5月14日はロバート・ゼメキス監督の誕生日。監督作でどの作品が好きですか?
ロバート・ゼメキスは1952年5月14日にイリノイ州シカゴで生まれました。
1978年「抱きしめたい」で監督デビュー。1985年「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の大ヒットで一躍メジャー監督になり、1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」では第67回アカデミー賞で作品賞、監督賞を受賞。
「コンタクト」、「キャスト・アウェイ」などを監督。CG、VFXを駆使することが多く、「ポーラー・エクスプレス」以降の作品で”パフォーマンス・キャプチャー”の技術を駆使した3DCGの可能性を追求してきました。
ロバート・ゼメキス監督の主な監督作品は次の通りです。
★「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(原題 Back To The Future)
スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、マイケル・J・フォックス主演のSFアドベンチャー。
1985年12月7日(土)に公開され、配収36.5億円。
科学者ドクの発明したタイムマシンのデロリアンで、タイムスリップしてしまった高校生のマーティ。そこで自分の両親になるはずのロレーンとジョージに出会う。だが、内気なジョージは彼女に告白できないまま、乱暴者のビフにこき使われる毎日。しかも、ロレーンがマーティに恋をしてしまう…
奇抜なアイデアと練られた演出で、今なお観る者を魅了し続けるロバート・ゼメキス監督の出世作であり、SFアドベンチャーの傑作です。
●「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」 (原題 Back To The Future Part2)
1989年12月9日(土)に公開され、配収55.3億円。
1985年の世界に戻って来たマーティは、ドクに連れられ今度は未来へタイムスリップする…
空飛ぶ車などの楽しい近未来アイテムや、一人4役をこなすマイケル・J・フォックスなど、見どころ満載!!
●「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」 (原題 Back To The Future Part3)
1990年7月6日(金)に公開され、配収47.5億円。
落雷で1885年にタイムスリップしてしまったドクを追い、マーティは西部開拓時代へ向かう…
西部開拓時代を舞台にラブロマンスあり、西部劇やマカロニ・ウエスタンのパロディーあり、映画好きにはたまらない盛りだくさんの内容で楽しめます。
★「フォレスト・ガンプ/一期一会」(原題 Forrest Gump)
トム・ハンクス主演のヒューマン・ドラマ。第67回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞ほか主要6部門を独占。
1995年3月11日(土)に公開され、配収38億円。
頭は弱いが俊足と誠実さは人一倍のフォレスト・ガンプが、アメリカ現代史のさまざまな事件に関りつつ波乱万丈の人生を送る。
30年間にわたる文化や風俗、時代を象徴する事件などが興味深く再現され、当時のヒット曲がそれぞれの時代感を鮮やかに彩っている。デジタル合成を駆使して、当時の有名人たちとガンプが共演を果たしているのも見所です。
★「コンタクト」(原題 Contact)
カール・セーガンのベストセラー小説をジョディ・フォスター主演で映画化した地球外の知的生命体との接触(コンタクト)を描いたSFドラマ。
1997年9月13日(土)に公開され、配収9.2億円。
電波天文学者のエリーは、恒星ヴェガ付近から地球に向けて発せられた電波信号をキャッチした。それは地球外に生命体がいる証拠で、電波を解読してみると、宇宙間移動装置の設計図だった。エリーは知的生命体との接触を図る…
カール・セーガンの宇宙への想いを見事に映画化。ジョディ・フォスターの演技と映像の美しさが光る名作です。
★「キャスト・アウェイ」(原題 Cast Away)
トム・ハンクス主演のサバイバルアドベンチャー。第58回ゴールデングローブ賞ドラマ部門で主演男優賞を受賞。
2001年2月24日(土)に公開され、興収32.7億円。
システムエンジニアのチャックは、ある日飛行機事故で無人島に漂着する。奇跡的に一命をとりとめた彼は、過酷な環境と孤独の中で生き延び、無人島からの脱出を試みる…
孤独と闘う主人公チャックに扮するトム・ハンクスの熱演と彼の心情をも救い上げたロバート・ゼメキス監督の演出が光る作品です。
★「ポーラー・エクスプレス」(原題 The Polar Express)
トム・ハンクス主演で”パフォーマンス・キャプチャー”を駆使して作り上げたフルCGアニメーション。
2004年11月27日(土)に公開され、興収10.5億円。
クリスマスの夜に北極点行きの謎の汽車に乗った少年が体験する不思議な出来事を幻想的に描く…
トム・ハンクスが一人で5役の声を担当し、実際の俳優の演技を全方向から捕えてコンピュータに取り込む”パフォーマンス・キャプチャー”という最新技術を駆使して、美しい原画のタッチをそのまま活かした斬新な映像を実現させました。
その後も2007年「ベオウルフ/呪われし勇者」、2009年「Disney’s クリスマス・キャロル」でも3DCGの可能性を追求してきましたが、興行的には成功させることができませんでした。
★「フライト」(原題 Flight)
12年ぶりに実写映画に復帰し、デンゼル・ワシントン主演で描いたヒューマン・ドラマ。
2013年3月1日(金)に公開され、興収9.2億円。
マイアミ発アトランタ行きの飛行機が急降下、ウィトカー機長は草原への緊急着陸に成功し、多くの命を救い、国民のヒーローに祭り上げられる。しかし彼の血液中からアルコールが検出される…
デンゼル・ワシントンの迫真の演技とロバート・ゼメキス監督らしい演出で、飛行機の緊急着陸させたウィトカー機長の行動の真相をじっくり、ドラマティックに描いていて、見応え十分な作品です。
★「ザ・ウォーク」(原題 The Walk)
ワールド・トレード・センターで空中散歩に挑んだフィリップ・プティの実話をジョセフ・ゴードン=レヴィット主演で映画化したヒューマン・ドラマ。
2016年1月23日(土)に公開され、興収2.94億円。
1974年、フランスの大道芸人フィリップ・プティがワールド・トレード・センターのツインタワー間で空中綱渡りに挑む…
綱渡りの夢を実現するまでの話がテンポよくドキュメンタリータッチで描かれていて、実際の綱渡りのシーンは迫力満点。
最新作はブラッド・ピット、マリオン・コティヤール共演で過酷な時代に翻弄されながら究極の愛を試される男女の運命を描いたラブ・ストーリー「マリアンヌ」(原題 Allied)。
2017年2月10日(金)に公開され、興収3.1億円。
第2次世界大戦下を舞台にある極秘任務を通じて極秘諜報員のマックスとフランス軍レジスタンスのマリアンヌの二人が出会い、愛し合いながらも、過酷な運命に翻弄されていく…
これからもさらなる活躍が期待されるロバート・ゼメキス監督。
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