日別アーカイブ: 2020年3月28日

ここ6年間の日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作でどの作品が好きですか?




ここ6年間の日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作でどの作品が好きですか?

この6年間で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞したのは第38回「永遠の0」、第39回「海街diary」、第40回「シン・ゴジラ」、第41回「三度目の殺人」、第42回「万引き家族」、第43回「新聞記者」。この6作品でどの作品が好きですか?

「永遠の0」

零戦搭乗員の悲劇を描いた百田尚樹のベストセラー小説山崎貴監督岡田准一主演で映画化したドラマ。
2013年12月21日(土)に公開され、興収87.6億円。
祖父の歴史を調べる孫の視点から”海軍一の臆病者”と呼ばれたパイロットの真実の姿を現代と過去を交錯させながら描く…
第38回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞、最優秀美術賞、最優秀録音賞、最優秀編集賞の8部門受賞
百田尚樹のベストセラーを山崎貴監督が過剰にならずに、現在と過去を交錯させながら描いた演出、岡田准一の深みのある演技、そしてサザンオールスターズの「蛍」がさらに感動を深くしてくれます。

「海街diary」
海街diary
是枝裕和が監督・脚本・編集を手掛け、綾瀬はるか長澤まさみ夏帆広瀬すず共演で描いたヒューマン・ドラマ。
2015年6月13日(土)に公開され、興収16.8億円。
第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞やマンガ大賞2013を受賞した吉田秋生の人気コミックを実写映画化。湘南を舞台に異母妹を迎えて4人となった姉妹の共同生活を通して家族の絆を描く…
第39回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞の4部門受賞
第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品。
綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず演じる姉妹の絆を是枝裕和監督らしいタッチで描いていて、感動させてくれます。

「シン・ゴジラ」
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東宝が約12年ぶりに製作。庵野秀明が脚本・総監督樋口真嗣が監督・特技監督
2016年7月29日(土)に公開され、興収82.5億円。
長谷川博己竹野内豊石原さとみ高良健吾大杉漣柄本明ほかが出演。
東京湾アクアラインでトンネル崩壊事故が発生したのが2016年11月3日。そして現代日本に出現したゴジラが戦車などからの攻撃をものともせずに暴れる…
第40回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞、最優秀美術賞、最優秀録音賞、最優秀編集賞の7部門を受賞
庵野秀明が脚本、総監督を手掛けているだけに、大胆な新しい解釈で映像化した「ゴジラ」ワールド。「ヱヴァンゲリヲン」を彷彿とさせる庵野秀明ワールドが展開。

「三度目の殺人」

是枝裕和が監督・脚本・編集を手掛け、福山雅治役所広司共演で描いた法廷心理ドラマ。
2017年9月9日(土)に公開され、興収14.3億円。
殺人の前科がある三隅が解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し、死刑はほぼ確実だったが、弁護士の重盛の中で違和感が生まれていく…
第41回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、役所広司が最優秀助演男優賞、広瀬すずが最優秀助演女優賞、最優秀脚本賞、最優秀編集賞の6部門を受賞
今までホームドラマを手掛けてきた是枝裕和監督が挑んだ法廷心理ドラマ。福山雅治と役所広司の重厚な演技がさらに深くしてくれます。

「万引き家族」

是枝裕和が監督・原案・脚本・編集を手掛け、リリー・フランキー樹木希林安藤サクラ松岡茉優共演で家族を超えた絆を描いたドラマ。
2018年6月8日(金)に公開され、興収45.3億円。
東京の下町で、生計を立てるため家族ぐるみで軽犯罪を重ねる柴田治とその家族の絆を描く…
第42回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、安藤サクラが最優秀主演女優賞、樹木希林が最優秀助演女優賞、最優秀音楽賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞の8部門を受賞。
第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のバルム・ドール、第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞で外国語映画賞を受賞。第91回アカデミー賞で外国語映画賞にノミネート
是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語っているだけに様々な差別について、そして冒頭の違和感を感じさせる家族関係の理由がわかったとき本当に大切な家族の絆のことについて考えさせられます。

「新聞記者」

東京新聞記者の望月衣塑子のノンフィクション藤井道人監督シム・ウンギョン松坂桃李共演で映画化した権力とメディアの”今”を描いた社会派サスペンス。
2019年6月28日(金)に公開され、興収4.8億円。
政権がひた隠そうとする権力中枢の闇に迫る女性記者と理想に燃え公務員の道を選んだ若手エリート官僚がそれぞれの信念を胸に対峙する…
第43回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、松坂桃李が最優秀主演男優賞、シム・ウンギョンが最優秀主演女優賞の3部門を受賞。
一人の新聞記者の姿を通して報道メディアは権力にどう対峙するのかを真正面から問いかけていて、現在の日本の権力、メディアの様々な問題を浮き彫りにします。

ここ6年間の日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作でどの作品が好きですか?



ジャレッド・レト主演でスパイダーマンの宿敵を描いた単独作「モービウス」の最新予告編が公開。




ジャレッド・レト主演でスパイダーマンの宿敵を描いた単独作「モービウス」(原題 Morbius)、全米で7月31日(金)、日本でも2020年公開予定。

最新予告編が公開されましたが、見ましたか?
悲劇的な事故によって吸血鬼に変身してしまう天才科学者マイケル・モービウスの孤独な戦いを描く…

天才的な頭脳を持ちながらも治療の術がない血液の難病を患うマイケル・モービウス。ドクターとして多くの命を救いながらも、己の病を治す方法だけを見つけられずにいた。やがて、モービウスはコウモリの血清を使い、自らの体の人体実験に手を染めていくが、実験の成功にはある代償が伴っていた…

1971年に出版されたマーベル・コミック「アメイジング・スパイダーマン」に初登場した人気悪役のモービウスを「デンジャラス・ラン」、「ライフ」のダニエル・エスピノーサ監督が映画化。

吸血鬼に変身してしまう天才科学者マイケル・モービウスには「スーサイド・スクワッド」のジャレッド・レト
「ターミネーター:新起動 ジェニシス」のマット・スミス、「6アンダーグラウンド」のアドリア・アルホナ、「コードネーム U.N.C.L.E.」のジャレッド・ハリスほかが共演。
「スパイダーマン ホームカミング」でバルチャーを演じたマイケル・キートンが再登場。


マーベル史上最も哀しき血を持つ男。ヒーローか、ヴィランか?その名はモービウス。

「モービウス」公式サイト



カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。是枝裕和監督「万引き家族」、NHKプレミアムで3月30日(月)放送。




カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。是枝裕和監督「万引き家族」、NHKプレミアムで3月30日(月)放送。

是枝裕和監督リリー・フランキー樹木希林安藤サクラ松岡茉優共演で家族を超えた絆を描いた「万引き家族」
2018年6月8日(金)に公開され、興収45.3億円。
東京の下町で、生計を立てるため家族ぐるみで軽犯罪を重ねる柴田治とその家族の絆を描く…

東京の下町で、ボロい平屋に暮らす5人の家族。日雇い労働者の治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人は、この家の持ち主である初枝の年金を目当てに転がり込み、万引きで生活費を稼ぐ”万引き家族”だった。団地で凍えている幼い傷だらけの少女ゆりを治が連れ帰り、家族として迎え入れる。だが、ある事件をきっかけに、それぞれが抱える秘密が明らかになっていく…

是枝裕和が監督・脚本・編集を手掛けて、家族の絆を描いたヒューマン・ドラマ。
日雇い労働者の柴田治にはリリー・フランキー
妻の信代には安藤サクラ、信代の妹の亜紀には松岡茉優、祖母の初枝には樹木希林
池松壮亮緒形直人山田裕貴高良健吾池脇千鶴城桧吏ほかが共演。
音楽は細野晴臣
第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のバルム・ドールを受賞。
日本人が受賞するのは1997年の今村昌平監督「うなぎ」以来21年ぶり
是枝裕和監督は2001年「DISTANCE/ディスタンス」でコンペ部門に初出品、2004年の「誰も知らない」で柳楽優弥が史上最年少の男優賞を受賞、2013年「そして父になる」で審査員賞を受賞し、2015年「海街diary」でコンペ部門に出品、「万引き家族」は5回目のコンペ出品となり、最高賞のパルム・ドールを受賞しました。

是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語っているだけに様々な差別について、そして冒頭の違和感を感じさせる家族関係の理由がわかったとき本当に大切な家族の絆のことについて考えさせられます。

★「万引き家族」
NHKプレミアム
3月30日(月)
21:00~22:58



塩田武士の小説を大泉洋主演で映画化した社会派ミステリー「騙し絵の牙」の最新予告編が公開。




塩田武士の小説吉田大八監督大泉洋主演で映画化した社会派ミステリー「騙し絵の牙」、6月19日(金)公開。

最新予告編が公開されましたが、見ましたか?
大手出版社で廃刊の危機に瀕したカルチャー誌の変わり者編集長の速水が存続を懸けて奔走する…

出版不況と社長の急逝が重なり、大手出版社「薫風社」で次期社長をめぐる権力争いが勃発。そんな中、専務の東松が進める大改革によって、売れない雑誌は次々と廃刊のピンチに陥る。カルチャー誌「トリニティ」の変わり者編集長の速水も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされる。曲者揃いの上層部、作家、同僚の陰謀が渦巻く中、新人編集者の高野を巻きこみ、速水は生き残りを賭けた大逆転の奇策に打って出る…

大泉洋をイメージして主人公を「あてがき」した塩田武士のベストセラー小説を「紙の月」、「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督が映画化。

カルチャー誌「トリニティ」の変わり者編集長の速水には大泉洋
新人編集者の高野には松岡茉優、大手出版社「薫風社」の専務の東松には佐藤浩市
宮沢氷魚池田エライザ中村倫也佐野史郎木村佳乃和田聰宏坪倉由幸斎藤工塚本晋也リリー・フランキー小林聡美國村隼ほかが共演。


斜陽の出版業界を舞台に繰り広げられる、仁義なき騙し合い合戦。

「騙し絵の牙」公式サイト