5月30日は映画監督の矢口史靖の誕生日。監督作でどの作品が好きですか?
矢口史靖は1967年5月30日に神奈川県伊勢原市で生まれました。
1990年のぴあフィルムフェスティバルで8ミリ長編「雨女」がグランプリを受賞。PFFスカラシップを獲得し、1993年に16ミリ長編「裸足のピクニック」で劇場監督デビュー。
男子シンクロナイズドスイミングを題材にした「ウォーターボーイズ」が大ヒット。その後「スウングガールズ」、「ハッピーフライト」、「ロボジー」、「WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~」、「サバイバルファミリー」を監督してきました。
矢口史靖の主な監督作品は次の通りです。
★「ウォーターボーイズ」
妻夫木聡、玉木宏共演でシンクロナイズドスイミングをやることになった男子高校生の奮闘を描いた青春コメディ。
2001年9月15日(土)に公開され、興収9.3億円。
ひょんなことからシンクロナイズドスイミングをやることになってしまった落ちこぼれ男子高校生たちが文化祭に向けて猛特訓する…
「学園天国」や「愛のしるし」などなじみ深い曲の数々に乗って繰り広げられる奇想天外な男子高校生のシンクロナイズドスイミング。笑えて、感動させられる矢口史靖監督の出世作です。
★「スウングガールズ」
上野樹里主演でジャズバンドに情熱を注ぐ女子高生たちの姿を描いた青春コメディ。
2004年9月11日(土)に公開され、興収21.5億円。
東北の片田舎。夏休みに補講を受けていた落ちこぼれ女子高生たちがサボりの口実としてジャズバンドを始める…
第28回日本アカデミー賞で最優秀脚本賞、最優秀音楽賞、最優秀録音賞、最優秀編集賞、話題賞の5部門を受賞。
「ムーンライト・セレナーデ」や「シング・シング・シング」などなじみ深いジャズの名曲に乗せて、落ちこぼれ女子高生たちの奮闘。笑えて、感動させられる矢口史靖の傑作です。
★「ハッピーフライト」
綾瀬はるか、田辺誠一共演で航空業界で働く”空のプロフェッショナル”たちにスポットを当てた群像コメディ。
2008年11月15日(土)に公開され、興収13.3億円。
機長昇格を目指す副操縦士の鈴木和博や新人CAの斎藤悦子らが乗るホノルル行き1980便に起こる数々のハプニングを描く…
フランク・シナトラの「カム・フライ・ウィズ・ミー」に乗せて展開する航空業界で働く人たちの群像劇。毎回真新しいテーマで見せてくれる矢口史靖監督だけに楽しめる作品です。
★「ロボジー」
五十嵐信次郎、濱田岳、吉高由里子共演で”老人とロボット”を題材にしたロボット開発に情熱を賭ける若者を描いた青春群像コメディ。
2012年1月14日(土)に公開され、興収11.6億円。
弱小家電メーカーのデコボコ3人組が新型ロボットの開発に失敗し、ロボットの中に人間を入れてロボット博に出場する…
“老人とロボット”というテーマを面白おかしく見せてくれて、デコボコ三人組、ロボットに入るジジィ、ロボットオタクの女子大生が活き活きしていて、楽しめます。
★「WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~」
林業をテーマにした三浦しをんの小説を染谷将太、長澤まさみ共演で映画化した青春エンターテインメント。
2014年5月10日(土)に公開され、興収6.9億円。
大学受験に失敗し、散々な状態で高校を卒業した勇気はあるきっかけで山奥の村で林業に従事、村人たちや自然と触れ合い成長していく…
ただ単に面白いだけでは無く、林業の大切さ、人間の暖かさ、そして何より日本の自然の素晴らしさを教えてくれます。
★「サバイバルファミリー」
小日向文世、深津絵里共演で描いた原因不明の電気消滅によって廃墟寸前となった東京を脱出したある家族のサバイバル・コメディ。
2017年2月11日(土)に公開され、興収8億円。
電気が消滅し人々の生活が危機を迎えた世界を舞台に、生き残りを懸け廃墟寸前となった東京から脱出を試みる家族の姿をコミカルに描く…
電気がある日突然使えなくなったら…という奇想天外にして切実なテーマだけでなく、サバイバルを繰り広げる家族ドラマが展開。日常の大切さを改めて思い返させられます。
これからもさらなる活躍が期待される矢口史靖監督。監督作でどの作品が好きですか?