1月12日は詩人で童話作家のシャルル・ペローの誕生日。映画化された作品でどの映画が好きですか?
シャルル・ペローは1628年1月12日にパリのブルジョワ階級の家庭に生まれました。
詩人として活躍。
民間伝承を詩の形にまとめ、当時の風俗を反映させるなど子どもにも親しみやすく書いた「赤ずきん」、「長靴をはいた猫」、「シンデレラ」、「眠れる森の美女」など児童文学を次々と発表してきました。
ペローの物語は今も世界中の子どもたちに愛され、音楽や映画、舞台、オペラなどのテーマとなっていて、次々に映画化されてきました。
シャルル・ペローの原作を映画化した主な作品は次の通りです。
★「シンデレラ」(原題 Cinderella)
ウォルト・ディズニーが独自の要素を加えて長編アニメーション映画化。
アメリカでは1950年2月15日(金)、日本では1952年3月7日(土)公開。
第23回アカデミー賞主題歌賞にノミネートされた”ビビディ・バビディ・ブー”を始めとする陽気なメロディー、魅力的なキャラクター、そしてファンタジックなストーリーで世界中を一気に魅了した名作です。
★「シンデレラ」(原題 Cinderella)
ディズニーがリリー・ジェームズ主演、ケネス・ブラナー監督で新しい解釈の元で実写映画化。
2015年4月25日(土)に公開され、興収50億円。
ケネス・ブラナー監督が新解釈で実写映画化。「本当の魔法は、あなたの勇気」ガラスの靴やカボチャの馬車に代表されるロマンティックなイメージはそのままに、シンデレラの勇気と優しさから生まれる”奇跡の愛”が感動的に描かれます…
★「眠れる森の美女」(原題 Sleeping Beauty)
ウォルト・ディズニーが原作をロマンティックにアレンジし、6年がかりで長編アニメーション映画化。
アメリカでは1959年1月29日(金)、日本では1960年7月23日(土)公開。
優雅で美しく、気品あふれるプリンセス“オーロラ姫”、チャイコフスキーの美しい音楽、誰もが憧れるロマンティックなラストシーン…。全ての女性を魅了してきたディズニー不朽の名作です。
★「マレフィセント」(原題 Maleficent)
ディズニーの長編アニメ「眠れる森の美女」をアンジェリーナ・ジョリー主演で悪役マレフィセントの視点から描いたダーク・ファンタジー。
2014年7月5日(土)に公開され、興収65.3億円。
オーロラ姫に呪いを掛けたマレフィセント。その謎を解く鍵は、人間界と妖精界との戦いの歴史と封印された過去にあった…
ディズニーアニメの「眠れる森の美女」と同じ世界を描きながらも、全く違った視点から「眠れる森の美女」の物語を見せてくれていて、アンジェリーナ・ジョリーがなぜマレフィセントに引かれたのか、がよく理解できます。
★「赤ずきん」(原題 Red Riding Hood)
キャサリン・ハードウィック監督がアマンダ・セイフライド、ゲイリー・オールドマン共演で映画化した禁断のダーク・ラブファンタジー。
2011年6月10日(金)公開。
危険な恋に落ちる大人になった赤ずきんと村を襲った謎の人狼の正体をミステリアスかつダークなタッチで描く…
「赤ずきん」のその後を「トワイライト~初恋~」のキャサリン・ハードウィック監督が描いた禁断のダーク・ファンタジー。
★「長ぐつをはいたネコ」(原題: Puss In Boots)
ドリームワークス製作の「シュレック」シリーズの「長ぐつをはいたネコ」を主人公としたスピンオフ作品。
2012年3月17日(土)に公開され、興収11.2億円。
ネコなのにワイルドでダンディ、ひとたび危機に陥れば、ウルウルの瞳で敵のハートをわしづかみ…そんなおちゃめなキャラはそのままに、新たな魅力が開花。
シャルル・ペローの童話からインスパイアされた「長ぐつをはいたネコ」のキャラクターを活かして、ダンディだけど、ウルウル瞳のあの”プス”が「怪傑ゾロ」と「ジャックの豆の木」のラテンのノリで大活躍!! 理屈抜きに楽しめます。
他にも東映動画が長編アニメーション映画化した「長靴をはいた猫」シリーズ。
1969年「長靴をはいた猫」、1972年「ながぐつ三銃士」、1976年「長靴をはいた猫 80日間世界一周」の3作が映画化。
主人公の猫のペロは東映動画のシンボル・キャラクターにも採用されました。シャルル・ペローの原作を映画化した作品でどの映画が好きですか?