ギレルモ・デル・トロ監督「パシフィック・リム」鑑賞。
怪獣映画、ロボットアニメ、特撮作品を見て育った子供の心を持った大人たちにはたまらない迫力あふれる人型巨大兵器”イェーガー”と”KAIJU”との戦い。この戦いは映画館の大スクリーンと大音量で楽しむのが一番です。IMAX 3Dの迫力は半端ないっ!!
1. ギレルモ・デル・トロ監督が日本の怪獣映画、ロボット・アニメにオマージュを捧げた作品
「ヘルボーイ」シリーズ、「バンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督が日本の怪獣映画、ロボットアニメにオマージュをたっぷり捧げて映画化。
太平洋(パシフィック)の深海から突如出現した”KAIJU”と人類が開発した人型巨大兵器”イェーガー”との戦い。
日本アニメの大ファンであるギレルモ・デル・トロだからこそこだわりたっぷりに創り上げていて、怪獣映画、ロボット・アニメ、特撮作品を見て育った子供の心を持った大人たちにはたまらない作品です。
2. 人型巨大兵器”イェーガー”と”KAIJU”との迫力あふれる戦い
この作品の魅力は人型巨大兵器”イェーガー”と”KAIJU”との迫力あふれる戦い。
オープニングからめまぐるしく展開する”イェーガー”と”KAIJU”との戦い。
“イェーガー”のデザインは日本のロボットアニメを彷彿とさせ、ジプシー・デンジャーを初め、日本代表のコヨーテ・タンゴ、ロシア代表のチェルノ・アルファ、中国代表のクリムゾン・タイフーンなどたまらないデザインとその重量感はさすがです。
また”KAIJU”も太平洋(パシフィック)の深海から続々と出現、進化を遂げていて、そのデザインも日本の怪獣映画そのもの。
3. “イェーガー”のパイロットを演じるチャーリー・ハナムと菊地凛子
ロリーには「コールド マウンテン」、「トゥモロー・ワールド」のチャーリー・ハナム、もう一人のマコには「バベル」の菊地凛子。
様々な試練を乗り越え、”イェーガー”のパイロットとして成長していく姿を好演しています。
二人の心がシンクロしないと操縦できない”イェーガー”。この設定も日本のロボット・アニメそのものです。
環太平洋防衛軍の司令官、スタッカー・ペントコストには「プロメテウス」のイドリス・エルバ、香港の”KAIJU”の闇商人のハンニバル・チャウには「ヘルボーイ」シリーズのロン・パールマン。
“イェーガー”と”KAIJU”の存在感に押され気味ですが、負けない存在を見せてくれます。
ワクワクしっぱなしの132分ですが、”KAIJU”は夜行性なのか、登場するのが夜のことが多くて、”イェーガー”と”KAIJU”の戦いが全体的に暗くて、細かい部分がよくわからないのが、残念でした。
また戦いのシーンがめまぐるしく展開して、シーンを追うのと字幕を追うのに忙しすぎて、細かい部分を見逃してしまい、このあたりは1回だけでなく、何度も見たくなります。
この作品は映画館の大スクリーンと大音量で楽しむのが一番で、さらにIMAX 3Dで楽しむのが最高のパシリム体験ができます。