5月19日は「ボクシングの日」。ボクシング映画でどの作品が好きですか?
5月19日は「ボクシングの日」。1952年5月19日に挑戦者の白井義男が世界フライ級チャンピオンのダド・マリノに判定勝ちし、日本初のボクシング世界タイトル保持者になりました。
ボクシング映画といえばシルヴェスター・スタローン主演「ロッキー」、ロバート・デニーロ主演「レイジング・ブル」、ウィル・スミス主演「ALI アリ」、クリント・イーストウッド監督・主演「ミリオンダラー・ベイビー」、ちばてつや原作「あしたのジョー」、安藤サクラ主演「百円の恋」など。ボクシング映画でどの作品が好きですか?
★「ロッキー」(原題 Rocky)
ジョン・G・アヴィルドセン監督がシルヴェスター・スタローン主演で描いたボクシング映画の傑作。
1977年4月16日(土)に公開され、配収12.1億円。
ヘビー級チャンピオンの対戦相手に選ばれた無名のボクサーが栄光をつかむまでを描き、シルヴェスター・スタローンを一躍スターダムにのし上げた大ヒット作品。
第49回アカデミー賞で作品賞、監督賞、編集賞を受賞。
「ロッキーのテーマ」とともに戦うシルヴェスター・スタローン。いつ見ても熱くなれます。
★「レイジング・ブル」(原題 Rasing Bull)
マーティン・スコセッシ監督がロバート・デ・ニーロ主演で実在のミドル級ボクサー、ジェイク・ラモッタの栄光と挫折を描いたドラマ。
1981年2月14日(土)に公開され、配収1.96億円。
プロ・ボクシングの元ミドル級チャンピオン、ジェイク・ラモッタがスラム街から這い上がり闘魂で王座に君臨した栄光と破滅の半生を描く…
第53回アカデミー賞でロバート・デ・ニーロが主演男優賞、編集賞の2部門、第38回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門で主演男優賞を受賞。
ボクシング映画の金字塔ともいえる作品で、ロバート・デ・ニーロの名演が光ります。
★「キッズ・リターン」
北野武が監督・脚本、金子賢、安藤政信共演の青春ムービーの傑作。
1996年7月26日(土)公開。
問題児の高校生・マサルとシンジは、カツアゲしようとした高校生の助っ人にKOされる。それを機にボクシングを始める…
二人の高校生の苦悩と葛藤が新鮮に描かれていて、久石譲の優しい音楽と金子賢、安藤政信の瑞々しい演技が光る青春ムービーの傑作です。
★「ザ・ハリケーン」(原題 The Hurricane)
ノーマン・ジュイソン監督がデンゼル・ワシントン主演で無実の罪によって30年間も投獄された黒人ボクサー、ハリケーンの波乱の半生を描いたヒューマン・ドラマ。
2000年6月24日(土)公開。
無実の罪によって30年間も投獄された黒人ボクサーのルービン・”ハリケーン”・カーターがその疑いを晴らすまでの波乱に満ちた半生を事件経過を織り交ぜながら描く…
デンゼル・ワシントンが第50回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(男優賞)、第57回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の主演男優賞を受賞。
無実のボクサーが自由を手にするまでの苦難の30年を描いた感動のヒューマン・ドラマ。デンゼル・ワシントンの演技が光ります。
★「ALI アリ」(原題 Ali)
マイケル・マン監督がウィル・スミス主演でモハメド・アリの半生を描いたドラマ。
2002年5月25日(土)に公開され、興収5億円。
元世界ヘビー級チャンピオン、モハメド・アリの波瀾に富んだ半生を描く…
マイケル・マン監督らしい骨太なドラマが展開。体重を20キロ近く増やし、長期間のトレーニングを行い伝説のボクサーを演じたウィル・スミスの演技が光ります。
★「ミリオンダラー・ベイビー」(原題 Million Dollar Baby)
クリント・イーストウッドが監督・主演、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン共演でボクシングを題材に描いたヒューマン・ドラマ。
2005年5月28日(金)に公開され、興収13.4億円。
娘に縁を切られた男と家族の愛に見放された女がボクシングを通して深い傷や苦しみを共に乗り越えていく…
第77回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞の4部門、第62回ゴールデン・グローブ賞の監督賞、ドラマ部門主演女優賞を受賞。
単なる女性ボクサーの映画ではなく、愛と絆の大切さをクリント・イーストウッド監督らしいタッチで描いた名作で、クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマンの共演が光ります。
★「あしたのジョー」
高森朝雄、ちばてつや原作によるボクシング漫画を「ピンポン」の曽利文彦監督が山下智久主演で実写映画化。
2011年2月11日(土)に公開され、興収11億円。
野性のケンカ屋の矢吹丈とエリートボクサーの力石徹の宿命の対決を描く…
原作のイメージを大切にしつつ、山下智久、伊勢谷友介などキャスト陣がそれぞれの役を咀嚼した上でパワーアップ、曽利文彦監督がCG技術を駆使しつつ、ボクシングのストイックさを見せてくれていて、楽しめる作品です。
★「ザ・ファイター」(原題 The Fighter)
デヴィッド・O・ラッセル監督がマーク・ウォルバーグ、クリスチャン・ベイル共演で実在するボクサーを描いたヒューマン・ドラマ。
2011年3月26日(土)公開。
実在するボクサー、ミッキー・ウォードが人生のどん底から這い上がり、伝説のプロボクサーと呼ばれるまでの兄弟の葛藤と絆を描く…
第83回アカデミー賞と第68回ゴールデン・グローブ賞でクリスチャン・ベイルが助演男優賞、メリッサ・レオが助演女優賞をW受賞。
マーク・ウォルバーグ、クリスチャン・ベイル、エイミー・アダムス、メリッサ・レオが迫真の演技を披露し、家族の絆の大切さや困難に立ち向かってくれる勇気を与えてくれます。
★「百円の恋」
武正晴監督が安藤サクラ主演で自堕落な生活を送る32歳の女性がボクシングに目覚めていく姿を描いたヒューマン・ドラマ。
2014年12月20日(土)公開。
自堕落な生活を送る32歳の斎藤一子が中年プロボクサーの狩野との出会いをきっかけに自らもボクシングに目覚めていく…
第39回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞、最優秀脚本賞の2部門を受賞。
安藤サクラが渾身の体当たり演技で各方面から絶賛された闘う女の人生再生ドラマ。とにかく安藤サクラの怪演にはうならされます。
★「クリード チャンプを継ぐ男」(原題 Creed)
シルヴェスター・スタローン、マイケル・B・ジョーダン共演、名作「ロッキー」の魂を受け継ぐ新たな物語。新鋭ライアン・クーグラーが監督・脚本。
2015年12月23日公開(水・祝)に公開され、興収4億円。
ロッキーの永遠のライバルで盟友でもあったアポロ・クリードの息子アドニスがトレーナーとなったロッキーのもとでボクサーとして成長していく…
名作「ロッキー」の魂を受け継いだ名作が誕生、あのメロディがついに流れた瞬間には感動の嵐。マイケル・B・ジョーダンの初々しい演技とシルベスター・スタローンの抑えた演技も光ります。
ボクシング映画でどの作品が好きですか?