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9月6日は映画監督の黒澤明が亡くなった日。監督作でどの作品が好きですか?




9月6日は映画監督の黒澤明が亡くなった日。監督作でどの作品が好きですか?

巨匠の黒澤明監督は1910年3月23日に東京府荏原郡大井町に生まれました。
「羅生門」「七人の侍」「隠し砦の三悪人」「用心棒」「影武者」「乱」など数多くの作品を生み出してきました。
「羅生門」ではヴェネチア国際映画祭金獅子賞、アカデミー賞特別賞を受賞。
「七人の侍」ではヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞するなど数多くの映画賞を受賞するなど偉大な功績を残しつつ、1998年9月6日に脳卒中のため88歳で他界されました。
黒澤明

黒澤明の主な監督作品は次の通りです。
「羅生門」
羅生門
芥川龍之介の短編「藪の中」三船敏郎主演で映画化したアクション活劇。
1950年8月26日(土)公開。
山中で武士とその妻が山賊に襲われ、武士は死亡し、事件は検非違使によって吟味される事になるが、山賊と生き残った女性の言い分は真っ向から対立する…
第12回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞、第24回アカデミー賞で特別賞を受賞。
欧米に黒澤明をはじめとする日本映画が紹介されるきっかけになった記念すべき作品です。

「七人の侍」
七人の侍
三船敏郎志村喬共演で野武士の無法ぶりに悩む百姓たちに雇われた7人の侍たちの勇姿を描いたアクション活劇。
1954年4月26日(土)に公開され、配収2.1億円。
戦国時代の貧しい農村を舞台に野盗と化した野武士に立ち向かうべく農民に雇われた7人の侍たちの闘いを描く…
第15回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞。
ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグら世界の映画作家に多大な影響を与えた日本映画の名作中の名作です。

「隠し砦の三悪人」
隠し砦の三悪人
三船敏郎主演で戦国時代を舞台に隠し砦から姫と財宝を持ち、敵地の横断突破を試みる武士たちの奮闘を描いたアクション活劇。
1958年12月28日(土)に公開され、配収3.4億円。
山名家と戦い敗れた秋月家の侍大将・真壁六郎太が世継ぎの姫と隠し置いた黄金200貫とともに敵陣をの突破を試みる…
第9回ベルリン国際映画祭で監督賞を受賞。
大胆な構図、張り詰めた緊張感とダイナミズムで観る者を圧倒。ジョージ・ルーカスが「スター・ウォーズ」のアイディアを得たという第一級の娯楽作品です。

「用心棒」
用心棒
三船敏郎主演で縄張り争いで荒廃した小さな宿場町に流れて来た凄腕の浪人の活躍を描いたアクション活劇。
1961年4月25日(土)に公開され、配収3.5億円。
ヤクザの2大勢力が縄張り争いに明け暮れる小さな宿場町。そこに流れ着いた凄腕の浪人の桑畑三十郎が用心棒として雇われる振りをして、双方のヤクザを同士打ちさせようと画策する…
第22回ヴェネツア国際映画祭で三船敏郎が男優賞を受賞。
イタリアで「荒野の用心棒」としてリメイクされるなど、世界中の映画作家に影響を与えた黒澤明監督の痛快娯楽時代劇です。

「影武者」
影武者
仲代達矢山崎努共演で武田信玄の影武者として生きた男の悲喜劇を描いたアクション活劇。
1980年4月26日(土)に公開され、配収27億円。
「我が死を3年隠せ」という遺言を残してこの世を去った甲斐の名将の武田信玄。重臣たちは信玄の死を隠すため、信玄に瓜ふたつの盗人を影武者に仕立て上げる…
第33回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。
製作発表から完成まで数多くの話題を集めながら、華麗でダイナミックな重量級の戦国絵巻が誕生。黒澤監督独特の幻想的な色彩センスが映えた名作です。

「乱」
乱
仲代達矢寺尾聰共演でシェイクスピアの「リア王」と毛利元就の”三本の矢”を基に映画化したアクション活劇。
1985年6月1日(土)に公開され、配収16.7億円。
戦国時代を生き抜いてきた猛将の一文字秀虎は70歳を迎え、3人の息子に家督を譲る決心をするが、秀虎を待っていたのは息子たちの反逆と骨肉の争いだった…
第58回アカデミー賞で監督賞にノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞。
疾走する騎馬武者の大群。燃え上がる城。意匠を凝らした甲冑、旗指物。色彩豊かな衣裳の数々。黒澤監督がライフワークと公言しただけある圧倒的なスペクタクルと映像美が楽しめます。

第62回アカデミー賞では名誉賞を受賞。
プレゼンテーターはスティーヴン・スピルバーグとジョージ・ルーカス。その授賞式の映像を見ると受賞したときの感動が蘇ってきます。

そして黒澤映画をあの映画評論家の淀川長治が熱く語る映像。

この二本の映像を見ているだけでも、黒澤明監督の作品が再び見たくなってきます。



マット・デイモン主演のスパイ・アクション第2弾「ボーン・スプレマシー」、BS-TBSで9月7日(土)放送。




マット・デイモン主演のスパイ・アクション第2弾「ボーン・スプレマシー」、BS-TBSで9月7日(土)放送。
ボーン・スプレマシー
マット・デイモン主演のスパイ・アクション第2弾の「ボーン・スプレマシー」(原題 The Bourne Supremacy)ポール・グリーングラスが監督
2005年2月11日(金)に公開され、興収12.5億円。
自分の素性に感づいたボーンは何者かに追われ、恋人が命を落としてしまう。ベルリンで起きた殺人事件の容疑者とされ、自らCIAを挑発するかのようにイタリアからドイツへと向かう…

前作で自分の素性に感づいた主人公のボーンは、恋人とインドに潜んでいたが、何者かに追われ、恋人が命を落としてしまう。自分が、ベルリンで起きた殺人事件の容疑者とされていると知った彼は、自らCIAを挑発するかのようにイタリアからドイツへと向かう…

ロバート・ラドラムの小説を「ユナイテッド93」、「グリーン・ゾーン」のポール・グリーングラスが監督、第1作の監督ダグ・リーマンが製作総指揮を手掛けて映画化したシリーズ第2弾。
記憶を失くした暗殺者のジェイソン・ボーンには「オーシャンズ」シリーズ、「リプリー」のマット・デイモン
恋人のマリーにはフランカ・ポテンテ。ブライアン・コックス、ジュリア・スタイルズほかが共演。

マット・デイモンのアクションだけでなく、組織に追い詰められ、そして真実を追い詰めて行くストーリーには目が離せません。

★「ボーン・スプレマシー」(日本語吹替版)
BS-TBS
9月7日(土)
21:00~22:54



大学読書人大賞を獲得した河野裕の小説を横浜流星、飯豊まりえ共演で実写映画化した青春ファンタジー「いなくなれ、群青」、9月6日(金)公開。




大学読書人大賞を獲得した河野裕の小説横浜流星飯豊まりえ共演で実写映画化した青春ファンタジー「いなくなれ、群青」、9月6日(金)公開。

捨てられた人たちの島の階段島にやってきた七草は幼なじみの真辺に出会い、島から出るため島の謎を解明しようとする…

ある日、捨てられた人たちの島の階段島に、七草がやってくる。島を出るにはなくしたものを見つけなければならなかったが、疑問さえ抱かなければ平穏に暮らすことができる。そんな中で七草は、幼なじみの真辺に再会する。島から出るために島にまつわる謎を解き明かそうとする真辺。七草と周囲の人々は真辺に巻き込まれていく…

大学文芸員が選ぶ第8回大学読書人大賞を獲得した河野裕の小説「階段島」シリーズの第1作を「今日という日が最後なら、」の柳明菜監督が映画化。

七草には横浜流星、真辺には飯豊まりえ
矢作穂香松岡広大ほかが共演。
主題歌プロデューサーには小林武史。主題歌はSalyuの「僕らの出会った場所」

謎だらけの島を舞台にした唯一無二の世界観と切ないほど美しい映像で綴られる青春ファンタジー。

「いなくなれ、群青」公式サイト

「いなくなれ、群青」公開劇場リスト