3月19日はグレン・クローズの誕生日。出演作でどの作品が好きですか?
グレン・クローズは1947年3月19日にコネチカット州グリニッジで生まれました。
舞台俳優としてキャリアをスタートさせ、「ガープの世界」で映画デビューし、アカデミー助演女優賞にノミネート。
「危険な情事」、「危険な関係」、「アルバート氏の人生」、「天才作家の妻 40年目の真実」でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。
他にも「101」や「マーズ・アタック!」などに出演してきました。
グレン・クローズの主な出演作品は次の通りです。
★「ガープの世界」(原題 The World According to Garp)
ジョン・アーヴィングのベストセラー小説をジョージ・ロイ・ヒル監督がロビン・ウィリアムズ主演で小説家ガープの一生を描いたドラマ。
1983年10月15日(土)公開。
奇妙な縁で生命を受けたガープがちょっと奇妙な人々に囲まれ、レスリングに夢中になり、恋に悩み、そして小説を書く…
グレン・クローズにとっては映画デビューとなる作品で、ガープの母のジェニー・フィールズを熱演。男には束縛されず子供だけが欲しいという思いから瀕死の負傷兵と一方的にセックスし、ガープを出産する…第55回アカデミー賞で助演女優賞にノミネート。
奇想天外なガープの人生を通して親子関係や夫婦関係、人間の生と死など重いテーマを温かくもコミカルに描いていて、ロビン・ウィリアムズ、グレン・クローズ、ジョン・リスゴーの演技が光ります。
★「危険な情事」(原題 Fatal Attraction)
エイドリアン・ライン監督がマイケル・ダグラス共演で一夜の情事が招く狂気を描いたサイコ・サスペンス。
1988年2月11日(土)に公開され、配収17.35億円。
パーティーで知り合ったアレックスと一夜を共にした弁護士のダン。一度限りの関係のつもりが彼を独占したい気持ちに駆られたアレックスはやがて殺意を抱くようになる…
グレン・クローズはアレックスを妖艶に演じ、ダンと一夜を過ごし、独占したいがために常軌を逸した行動に出る…第60回アカデミー賞で主演女優賞、第45回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の女優賞にノミネート。
グレン・クローズの鬼気迫るストーカーぶりが本当に恐ろしく、背筋が凍ります。
★「危険な関係」(原題 Dangerous Liaisons)
スティーヴン・フリアーズ監督がジョン・マルコヴィッチ、ミシェル・ファイファー共演で革命前夜のフランス貴族社会の頽廃を描いたヒューマン・ドラマ。
1989年9月16日(土)公開。
フランス革命前夜のパリの社交界を君臨するメルトイユ侯爵夫人は恋人が若い娘と結婚するという噂を聞き、かつての愛人を使ってその娘の純潔を踏みにじろうとする…
第61回アカデミー賞で脚色賞、美術賞、衣装デザイン賞を受賞。
グレン・クローズはメルトイユ侯爵夫人を妖艶に演じ、かつての愛人のバルモン子爵とともに欲望を満たそうとする…第61回アカデミー賞、第43回英国アカデミー賞で主演女優賞にノミネート。
華やかな社交界の裏で繰り広げられるドロドロの愛憎劇がエロティックに描かれていて、グレン・クローズの悪女っぷりが楽しめます。
★「101」(原題 101 Dalmatians)
ディズニー・アニメの名作「101匹わんちゃん」をスティーヴン・ヘレク監督が実写映画化。
1997年3月8日(土)に公開され、配収11億円。
かわいくて、スタイリッシュな”ダルメシアン”たちの大冒険ファンタジー。さらわれた子犬たちを救出するため、街中の動物たちが立ち上がる!!
グレン・クローズは悪女クルエラ・デ・ビルを怪演し、毛皮のコートを作るため”ダルメシアン”たちを追い詰める…第54回ゴールデン・グローブ賞コメディ・ミュージカル部門の女優賞にノミネート。
ライヴ・アクションにCGを巧みに融合させた躍動感あふれるポンゴたちの活躍とグレン・クローズの怪演が楽しめます。
続編として2000年「102」(興収19億円)でもクルエラ・デ・ビルとして出演。
★「マーズ・アタック!」(原題 Mars Attack!)
ティム・バートン監督がジャック・ニコルソンほか豪華キャスト共演で火星人襲来に慌てふためく地球人の姿を描いたカルトSFコメディ。
1997年3月20日(土)に公開され、配収5億円。
ある日地球に降り立った火星人を、デイル米大統領を中心に地球全体が歓迎ムードで出迎える。しかし火星人はレーザー銃を乱射し、辺りは戦場と化す…
グレン・クローズはヒステリックな大統領夫人のマーシャ・デイルを演じ、火星人の突然の訪問に慌てふためく…
円盤や火星人のデザインなどB級映画へのオマージュがたっぷりでティム・バートン監督の独特の世界観が楽しめます。
★「アルバート氏の人生」(原題 Albert Nobbs)
グレン・クローズが構想に30年をかけて映画化した女性賛歌。「美しい人」のロドリゴ・ガルシアが監督。
2013年1月18日(土)公開。
独身女性の自活の道が閉ざされていた19世紀のアイルランドを舞台に性別を偽って生きるアルバートの苦難の道を描く…
グレン・クローズはプロデューサー、共同脚本家として30年以上にわたって夢の実現のために邁進し、アルバート・ノッブスを熱演。第84回アカデミー賞、第64回ゴールデングローブ賞(ドラマ部門)、米俳優組合賞で主演女優賞にノミネート。
男性として生きざるを得なかった孤独な女性の苦悩と哀しみが切ないタッチで描かれていて、グレン・クローズの熱演が光ります。
★「天才作家の妻 40年目の真実」(原題 The Wife)
ビョルン・ルンゲ監督がノーベル賞に輝いた作家とその妻の秘密を描いた心理サスペンス。
2019年1月26日(土)公開。
ノーベル文学賞に輝いた作家ジョゼフと妻のジョーンには周囲にひた隠しにしている”秘密”があった…
グレン・クローズは作家の妻のジョーン・キャッスルマンを熱演し、第76回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の女優賞を受賞、第91回アカデミー賞で主演女優賞にノミネート。
愛、裏切り、憎しみ、絆、夫婦の“真実の姿”を描いた心理サスペンス。グレン・クローズが作家の妻の様々な苦悩を静かに深く演じていて、心の苦しみがひたひたと伝わってきます。
2014年「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や2016年「ウォークラフト」などにも出演。
これからもさらなる活躍が期待されるグレン・クローズ。出演作でどの作品が好きですか?