名優クリストファー・リーが死去されました。一番印象に残っているのはどの作品ですか?
俳優のクリストファー・リー氏が6月7日(月)に心不全で亡くなられました。心よりご冥福をお祈りします。
出演作で一番印象に残っているのはどの作品ですか?
クリストファー・リーは1922年5月27日にイングランドのロンドンで生まれました。
若い頃は長身のためスタントマンや脇役を中心に演じ、1957年「吸血鬼ドラキュラ」でドラキュラ伯爵に大抜擢。大ヒットを受けて「ドラキュラ’72」など「ドラキュラ」シリーズでドラキュラ伯爵として出演。
「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」でシスの暗黒卿のドゥーク伯爵、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作、「ホビット」3部作で魔法使いのサルマンを演じるなど他にも数多くの作品に出演。
クリストファー・リーの主な出演作品は次の通りです。
★「吸血鬼ドラキュラ」(原題 Dracula)
ブラム・ストーカーの怪奇小説の古典をテレンス・フィッシャー監督がピーター・カッシング共演で史上初のカラー版として映画化。
1958年8月2日(土)公開。
トランシルヴァニアを舞台に悪鬼ドラキュラ伯爵とヴァン・ヘルシング教授との死闘を描く…
クリストファー・リーはドラキュラ伯爵を怪演し、「凶人ドラキュラ」、「ドラキュラ’72」など数多くの作品でドラキュラ伯爵を演じ、代表作となりました。
★「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」(原題 STAR WARS EPISODE II: Attack of the Clones)
「スター・ウォーズ」サーガの序章を描いた三部作の第2作。
2002年7月13日(金)に公開され、興収93.5億円の大ヒット。
クリストファー・リーはシスの暗黒卿のドゥーク伯爵を演じ、オビ＝ワン・ケノービ、アナキン・スカイウォーカーを苦しめる…
続編の2005年7月9日(金)公開の「スター・ウォーズ エピソードⅢ/ シスの復讐」(興収91.7億円)にドゥーク伯爵として出演。
★「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ
ピーター・ジャクソン監督が20世紀最高の文学として知られるJ.R.R.トールキン原作による「指輪物語」を完全映画化した3部作。
イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセンほかが共演。
世界を滅ぼすことができる邪悪な指輪を手にしたホビット族のフロドは、魔法使いのガンダルフや剣士アラゴルン、エルフ族のレゴラスらとともに指輪を破壊するための旅に出る…
2002年第1章「ロード・オブ・ザ・リング」(興収90.7億円)、2002年第2章「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」(興収79億円)、2004年最終章「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」(興収103億円)にクリストファー・リーは白の魔法使いのサルマンを演じ、最も叡智に長け、大きな力を持っていたにも関わらず、持てる力の強大さ故に堕落していく…
前日譚にあたる「ホビットの冒険」を映画化した「ホビット」シリーズ3部作にもサルマンとして出演。
他にも「チャーリーとチョコレート工場」、「ヒューゴの不思議な発明」、「ダーク・シャドウ」などで存在感を示し、若い世代のファンを獲得してきました。
今回の訃報は残念でなりません。出演作の名で一番印象に残っているのはどの作品ですか?
心よりご冥福をお祈りします。
