日別アーカイブ: 2018年4月29日

4月29日はダニエル・デイ=ルイスの誕生日。出演作でどの作品が好きですか?




4月29日はダニエル・デイ=ルイスの誕生日。出演作でどの作品が好きですか?
Daniel Day-Lewis
ダニエル・デイ=ルイスは1957年4月29日にイングランドのロンドンで生まれました。
舞台で活躍しつつ、映画にも出演するようになり、1990年「マイ・レフト・フット」、2007年「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」、2013年「リンカーン」アカデミー賞主演男優賞を受賞し、アカデミー主演男優賞を3回受賞している唯一の俳優です。
他にも「ラスト・オブ・モヒカン」「父の祈りを」「ギャング・オブ・ニューヨーク」などにも出演。

ダニエル・デイ=ルイスの主な出演作品は次の通りです。
「マイ・レフト・フット」(原題 My Left Foot)
マイ・レフト・フット
ジム・シェリダン監督が重度の脳性小児麻痺に冒されたアイルランド人画家であり、小説家のクリスティ・ブラウンの半生を描いたヒューマン・ドラマ。
1990年4月21日(土)公開。
生まれながらの重度の脳性小児麻痺に冒されたクリスティが絶え間ざる努力の末、言語能力を取り戻し、わずかに動く左足を使い絵を描けるようになるまで成長していく…
第62回アカデミー賞で主演男優賞、助演女優賞を受賞。
ダニエル・デイ=ルイスは生まれながらにして脳性小児麻痺に冒されたクリスティ・ブラウンを熱演し、第62回アカデミー賞、第43回英国アカデミー賞の主演男優賞を受賞。
撮影中はずっと左足だけを使い車椅子で生活したというダニエル・デイ=ルイスの壮絶な演技にはうならされます。

「ラスト・オブ・モヒカン」(原題 The Last of the Mohicans)
ラスト・オブ・モヒカン
マイケル・マン監督が幾度となく映画化されて来たジェームズ・フェニモア・クーパーの小説「モヒカン族の最後」を映画化した歴史ドラマ。
1993年3月6日(土)に公開され、配収6.8億円。
第65回アカデミー賞で音響賞を受賞。
独立前夜のアメリカを舞台に、英軍大佐令嬢とモヒカン族酋長の息子との愛を描く…
ダニエル・デイ=ルイスはインディアンに育てられたモヒカン族酋長の息子のホークアイを熱演し、第46回英国アカデミー賞主演男優賞にノミネート。
ネイティブ・アメリカンの悲史をマイケル・マン監督ならではの映像美で描かれていて、ダニエル・デイ=ルイスの迫真の演技が楽しめます。

「父の祈りを」(原題 In the Name of The Father)
父の祈りを
ジム・シェリダン監督がIRAの抗争が激化した北アイルランドとロンドンで”ギルフォード・フォー事件”と呼ばれた爆弾テロ事件を映画化したヒューマン・ドラマ。
1994年4月16日(土)公開。
70年代のロンドン。多くの市民を巻き込んだ爆弾テロ事件の容疑を掛けられた親子が、無罪を証明しようとする…
ダニエル・デイ=ルイスは爆弾テロ事件の容疑を掛けられたジェリー・コンロンを熱演し、第66回アカデミー賞、第51回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門、第47回英国アカデミー賞の主演男優賞にノミネート。
未だにグレー・ゾーンを残す”ギルフォード・フォー事件”に真っ向から光を当てていて、見応えある作品に仕上がっています。

「ギャング・オブ・ニューヨーク」(原題 Gang of New York)
ギャング・オブ・ニューヨーク02
マーティン・スコセッシ監督レオナルド・ディカプリオキャメロン・ディアス共演でギャング組織の抗争の中で運命に翻弄される男女の姿を描いたヒューマン・ドラマ。
2002年12月21日(金)に公開され、興収30億。
19世紀、ニューヨークのアイルランド移民のアムステルダムは父を殺した先住民のギャング団”ネイティブ・アメリカンズ”のボス、ブッチャーに近づき、父親の復讐を遂げようとする…
ダニエル・デイ=ルイスはギャング団”ネイティブ・アメリカンズ”のボスのビル・”ザ・ブッチャー”・カッティングを熱演し、第75回アカデミー賞、第60回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門、第56回英国アカデミー賞で主演男優賞にノミネート。
暴力と血で彩られた時代に生きる荒々しい男たちを描いたマーティン・スコセッシ監督ならではの骨太な演出とダニエル・デイ=ルイス、レオナルド・ディカプリオの熱演が光ります。

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(原題 There Will Be Blood)
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
ポール・トーマス・アンダーソン監督が石油を掘り当てた男の欲望と裏切りの人生模様を骨太に描いた一大叙事詩。
2008年4月26日(金)公開。
石油発掘による一攫千金を狙うダニエル・プレインヴューが石油を掘り当て、富と権力を手に入れつつも破滅していく姿を描く…
第80回アカデミー賞で主演男優賞、撮影賞を受賞。
ダニエル・デイ=ルイスは一攫千金を夢見るダニエル・プレインヴューを熱演し、第80回アカデミー賞、第65回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門、第61回英国アカデミー賞ほか数多くの映画賞で主演男優賞を受賞。
石油に対して異常なほど欲望をむき出しにするダニエル・プレインヴューをダニエル・デイ=ルイスが体当たりで演じていて、圧倒されます。

「リンカーン」(原題 Lincoln)
リンカーン02
スティーブン・スピルバーグ監督がエイブラハム・リンカーンの偉大な足跡を映画化したヒューマン・ドラマ。
2013年4月13日(金)に公開され、興収10.2億円。
エイブラハム・リンカーンがアメリカ合衆国の第16代大統領として過ごした最後の数カ月を描く…
第85回アカデミー賞で主演男優賞、美術賞を受賞。
ダニエル・デイ=ルイスはリンカーンを熱演し、第85回アカデミー賞、第70回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門ほか数多くの映画賞で主演男優賞を受賞。
奴隷解放を実現させるためにリンカーンが奔放する姿を見ていると人を動かすために何が必要なのか、教えてくれます。

「リンカーン」で第85回アカデミー賞主演男優賞を受賞後に「リンカーン」での演技を極めたことに困難を感じ、俳優業から休業することを発表、2014年6月に演劇への貢献を称えられ、エリザベス2世よりナイトの称号(KBE)を授与されました。

最新作「ファントム・スレッド」(原題 Phantom Thread)が5月26日(土)公開。

ポール・トーマス・アンダーソン監督ダニエル・デイ=ルイスと再びタッグを組み、1950年代ロンドンのファッション業界を描いたドラマ。
1950年代のロンドンでオートクチュールの仕立て屋レイノルズ・ウッドコックが若きウェイトレスのアルマと魅惑的な美の世界で恋に落ちていく…
第90回アカデミー賞で衣装デザイン賞を受賞。
ダニエル・デイ=ルイスはオートクチュールの仕立て屋レイノルズ・ウッドコックを熱演し、第90回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされましたが、この作品で俳優引退を宣言されました。

俳優引退を宣言したダニエル・デイ=ルイスの出演作でどの作品が好きですか?



トム・ハンクス主演、ロン・ハワード監督でアポロ13号の真実を描いた「アポロ13」、NHK BSプレミアムで4月30日(月)放送。




トム・ハンクス主演、ロン・ハワード監督でアポロ13号の真実を描いた「アポロ13」、NHK BSプレミアムで4月30日(月)放送。
アポロ13
ロン・ハワード監督がアポロ13号の真実をトム・ハンクス主演で描いたドラマ「アポロ13」(原題: Apollo 13)
1995年7月25日(土)に公開され、配収20億円。
実際に起こったアポロ13号の事故をフィクションとノンフィクションを巧みに組み合わせて映画化。

月へ打ち上げられたアポロ13号に爆発事故が発生。絶望的な状況の中、乗組員の救出作戦が決行される…
1970年4月、月に向けて打ち上げられたアポロ13号。月に向かう軌道上で、爆発事故という緊急事態に遭遇してしまう。絶望的な状態の中、ジム・ラヴェル船長ほか宇宙飛行士とヒューストンのスタッフたちが総力を挙げ、次々に発生する問題に立ち向かい地球への無事帰還を目指す…

ジム・ラヴェルのノンフィクション”Lost Moon”を「ダ・ヴィンチ・コード」、「バックドラフト」のロン・ハワード監督が映画化。
ジム・ラヴェル船長にはトム・ハンクス
ケヴィン・ベーコンビル・パクストンゲイリー・シニーズエド・ハリスほかが共演。
音楽はジェームズ・ホーナー
第68回アカデミー賞で編集賞、音響賞の2部門受賞。

ロン・ハワード監督が実際に起こったアポロ13号の事故をフィクションとノンフィクションを巧みに組み合わせて映画化。トム・ハンクス、ケヴィン・ベーコン、エド・ハリス、ゲイリー・シニーズといった実力派の共演も見所で、ロン・ハワードの代表作といえる名作です。

★「アポロ13」(字幕スーパー)
NHK BSプレミアム
4月30日(月)
13:00~15:21



クリント・イーストウッド監督がブラッドリー・クーパー主演でアメリカ最強の狙撃手の実話を映画化した「アメリカン・スナイパー」、NHK BSプレミアムで4月30日(月)放送。




クリント・イーストウッド監督ブラッドリー・クーパー主演でアメリカ最強の狙撃手の実話を映画化した「アメリカン・スナイパー」、NHK BSプレミアムで4月30日(月)放送。
アメリカン・スナイパー
クリント・イーストウッド監督ブラッドリー・クーパー主演でアメリカ最強の狙撃手の実話を映画化した「アメリカン・スナイパー」(原題 American Sniper)
2015年2月21日(土)に公開され、興収20.98億円。
米海軍特殊部隊の元隊員クリス・カイルの自伝を映画化。米軍史上最強と謳われた伝説の狙撃手クリス・カイルの真実を描く…

イラク戦争で米海軍特殊部隊(ネイビー・シールズ)のクリス・カイルのたった1つの任務は仲間を必ず守ること。狙撃の精度で多くの同朋を救ったクリスは”レジェンド”の異名を轟かせるほどになるが、反乱兵たちの標的となってしまう。遠い戦地にいながらも良き夫、良き父でありたいというジレンマを抱え、妻子の元へ戻った後も戦争の傷を拭えずにいた…

米海軍特殊部隊(ネイビー・シールズ)の元隊員クリス・カイルの自伝「ネイビー・シールズ 最強の狙撃手」(原題 American Sniper: The Autobiography of the Most Lethal Sniper in U.S. Military History)を映画化。
主演のブラッドリー・クーパーが自ら映画化権を獲得し、プロデュースも手掛け、クリント・イーストウッド監督が映画化。
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クリス・カイルにはブラッドリー・クーパー
その妻にはシエナ・ミラージェイク・マクドーマンルーク・グライムスナヴィド・ネガーバンキーア・オドネルほかが共演。
第87回アカデミー賞で音響編集賞第87回ナショナル・ボード・レビューで監督賞を受賞。

クリス・カイルは1999年から2009年の約10年のあいだに255人の敵兵を射殺(うち米海軍が公認したのは160人)し、米軍史上最強のスナイパーと謳われた伝説の狙撃手。
ボランティア活動の一環として心的外傷後ストレス障害(PTSD)の元兵士たちの支援を行っていたが、2013年2月に米テキサス州の射撃場で、PTSDを患った元海軍兵に射殺され38歳で死去。
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クリント・イーストウッド監督らしい緊張感あふれる映像と伝説の狙撃手クリス・カイルの苦悩を演じたブラッドリー・クーパーの演技。戦争のことについて改めて考えさせられます。

★「アメリカン・スナイパー」(字幕スーパー)
NHK BSプレミアム
4月30日(月)
21:00~23:14