日別アーカイブ: 2018年4月15日

4月16日は”喜劇王”チャーリー・チャップリンの誕生日。どの作品が好きですか?




4月16日は”喜劇王”チャーリー・チャップリンの誕生日。どの作品が好きですか?
チャーリー・チャップリン
1889年4月16日に”喜劇王”チャーリー・チャップリンはイギリス、ロンドンに生まれました。
「キッド」「チャップリンの黄金狂時代」「街の灯」「モダン・タイムス」「チャップリンの独裁者」「ライムライト」
トレードマークの窮屈な上着にダブダブのズボン、黒い口髭、山高帽と竹のステッキにドタ靴という独特のチャップリン・スタイルのパントマイムで笑いと涙、そして社会への風刺を込めた名作を次々に生みだしてきました。

「キッド」(原題: The Kid)
キッド
チャーリー・チャップリンが監督・脚本・主演。親子の情愛を描いたヒューマン・コメディの傑作。
1921年7月30日(土)公開。
舞台はロンドンの下町。朝の散歩の途中で捨て子を拾ってしまったチャーリーは、男手ひとつで育てることに。5年後、成長した男の子はチャーリーのインチキな仕事を手伝い始め、生活を送る。そんなある日、大スターとなって成功をおさめた男の子の母親が現れる…
貧しい中でも肩を寄せ合って懸命に生きる親子の愛情をユーモアとペーソスで描いたチャップリン初の長篇映画。たっぷり笑わせたあとに、ほろりとさせるチャップリン映画のスタイルができあがった作品で、世界中を笑いと涙で包み、50ヶ国で大ヒットした名作です。

「チャップリンの黄金狂時代」(原題: Gold Rush)
チャップリンの黄金狂時代
チャーリー・チャップリンが監督・脚本・主演。深い人間洞察に裏打ちされた、死と隣り合わせのユーモア、強欲の残酷さ、愛情の尊さなど、人生のすべてを天才的なパントマイムで表現するチャップリンの代表作。
1925年12月17日(土)公開。
ゴールドラッシュにわく時代に山高帽にえんび服をきたチャップリンが、一獲千金を夢見てとある山に現れた。そこで指名手配中の凶悪犯と遭遇し、吹雪の中2人は山小屋に身をよせることに…
空腹のあまり自らのドタ靴を食べる場面、崖っぷちの丸太小屋など、映画史上に残る名場面の連続で、チャップリンの代表作のひとつです。

「街の灯」(原題 City Lights)
街の灯
チャーリー・チャップリンが監督・脚本・製作・主演。パントマイムとわずかな字幕だけを用いて、鋭い人間観察に裏打ちされた人間の残酷さと無償の愛を描き、世界中で大ヒットした不朽の名作と名高いロマンティックなドラマ。
1934年1月13日(土)公開。
街で出会った盲目の花売りの娘に心を奪われてしまった放浪紳士・チャーリーは彼女の目の治療費を稼ぐために悪戦苦闘する…

「モダン・タイムス」(原題 Modern Times)
モダン・タイムス
チャーリー・チャップリンが監督・脚本・製作・作曲・主演。1936年当時にすでに機械文明の非人間性を予言し、それを笑いとペーソスで風刺した傑作喜劇。
1938年2月9日(土)公開。
チャーリーが巨大な歯車に巻き込まれる場面、絶妙のパントマイム、ローラースケートの至芸、チャップリンが初めて歌声を聞かせた「ティティナ」、放浪紳士チャーリーと少女が手を取りあって歩き去るラストシーンなど、映画史上に残る爆笑と感動の名場面が続々と展開。

「チャップリンの独裁者」(原題: The Great Dictator)
チャップリンの独裁者
チャーリー・チャップリンが監督・脚本・製作・主演。チャップリンが笑いと風刺の命を賭けて、ヒトラーを痛烈に批判した傑作。
1960年10月22日(土)公開。(アメリカでは1940年10月15日公開。)
戦傷で記憶を失ったユダヤ人の理髪師は、とある国の独裁者と瓜二つ。ひょんなことからその独裁者と入れ替わってしまい、ユダヤ人の彼が独裁者になることに…
トーキーを嫌っていたチャップリンが初めて本格的にトーキーに挑戦。クライマックスの6分間におよぶ大演説シーンは、見る者に強烈な感動を与える名場面です。

「ライムライト」(原題 Limelight)
ライムライト
チャーリー・チャップリンが監督・脚本・製作・作曲・主演。チャーリー・チャップリンがアメリカで製作した最後の作品で、彼の人生哲学を盛り込んだ自伝的要素の色濃い人間ドラマ。
1953年2月12日(土)公開。
落ちぶれた老芸人と美しいバレリーナとの秘めたる恋、懐かしい舞台に返り咲き喝采を浴びながら熱演の果ての彼の死など、チャーリー・チャップリン自身の心境を語っているような印象が強い、晩年の傑作です。

チャップリンの作品でどの作品が好きですか?



石原裕次郎が初主演した青春映画の金字塔「狂った果実」(4Kデジタルリマスター版)、NHK BSプレミアムで4月16日(月)放送。




石原裕次郎が初主演した青春映画の金字塔「狂った果実」(4Kデジタルリマスター版)、NHK BSプレミアムで4月16日(月)放送。

石原裕次郎が初主演石原慎太郎が弟の初主演のために書いた脚本中平康監督が映画化した青春映画の金字塔「狂った果実」
1956年7月12日(土)公開。
奔放な生活を送る兄の夏久と兄を慕う純真な弟の春次。2人はひとりの美しい女性の恵梨をめぐって対立し、破滅へと向かっていく…

太陽族の滝島夏久は純真な弟の春次の初恋の女性の恵梨を奪う。やがて心の中にあった兄弟への愛情の均衡も破れ、恵梨は夏久の強靭な肉体に強く惹かれていく。恵梨と夏久の全ての出来事を知った春次は憑かれたようにモーターボートでヨットの二人を追う…

石原慎太郎が弟の裕次郎の初主演のために書いた脚本を「夏の嵐」、「泥だらけの純情」の中平康監督が映画化。
奔放な生活を送る滝島夏久には石原裕次郎
純真な弟の滝島春次には津川雅彦、天草恵梨には北原三枝
岡田眞澄ほかが共演。

中平康監督のユニークな映像とスピーディーな演出。自由奔放な石原裕次郎の魅力。フランソワ・トリュフォー監督が絶賛し、ヌーベルバーグに多大な影響を与えた青春映画の金字塔です。

★「狂った果実」(4Kデジタルリマスター版)
NHK BSプレミアム
4月16日(月)
13:00~14:27



浅田次郎の小説を中井貴一と阿部寛主演で映画化した時代劇「柘榴坂の仇討」、NHK BSプレミアムで4月16日(月)放送。




浅田次郎の小説中井貴一阿部寛主演で映画化した時代劇「柘榴坂の仇討」、NHK BSプレミアムで4月16日(月)放送。

浅田次郎の小説若松節朗監督中井貴一阿部寛主演で映画化した時代劇「柘榴坂の仇討」。
2014年9月20日(土)に公開され、興収6.44億円。
武士の世が終わり仇討ちが禁じられた明治6年。主君の仇を追い続ける志村金吾と武士を捨て孤独に生きる佐橋十兵衛の邂逅と行く末を描く…

安政7年。江戸城桜田門外で大老・井伊直弼が暗殺される。主君を守りきれなかった志村金吾は切腹も許されず、仇討を果たすため逃亡した浪士たちを追い続ける。彦根藩も既に無い13年後の明治6年。ついに金吾は最後の仇の佐橋十兵衛を探し出すが、新政府は「仇討禁止令」を布告していた…

浅田次郎の小説を「沈まぬ太陽」の若松節朗監督が映画化した時代劇。
彦根藩士の志村金吾には中井貴一
仇の佐橋十兵衛には阿部寛
金吾の妻セツには広末涼子
髙嶋政宏真飛聖藤竜也中村吉右衛門ほかが共演。
音楽は久石譲

幕末から明治へと時代が激変する中、人としての誇りと覚悟を持って生きる武士たちの姿にはいろいろと考えさせられます。

★「柘榴坂の仇討」
NHK BSプレミアム
4月16日(月)
21:00~23:01