第47回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞した役所広司。出演作でどの作品が好きですか?
役所広司は1956年1月1日に長崎県諫早市で生まれました。
1980年のNHK連続テレビ小説「なっちゃんの写真館」でテレビデビュー、1983年のNHK大河ドラマ「徳川家康」の織田信長役で注目を集め、1984年のNHK新大型時代劇「宮本武蔵」で初めて主演に抜擢。
日本アカデミー賞では周防正行監督「Shall we ダンス?」、今村昌平監督「うなぎ」、白石和彌監督「孤狼の血」で最優秀主演男優賞を受賞。
他にも三谷幸喜監督「THE 有頂天ホテル」、三池崇史監督「十三人の刺客」、原田眞人監督「日本のいちばん長い日」、「関ケ原」などに出演。
「PERFECT DAYS」で第47回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞。
出演作でどの作品が好きですか?
役所広司の主な出演作品は次の通りです。
★「Shall we ダンス?」
周防正行監督が草刈民代共演で社交ダンスの世界を舞台に描いたハートウォーミングな大人のラブ・コメディ。
1996年1月27日(土)に公開され、配収16億円。
平凡な中年サラリーマンが美しい社交ダンス教室の講師に魅せられて、社交ダンスへの情熱に目覚めていく…
役所広司は平凡な中年サラリーマンの杉山正平を熱演し、第20回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞。
社交ダンスという時流からずれた世界をコミカルに、愛情を込めて描いた傑作です。
★「うなぎ」
第50回カンヌ映画祭でパルム・ドール受賞。今村昌平監督が吉村昭の小説を清水美砂共演で描いたヒューマン・ドラマの傑作。柄本明、倍賞美津子ほかが共演。
1997年5月24日(土)公開。
浮気した妻を殺してしまい、刑期を終え、床屋を開く山下拓郎。唯一買っているうなぎだけに心を開くが、自殺未遂の女性を助けたことで何かが変わりはじめていく…
役所広司は浮気された山下拓郎を熱演し、第21回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞。
第50回カンヌ映画祭でパルム・ドール受賞。
淡々とした静かなドラマ展開の中からユーモラスな味わいをも伴い描かれる人間への讃歌。
★「THE 有頂天ホテル」
三谷幸喜が監督・脚本、松たか子、香取慎吾、佐藤浩市ほか豪華俳優共演で大晦日のホテルを舞台に描いたシチュエーション・コメディ
2006年1月14日(土)に公開され、興収60.8億円。
大晦日のカウントダウンパーティーを控えたホテルを舞台に、さまざまな問題を抱えたホテルマンやワケアリの宿泊客たちの運命が交錯する…
役所広司はホテルの副支配人の新堂平吉を熱演。
劇中で多用されるワンシーンワンカットの長回しや自由なカメラワークを可能にする大規模なホテルのセット。三谷幸喜ワールド全開のシチュエーション・コメディの傑作です。
★「十三人の刺客」
1963年の工藤栄一監督による時代劇を三池崇史監督が、山田孝之、稲垣吾郎共演でリメイク。
2010年9月25日(土)に公開され、興収16億円。
権力を笠に言語道断の蛮行を繰り返す将軍の弟を暗殺すべく集められた13人の刺客が、300人を超える軍勢を相手に壮絶な戦いに臨む…
役所広司は刺客を率いる島田新左衛門を熱演。
1963年の工藤栄一監督による時代劇を三池崇史監督が現代風にアレンジ。役所広司、山田孝之、稲垣吾郎ほか豪華俳優の共演も見事で、ラストの死闘は目が離せません。
★「日本のいちばん長い日」
半藤一利のノンフィクションを原田眞人監督が松坂桃李、本木雅弘共演で描いた群像歴史ドラマ大作。
2015年8月8日(土)に公開され、興収13.2億円。
昭和天皇が太平洋戦争降伏を決定した1945年8月14日正午から、天皇自ら玉音放送で国民に終戦を知らせる8月15日正午までの激動の24時間を描く…
役所広司は陸軍大臣の阿南惟幾を熱演。
原田眞人監督らしく最初から最後まで緊迫感あふれるストーリー展開の連続。昭和天皇を演じ切った本木雅弘、陸軍大臣の阿南惟幾演じる役所広司ほか俳優陣の迫真に迫った演技にはうならされます。
★「関ヶ原」
司馬遼太郎の小説を原田眞人が監督・脚本、岡田准一、有村架純共演で映画化した天下分け目の決戦。
2017年8月26日(土)に公開され、興収24億円。
西暦1600年10月21日。長く混迷を極めた戦国時代に終止符を打った戦国史上最大の天下分け目の決戦”関ヶ原の戦い”。
役所広司は徳川家康を熱演。
己の「愛」と「正義」を信じ、貫き通そうとした”純粋すぎる武将”石田三成の生き様、西軍と東軍による迫力あふれる合戦シーンが楽しめます。
★「孤狼の血」
柚月裕子の小説を白石和彌監督が松坂桃李、江口洋介共演で映画化した暴力団と警察の抗争を描いたハードボイルド・ドラマ。
2018年5月12日(土)に公開され、興収6.7億円。
昭和63年。暴力団対策法成立直前の広島の架空都市の呉原を舞台に、刑事、やくざ、そして女が、それぞれの正義と矜持を胸に、生き残りを賭けて戦う…
役所広司はベテラン刑事の大上章吾を熱演し、第42回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞。
血湧き肉躍る男たち渇望のバイオレンス・ムービー。衝撃的な映像の連続で見るのが怖くなってくるヤクザ映画の傑作です。
役所広司の出演作でどの作品が好きですか?
