ジョニー・デップ主演の「ローン・レンジャー」鑑賞。
まさしく「パイレーツ・オブ・カリビアン」の西部劇版!!ジョニー・デップが白塗りの先住民トントを怪演。
ハンス・ジマー版の「ウィリアム・テル序曲」に乗せて展開するアクションシーンは見所で、ちょっと長い感はありますが、すっきり楽しめます。
1. まさしく「パイレーツ・オブ・カリビアン」の西部劇版!!
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジョニー・デップとゴア・ヴァービンスキー監督、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが再びタッグを組み、復讐に燃える戦士トントと正義に燃えるヒーローのローン・レンジャーの何もかも正反対な2人が繰り広げるアクション・アドベンチャー。
舞台を海から西部に移し、”ローン・レンジャー”誕生の物語が展開します。
2. ジョニー・デップが白塗りの先住民トントを怪演!!
ジョニー・デップが白塗りで頭には鳥の飾りをつけたトントを今回も怪演していて、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジャック・スパロウを彷彿させつつ、先住民のかなり怪しいトントになりきっていて、弾けまくっています。
3. ローン・レンジャーことジョン・リードにはアーミー・ハマー
正義を貫く検事ジョン・リードが、瀕死の状態から不思議な力によって復活し、”ローン・レンジャー”として活躍するまでを描いた”ローン・レンジャー”誕生の物語。
アーミー・ハマーがコメディ色たっぷりに演じてくれます。
ヘレナ・ボナム=カーターも義足に銃を仕込んだ勝ち気な女性・レッドを「レ・ミゼラブル」のテナルディエ夫人と「ハリー・ポッター」シリーズのベラトリック・レストレンジを足して、掛け合わせたような役を怪演してくれますが、出番が少なくて、ちょっと物足りない感がありました。
4. 「ウィリアム・テル序曲」に乗せて展開するアクションシーン
1933年にラジオドラマとして登場して以来、アメリカン・コミックスやTVドラマ、映画が作られ、「ハイヨー、シルバー!」の掛け声などで日本でも人気を博した西部劇で、なじみのある世代には懐かしく感じられるようですが、そうでない世代も西部劇の新しい魅力を発見できること間違いなしっ!!
ハンス・ジマー版の「ウィリアム・テル序曲」に乗せて展開するアクションシーンと「ハイヨー、シルバー!」の掛け声は最高です。
エンド・クレジットでも「ウィリアム・テル序曲」が流れ、余韻に浸らしてくれます。
オープニング・シーンを見たときにはまさか「ナイト・ミュージアム」のような話が展開するのかと思ったり、敵にちょっと迫力を感じなかったりしますが、「ウィリアム・テル序曲」に乗せて展開するアクションシーンと「ハイヨー、シルバー!」の掛け声は最高です。
夏休みに大スクリーンで大音量で楽しむべき作品です。