12月16日はSF作家フィリップ・K・ディックの誕生日。映画化された作品で一番好きなのはどの作品ですか?
SF作家フィリップ・K・ディックは1928年12月16日にイリノイ州シカゴで生まれました。
「高い城の男」でヒューゴー賞を受賞。
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」は「ブレードランナー」、「記憶売ります」は「トータル・リコール」として映画化されるなど数多くのSF作品を手掛けてきました。
フィリップ・K・ディックの主な映画化作品は次の通りです。
★「ブレードランナー」(原題: Blade Runner)
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」(Do Androids Dream of Electric Sheep?)をリドリー・スコット監督がハリソン・フォード主演で映画化したSF映画の金字塔。
1982年7月3日(土)に公開され、配収2.7億円。
舞台は2019年の酸性雨が降る未来都市ロサンゼルス。反乱を起こし手配中の人造人間=レプリカントらと、彼らを追跡し命を絶つ特別捜査班ブレードランナーとの戦いが展開する…
リドリー・スコットらしい映像が満載で、後のSF映画に多大な影響を与え、現在でも様々な議論を呼び続ける映画史に残るSF映画の金字塔。何度見ても味わい深い作品です。
★「トータル・リコール」(原題 Total Recall)
短編「追憶売ります」(We Can Remember It for You Wholesale)をポール・バーホーベン監督がアーノルド・シュワルツェネッガー主演で映画化したSFハード・アクション。
1990年12月1日(土)に公開され、配収24億円の大ヒット!!
西暦2084年。火星の夢にとりつかれた技師クエイドは夢の世界を実体験させる”リコール・マシン”を試したことから何者かに命を狙われ始める。今の記憶が植え付けられた物である事を知ったクエイドは本当の自分を探すため火星へ飛び立つ…
原作の要素を活かしつつ、ポール・バーホーベン監督ならではの独特の映像で描かれたSFアクション。アーノルド・シュワルツェネッガーの演技が光ります。
「ダイ・ハード4.0」のレン・ワイズマン監督がコリン・ファレル主演でリメイク。
2012年8月10日(金)に公開され、興収10.2億円。
★「マイノリティ・リポート」(原題 Minority Report)
短編「少数報告」(The Minority Report)をスティーヴン・スピルバーグ監督がトム・クルーズ主演で映画化したSFサスペンス。
2002年12月7日(金)に公開され、興収52.4億円の大ヒット。
2054年のワシントンDC。犯罪予防局の刑事ジョン・アンダーソンは予知能力者・プリコグの透視により犯罪を未然に防いでいた。ある日、プリコグが透視した犯人の名がジョンだったことから、予防局に追われることになる…
原作とはかなり構成が異なっていて、アクションメシーンが追加されていて、スティーヴン・スピルバーグ監督らしい凝ったビジュアルとトム・クルーズならではのアクションが楽しめる作品です。
★「アジャストメント」(原題 The Adjustment Bureau)
短編「調整班」(Adjustment Team)をジョージ・ノルフィ監督がマット・デイモン主演で映画化したSFサスペンス。
2011年5月27日(金)に公開され、興収4.5億円。
政治家のデヴィッドがふとしたきっかけでエリースに出会い、恋に落ちる。恋に落ちる運命になかったはずの二人の運命を調整しようと追いかけ回す謎の組織「運命調整局」。デヴィッドは自分の思いを遂げることができるのか…
原作の世界観をかなり忠実に映像化されていて、マット・デイモンとエミリー・ブラントの演技が光ります。
1982年に脳梗塞のため死去されましたが、数多くのSF作品を送り出してきたフィリップ・K・ディックの映画化作品で一番好きなのはどの作品ですか?