日別アーカイブ: 2017年1月30日

1月30日はジーン・ハックマンの誕生日。出演作でどの作品が好きですか?




1月30日はジーン・ハックマンの誕生日。出演作でどの作品が好きですか?

ジーン・ハックマンは1930年1月30日にカリフォルニア州サン・バーナディノで生まれました。
30歳を過ぎてから、俳優を志すようになり、1967年「俺たちに明日はない」で主人公クライドの兄役で注目を集め、第2回全米批評家協会賞の助演男優賞を受賞。
1972年「フレンチ・コネクション」アカデミー賞主演男優賞「ミシシッピー・バーニング」ベルリン国際映画祭男優賞「許されざる者」アカデミー賞助演男優賞「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門の男優賞を受賞してきました。
ほかにも「スケアクロウ」、「クリムゾン・タイド」など幅広い作品に出演してきました。

「フレンチ・コネクション」(原題 The French Connection)

実在したニューヨーク市警の刑事と実際に起こった麻薬密輸事件を基にした小説をウィリアム・フリードキン監督が映画化した犯罪アクション。
1972年2月12日(土)公開。
マルセイユとニューヨークを結ぶ麻薬取引のルートを背景に”ポパイ”ことドイル刑事が麻薬組織壊滅に執念を燃やす…
第44回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞、編集賞の5部門受賞。
ジーン・ハックマンはジミー・ドイル刑事を演じ、第44回アカデミー賞で主演男優賞を受賞。
実話を基にドキュメンタリー・タッチとカーチェイス、迫真のアクションで描いた犯罪アクション。何度見ても色あせることのない傑作です。

「スケアクロウ」(原題 Scarecrow)

ジェリー・シャッツバーグ監督アル・パチーノ共演で男同志の深い友情を描いたロードムービー。
1973年9月22日(土)公開。
ヒッチハイクの途中で偶然出会った性格のまったく違う2人の男。共に旅を続けながら友情を深めていく…
第26回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールと国際カトリック映画事務局賞を受賞。
ジーン・ハックマンは刑期を終えて出所したばかりマックスを演じ、元船員のライオンとカリフォルニアの乾いたハイウェイで出会い、友情を深めていく…
ジーン・ハックマンとアル・パチーノの共演が光るアメリカン・ニューシネマの傑作です。

「ミシシッピー・バーニング」(原題 Mississippi Burning)

公民権運動家の殺害事件という衝撃的な実話をベースに奇才アラン・パーカー監督ウィレム・デフォー共演でアメリカのタブーに挑んだ社会派サスペンス。
1989年3月4日(土)公開。
1964年の夏、行方を絶った三人の公民権運動家の捜査のためミシシッピーにやって来た二人のFBIエージェントが予想以上に厚い人種差別の壁に阻まられながら捜査を繰り広げる…
第61回アカデミー賞で撮影賞を受賞。
ジーン・ハックマンはたたき上げのFBI捜査官のルパート・アンダーソンを演じ、ベルリン国際映画祭男優賞を受賞。
アメリカ南部の暗部を描いたサスペンスの傑作で、ジーン・ハックマン、ウィレム・デフォーの演技が光ります。

「許されざる者」(原題 Unforgiven)

クリント・イーストウッドが製作、監督、主演を務めた西部劇の名作。
1993年4月24日(土)に公開され、配収4.5億円。
かつて悪名を馳せていたマーニーが若いガンマンが賞金稼ぎの話を持ち掛けられ、昔の仲間と共に最後の追跡の旅に出る…
第65回アカデミー賞で作品賞、監督賞、助演男優賞、編集賞の4部門を受賞。
ジーン・ハックマンは残忍さを併せ持つ保安官ビル・タゲットを演じ、第65回アカデミー賞と第50回ゴールデン・グローブ賞で助演男優賞を受賞。
“私がウエスタン映画について思っていたこと全てを要約した現代の古典作品だ”と語っただけある西部劇の傑作です。

「クリムゾン・タイド」(原題 Crimson Tide)

トニー・スコット監督デンゼル・ワシントン共演で核戦争危機をめぐるポリティカル・サスペンス。
1995年10月10日(土)に公開され、配収6億円。
第三次世界大戦の危機が迫る中、核兵器を搭載した米海軍の原子力潜水艦アラバマ内で繰り広げられるベテラン艦長と新任副長の対立を描く…
ジーン・ハックマンは原子力潜水艦アラバマの艦長のフランク・ラムジー大佐を演じ、原子力潜水艦アラバマの中でデンゼル・ワシントン演じる新任副長のロン・ハンター少佐との確執と闘いを手に汗握る緊迫感で繰り広げる…
潜水艦の中で男と男の確執と闘いが、手に汗握る緊迫感で繰り広げられ、ジーン・ハックマンとデンゼル・ワシントンの迫真の演技が光ります。

「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(原題 The Royal Tenenbaums)

ウェス・アンダーソン監督アンジェリカ・ヒューストンベン・スティラー共演で天才ファミリー”テネンバウム家”の再生を描いたヒューマン・コメディ。
2002年9月7日(土)公開。
かつて”天才ファミリー”と脚光を浴びながらもいつしか家族崩壊してしまった”テネンバウム家”が一家の大黒柱・ロイヤルの余命6週間となった20年後に再びひとつ屋根の下に暮らし、”家族”を再構築していく…
ジーン・ハックマンは”テネンバウム家”の大黒柱のロイヤル・テネンバウムを演じ、第59回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門の男優賞を受賞。
ウェス・アンダーソン監督が豪華俳優陣共演で描いた家族愛の物語。ちょっとぶっ飛んだ家族愛ながら、ウェス・アンダーソンの独特の世界にはまります。

2002年に第66回ゴールデン・グローブ章で功労賞にあたるセシル・B・デミル賞を受賞。2004年のインタビューで俳優業の引退を公言してしまい、残念な限りですが、ジーン・ハックマンの出演作でどの作品が好きですか?



ティム・バートン監督、エヴァ・グリーン主演のダーク・ファンタジー「ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち」、見たいですか?




ティム・バートン監督エヴァ・グリーン主演で描いたダーク・ファンタジー「ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち」(原題 Miss Peregrine’s Home for Peculiar Children)、2月3日(金)公開。
てぃ?
ム・バートン監督の最新作、見たいですか?

奇妙な子どもたちが住む人里離れたミス・ペリグリンの児童養護施設にやってきた少年ジェイクの不思議な体験…

ひょんなことから奇妙な子どもたちが住む人里離れたミス・ペリグリンの児童養護施設にやってきた少年ジェイク。戸惑いながらも不思議な子どもたちと親しくなり、彼らが魔物から身を守るためにタイムループのなかで暮らしていることを知る。しかしジェイクは作り上げられた安全には大きな危険が潜んでいることに気づく…

ランサム・リグズのベストセラー小説「ハヤブサが守る家」ティム・バートン監督が映画化したダーク・ファンタジー。脚本は「キングスマン」のジェーン・ゴールドマン
ハヤブサが守る家

ハヤブサが守る家_US

奇妙なこどもたちの保護者のミス・ペリグリンには「ダーク・シャドウ」のエヴァ・グリーン

少年ジェイクには「ヒューゴの不思議な発明」のエイサ・バターフィールド

空中浮遊能力を持つエマにはエラ・パーネル

指先から火を放つ能力を持つオリーヴにはローレン・マクロスティ

悪戯好きの透明人間のミラード。

いつも一緒に行動する無口な双子。

邪悪な異能者を率いるリーダーのバロンにはサミュエル・L・ジャクソン

ジュディ・デンチルパート・エヴェレットほかが共演。

ティム・バートン監督が今回どんなダーク・ファンタジーの世界を見せてくれるのか、楽しみです。

「ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち」公式サイト

「ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち」公開劇場リスト



ドリアン助川の小説を河瀬直美監督が樹木希林主演で映画化したヒューマン・ドラマ「あん」、NHK BSプレミアムで1月31日(火)放送。




ドリアン助川の小説河瀬直美監督樹木希林主演で映画化したヒューマン・ドラマ「あん」、NHK BSプレミアムで1月31日(火)放送。

ハンセン病をテーマにしたドリアン助川の小説河瀬直美監督樹木希林主演で映画化したヒューマン・ドラマ「あん」
2015年5月30日(土)に公開され、興収5億円。
おいしい粒あんを作る謎多き老婦人の徳江とどら焼き店の店主や店を訪れる女子中学生の人間模様を描く…

どら焼き屋の雇われ店長として単調な日々を過ごす千太郎。ある日、店の求人募集を見た老女・徳江が現れ、粒あん作りを任せることに。あんは美味しく、みるみるうちに店は大繁盛。そんな中、徳江は店の常連客で中学3年生のワカナと親しくなる。ところがある日、徳江がかつてハンセン病を患っていたことが近所に知れ渡ってしまう…

ハンセン病をテーマにしたドリアン助川の小説を「殯(もがり)の森」の河瀬直美が監督・脚本を手がけて映画化。

謎多き老婦人の徳江には樹木希林
どら焼き屋の店長の千太郎には永瀬正敏
内田伽羅水野美紀太賀浅田美代子市原悦子ほかが共演。
主題歌は秦基博の「水彩の月」

樹木希林の名演。永瀬正敏の控えめな存在感。そして映像の美しさ。自分が生まれてきた意味、生きる意味をやさしく伝えてくれ、いろいろなことを考えさせてくれます。

★「あん」
NHK BSプレミアム
1月31日(火)
21:00~22:55



スティーブ・マックイーンの遺作となったウェスタン「トム・ホーン」、NHK BSプレミアムで1月31日(火)放送。




スティーブ・マックイーンの遺作となったウェスタン「トム・ホーン」、NHK BSプレミアムで1月31日(火)放送。

開拓時代末期の実在の人物”トム・ホーン”の半生をスティーブ・マックイーン主演で映画化した「トム・ホーン」(原題 Tom Horn)
1980年4月26日(土)公開。
19世紀末の西部を舞台にバウンティハンターとして名を馳せた早撃ちガンマンのトム・ホーンの激動の半生を描く…

西部開拓時代末期のワイオミング州。大牧場主たちに家畜探偵として雇われたトム・ホーンは牛泥棒たちを次々に退治してゆく。だが、容赦ないホーンのやり方に恐れを抱き始めた人々は、残酷な仕打ちを仕掛けて彼を葬り去ろうとする…

西部開拓時代の終焉に実在した賞金稼ぎトム・ホーンの最期をウィリアム・ウィアード監督が映画化。
トム・ホーンにはスティーブ・マックイーン
リンダ・エバンスリチャード・ファンズワースほかが共演。

本作の後、間もなく亡くなったスティーブ・マックイーンの生涯最後の西部劇。スティーブ・マックイーンの年を重ねた渋い演技が味わえます。

★「トム・ホーン」(字幕スーパー)
NHK BSプレミアム
1月31日(火)
13:00~14:39