月の満ち欠け」
吉野耕平 「ハケンアニメ!」

優秀脚本賞
小泉堯史 「峠 最後のサムライ」
橋本裕志 「月の満ち欠け」
早川千絵 「PLAN 75」
政池洋佑 「ハケンアニメ!」
向井康介 「ある男」

優秀主演男優賞
阿部サダヲ 「死刑にいたる病」
大泉洋 「月の満ち欠け」
妻夫木聡 「ある男」
二宮和也 「ラーゲリより愛を込めて」
松坂桃李 「流浪の月」

優秀主演女優賞
岸井ゆきの 「ケイコ 目を澄ませて」
のん 「さかなのこ」
倍賞千恵子 「PLAN 75」
広瀬すず 「流浪の月」
吉岡里帆 「ハケンアニメ!」

優秀助演男優賞
柄本佑 「ハケンアニメ!」
窪田正孝 「ある男」
坂口健太郎 「ヘルドッグス」
目黒蓮 「月の満ち欠け」
横浜流星 「流浪の月」

優秀助演女優賞
有村架純 「月の満ち欠け」
安藤サクラ 「ある男」
尾野真千子 「ハケンアニメ!」
清野菜名 「ある男」
清野菜名 「キングダム2 遥かなる大地へ」
永野芽郁 「母性」
松本穂香 「”それ”がいる森」

優秀音楽賞
池頼広 「ハケンアニメ!」
髙見優 「耳をすませば」
Cicada 「ある男」
FUKUSHIGE MARI 「月の満ち欠け」
RADWIMPS/陣内一真 「すずめの戸締まり」

優秀撮影賞
「ある男」
「キングダム2 遥かなる大地へ」
「シン・ウルトラマン」
「峠 最後のサムライ」
「流浪の月」

優秀照明賞
「ある男」
「キングダム2 遥かなる大地へ」
「シン・ウルトラマン」
「峠 最後のサムライ」
「流浪の月」

優秀美術賞
「ある男」
「キングダム2 遥かなる大地へ」
「シン・ウルトラマン」
「ハケンアニメ!」
「ラーゲリより愛を込めて」

優秀録音賞
「ある男」
「キングダム2 遥かなる大地へ」
「シン・ウルトラマン」
「月の満ち欠け」
「峠 最後のサムライ」

優秀編集賞
「ある男」
「シン・ウルトラマン」
「月の満ち欠け」
「峠 最後のサムライ」
「ハケンアニメ!」

優秀アニメーション作品賞
「犬王」
「かがみの孤城」
「すずめの戸締まり」
「ONE PIECE FILM RED」
「THE FIRST SLAM DUNK」

優秀外国作品賞
「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」
「コーダ あいのうた」
「スパイダーマン:ノー・ウェイホーム」
「トップガン マーヴェリック」
「RRR」

新人俳優賞
小野花梨 「ハケンアニメ!」
菊池日菜子 「月の満ち欠け」
福本莉子 「今夜、世界からこの恋が消えても」
生見愛瑠 「モエカレはオレンジ色」
有岡大貴 「シン・ウルトラマン」
番家一路 「サバカン SABAKAN」
松村北斗 「ホリック xxxHOLiC」
目黒 蓮 「月の満ち欠け」

協会特別賞
雨宮正信 (カー・スタント)
川本征平 (アニメーション美術背景)
小池直実 (装飾)
福岡康裕 (キャスティングプロデューサー)

どの作品が最優秀賞を受賞するのか、楽しみです。

★「第46回日本アカデミー賞授賞式」
日本テレビ
3月10日(金)
21:00~22:54

日本アカデミー賞公式サイト