平成元年(1989年)映画配給収入ランキング。トップ10でどの作品を見ましたか?
1位はスティーヴン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォード主演「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」の44億円。
2位はダスティン・ホフマン、トム・クルーズ共演「レインマン」の26億円、続いて「魔女の宅急便」の21.5億円、「ドラえもん のび太の日本誕生」の20.2億円、「カクテル」の17.5億円、「ロジャー・ラビット」の14.5億円…トップ10でどの作品を見ましたか?
平成元年(1989年)映画配給収入ランキングのトップ10は次の通りです。
1位「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(原題 Indiana Jones and the Last Crusade)
スティーヴン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォード主演のシリーズ第3弾。ショーン・コネリー、リヴァー・フェニックスほかが共演。
1989年7月8日(土)に公開され、配収44億円。
キリストの血を受けたと言われる伝説の聖杯を巡って、インディが父・ヘンリーと共に大冒険を繰り広げる…
ハリソン・フォード演じるインディアナ・ジョーンズの伝説の聖杯を巡っての冒険は思いっきり楽しめ、父を演じるショーン・コネリーと少年時代を演じるリヴァー・フェニックスの共演。さらに楽しみが増します。
2位「レインマン」(原題 Rainman)
バリー・レヴィンソン監督がダスティン・ホフマン、トム・クルーズ共演で描いた珠玉のロード・ムービー。
1989年2月25日(土)に公開され、配収26億円。
父の死をきっかけに再会した自閉症の兄のレイモンドと自由奔放な弟チャーリー。それまでまったく別々の道を歩んできた二人が、一緒に旅する中で心の交流を重ね、兄弟の絆を取り戻していく…
第61回アカデミー賞で作品賞、監督賞、ダスティン・ホフマンが主演男優賞、脚本賞の4部門、第41回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の作品賞、主演男優賞を受賞。
二人の兄弟が徐々に心を通わせていく姿は何度見ても感動させてくれる名作です。
3位「魔女の宅急便」
角野栄子の児童書を宮崎駿が監督・脚本・製作を手掛けて映画化、魔女の少女キキの成長を描いたファンタジー。
1989年7月29日(土)に公開され、配収21.5億円。
13歳の魔女のキキの修行の旅とそこで出会う人々との交流を描く…
13歳の小さな魔女キキが大人への第1歩を踏み出す瞬間を描いた成長物語。宮崎駿監督がすべてのがんばる人に贈る応援歌です。
4位「ドラえもん のび太の日本誕生」
ドラえもんたちが7万年前の日本を舞台に大冒険を繰り広げる「ドラえもん」映画シリーズ第10作。「ドラえもん」シリーズの芝山努が監督。
1989年3月11日(土)に公開され、配収20.2億円。
7万年前の日本に家出したのび太やドラえもんたちはヒカリ族の少年を助けて精霊王ギガゾンビに立ち向かう…
「ドラえもん」映画シリーズの中でも名作中の名作で、2016年にはリメイク版が製作。
5位「カクテル」(原題 Cocktail)
ロジャー・ドナルドソン監督がトム・クルーズ主演で一攫千金を夢見るバーテンダーを描いた青春映画。
1989年3月25日(土)に公開され、配収17.5億円。
野望を抱きニューヨークにやってきた若き青年のブライアンが挫折を乗り越え、真実の愛をつかむまでを描く…
カクテルを作るパフォーマンスを披露するトム・クルーズの瑞々しい演技。ビーチ・ボーイズやボビー・マクファーリン、ザ・ジョージア・サテライツの音楽も大ヒット!!
6位「ロジャー・ラビット」(原題 Who Framed Roger Rabbit)
ロバート・ゼメキス監督がボブ・ホプキンス主演で実写とアニメを融合させたハードボイルド・ファンタジー。
1988年12月3日(土)に公開され、配収14.5億円。
アニメーションのキャラクターが現実世界の人間と共に生活を送る戦後まもないハリウッドを舞台に漫画の町”トゥーン・タウン”の利権をめぐる殺人事件をミステリー・タッチで描く…
第61回アカデミー賞で視覚効果賞、音響効果編集賞、編集賞の3部門を受賞。
ロバート・ゼメキス監督ならではの映画へのこだわりセンスが随所に見られ、人間とアニメのキャラクターの夢の共演というアイデアを実現。
7位「ブラック・レイン」(原題 Black Rain)
リドリー・スコット監督がマイケル・ダグラス、高倉健、松田優作共演で日米の刑事の活躍と友情の絆を描いたポリス・アクション。
1989年10月7日(土)に公開され、配収13.5億円。
NYで起きた殺人事件の犯人の佐藤を逮捕したニックとチャーリーは、大阪へ護送中に佐藤を取り逃がしてしまう…
リドリー・スコットらしい映像で、大阪の街を舞台に日米の刑事たちが協力してヤクザと戦う物語を描いていて、高倉健、松田優作ほか豪華な日本人キャストでも話題になった作品です。
8位「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」
山田洋次監督、渥美清主演の「男はつらいよ」シリーズ第40作。マドンナは三田佳子。
1988年12月24日(土)に公開され、配収12.5億円。
寅次郎は信州で女医の真知子にひと目惚れ。柴又に戻った寅次郎は大学に通う彼女の姪を訪ね、真知子と再会する…
「”愛してる”なんてカンチューハイ2本で言えるならこんなに苦労しねってことよ。」俵万智の歌集「サラダ記念日」の世界を反映した「男はつらいよ」のドタバタが楽しめます。
9位「ツインズ」(原題 Twins)
アイヴァン・ライトマン監督がアーノルド・シュワルツェネッガー、ダニー・デヴィート共演で兄弟の絆を描いたコメディ。
1989年8月5日(土)に公開され、配収12.4億円。
人工授精によって生まれた双子の兄弟のジュリアスとヴィンセントが35年ぶりに再会を果たし、母親探しの旅へ出掛ける…
アーノルド・シュワルツェネッガーが本格的なコメディに初挑戦し、パーフェクトな子供として生まれたジュリアスを感情豊かに演じ、ステップアップを図った記念すべき作品です。
10位「星の王子 ニューヨークへ行く」(原題 Coming to America)
ジョン・ランディス監督がエディ・マーフィ主演でアフリカの王子がニューヨークで繰り広げる騒動を描いたコメディ。
1988年12月17日(土)に公開され、配収12.1億円。
ザムンダ王国の王子のアキームは自分で理想の花嫁を探すために側近を連れて大都会ニューヨークへとやってくる…
エディ・マーフィは特殊メイクを駆使して一人4役を演じていて、マシンガン・トークが冴え渡ります。
トップ10でどの作品を見ましたか?