第59回ブルーリボン賞の主要部門を受賞した6作品。どの作品が好きですか?

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第59回ブルーリボン賞の主要部門を受賞した6作品。どの作品が好きですか?

第59回ブルーリボン賞の受賞結果が発表。
作品賞は庵野秀明総監督、樋口真嗣監督「シン・ゴジラ」、監督賞は「この世界の片隅に」の片渕須直、特別賞は「君の名は。」、外国語映画賞は「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」
主演男優賞は「聖の青春」の松山ケンイチ、主演女優賞は「後妻業の女」の大竹しのぶが受賞しました。
どの作品が好きですか?

「シン・ゴジラ」: 作品賞

東宝が約12年ぶりに製作、庵野秀明が脚本、総監督樋口真嗣が監督、特技監督を手掛けたシリーズ最新作。長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、高良健吾、大杉漣、柄本明共演。
7月29日(金)に公開され、興収82.5億円。
現代日本に突如として出現した巨大不明生物・ゴジラと対峙する日本の姿を描く…
賛否両論ありますが、庵野秀明が脚本、総監督を手掛けているだけに、大胆な新しい解釈で映像化した「ゴジラ」ワールド。「ヱヴァンゲリヲン」を彷彿とさせる庵野秀明ワールドが展開。

「この世界の片隅に」: 片渕須直が監督賞

戦争の中での人間のたくましさを描いたこうの史代のコミックをアニメーション映画化。
11月12日(土)に公開され、興収15.7億円(1月22日現在)
戦時中の広島県呉市を舞台に、ある一家に嫁いだ少女すずが戦禍の激しくなる中で大切なものを失いながらも前向きに生きようとする…
戦争の悲惨さを描いているのに、ほのぼのとした色彩とタッチで人間のたくましさが描かれていて、力強く生きていくことの大切さを改めて教えられました。作品の内容だけでなく、いろんな意味で見ておくべき作品です。

「君の名は。」: 特別賞

国内外から注目を集める新海誠監督が「言の葉の庭」から3年ぶりに送り出したオリジナル長編アニメーション。
2016年8月26日(金)に公開され、興収235.6億円(1月22日現在)
見知らぬ者同士であった田舎町で生活している少女と東京に住む少年が奇妙な夢を通じて導かれていく…
新海誠監督らしい透明感あふれる映像とストーリー展開。ファンタジーな世界に引き込まれていき、「きみの名は。」というタイトルの意味がわかったときますます感動させられます。新海誠監督の今後の活躍に期待です。

「聖の青春」: 松山ケンイチが主演男優賞、リリー・フランキーが助演男優賞

29歳の若さで亡くなった伝説の棋士、村山聖さとしの生涯を綴った大崎善生のノンフィクション小説森義隆監督松山ケンイチ東出昌大共演で映画化したドラマ。
11月19日(土)公開。
難病と闘いながら将棋に人生を賭け、29歳の若さで亡くなった天才棋士の村山聖(さとし)の生涯を描く…
松山ケンイチは過酷な増量計画で精神面、肉体面の両方から村山聖を熱演。29年という短い人生を全力で生き抜いた村山聖の一生には感動させられます。

「後妻業の女」: 大竹しのぶが主演女優賞賞

直木賞作家の黒川博行の小説鶴橋康夫監督大竹しのぶ豊川悦司共演で映画化した愛とお金の人間喜劇。
8月27日(土)に公開され、興収15.2億円。
独り身の高齢男性の後妻におさまりその資産を狙う女を中心に欲にとりつかれた人々が織り成す群像劇。
現代社会に潜む危うさをブラックユーモアたっぷりに描かれていて、資産を狙って結婚詐欺を働く”後妻業”の女を怪演する大竹しのぶほかキャストたちのエネルギッシュな演技を堪能できます。

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(原題 Rogue One: A Star Wars Story): 外国作品賞

ギャレス・エドワーズ監督フェリシティ・ジョーンズ主演で「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」と「エピソード4/新たなる希望」との間を描いたスピンオフ。
12月16日(金)公開。
レイア姫がR2-D2に託した帝国軍の宇宙要塞「デス・スター」の設計図。極秘情報を入手するため決死のミッションに挑んだジン・アーソほか反乱軍兵士たちの戦いを描く…
「デス・スター」の設計図の奪取のミッションに挑むジン・アーソ。AT-ATやXウィングなど懐かしい兵器の数々。そしてダース・ベイダーが登場。スピンオフながら「エピソード4/新たなる希望」につながるシーンにはワクワクしてきます。

第59回ブルーリボン賞の受賞リストは次の通りです。
作品賞 「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督、樋口真嗣監督)
監督賞 片渕須直 「この世界の片隅に」
主演男優賞 松山ケンイチ 「聖の青春」ほか
主演女優賞 大竹しのぶ 「後妻業の女」
助演男優賞 リリー・フランキー 「SCOOP!」、「聖の青春」ほか
助演女優賞 杉咲花 「湯を沸かすほどの熱い愛」
新人賞 岡村いずみ 「ジムノペディに乱れる」
特別賞 「君の名は。」(新海誠監督)
外国作品賞 「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」 (ギャレス・エドワーズ監督)



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