日別アーカイブ: 2024年2月9日

鬼才アリ・アスター監督、ホアキン・フェニックス主演のオデッセイ・スリラー「ボーはおそれている」、2月16日(金)公開。




鬼才アリ・アスター監督ホアキン・フェニックス主演のオデッセイ・スリラー「ボーはおそれている」(原題 Beau Is Afraid)、2月16日(金)公開。

ささいなことでも不安になる怖がりのボーは怪死した母親の元に帰省しようとするが、旅路は現実とも悪夢ともつかぬものになっていく…

日常のささいなことでも不安になってしまう怖がりのボーは直前まで電話で会話していた母親が死んだという知らせを受ける。母親のもとへ向かうべくアパートを出ると、世界は様変わりしていた。現実なのか悪夢なのかも分からないまま、次々に奇妙な出来事が起こる里帰りの道のりは、いつしか壮大な旅へと変貌していく…

「ミッドサマー」、「ヘレディタリー 継承」の鬼才アリ・アスター監督が気鋭の映画スタジオA24と三度目のタッグ。
怖がりのボーにはホアキン・フェニックス
「プロデューサーズ」のネイサン・レイン、「ストレンジ・アフェア」のエイミー・ライアン、「ドライビング Miss デイジー」のパティ・ルポーンほかが共演。


前代未聞の帰省の果ては祝福か、絶望か?

「ボーはおそれている」公式サイト

「ボーはおそれている」公開劇場リスト




第97回キネマ旬報ベスト・テンが発表。日本映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?




第97回キネマ旬報ベスト・テンが発表。日本映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?

1位は阪本順治監督、黒木華主演 「せかいのおきく」。続いてヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演「PERFECT DAYS」、塚本晋也監督、趣里主演「ほかげ」、森達也監督「福田村事件」、石井裕也監督、宮沢りえ主演「月」、荒井晴彦監督、綾野剛主演「花腐し」

第97回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベスト・テンは次の通りです。
1位 「せかいのおきく」

阪本順治監督黒木華主演で人と人のぬくもりをモノクロ映像で描いたドラマ。「北のカナリアたち」の阪本順治が監督・脚本寛一郎、池松壮亮、佐藤浩市、石橋蓮司ほかが共演。
2023年4月28日(金)に公開され、興収0.6億円。
武家に生まれたおきくは事件で声を失いながらも、好意を寄せる相手に思いを伝えようとする…
第78回毎日映画コンクールで日本映画大賞、脚本賞、録音賞の3部門 を受賞。
江戸末期を舞台に人と人の温もり、命の巡り、ひたむきに生きる若者たちをモノクロ映像で描いた物語。

2位 「PERFECT DAYS」

ヴィム・ヴェンダースが監督・脚本役所広司主演で渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いたドラマ。中野有紗、田中泯、柄本時生ほかが共演。
2023年12月22日(金)に公開され、興収7.2億円。(2024年1月30日現在)
渋谷を舞台にトイレの清掃員の平山が送る日々の小さな揺らぎ…
第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞、エキュメニカル審査員賞を受賞
第47回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、役所広司が優秀主演男優賞の3部門を受賞。
渋谷区内17カ所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同したヴィム・ヴェンダースが、東京、渋谷の街、そして同プロジェクトで改修された公共トイレを舞台に描く…

3位 「ほかげ」

塚本晋也監督趣里主演で終戦直後を舞台に絶望と闇を抱えながら生きる人々の姿を描いたドラマ。河野宏紀、利重剛、大森立嗣、森山未來ほかが共演。
2023年11月25日(土)公開。
戦争で家族を失い、ひとりで小さな居酒屋を営む女性が家族を空襲で失った子供と出会う…
第80回ヴェネチア国際映画祭でNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞
戦争を民衆の目線で描き、現代の世に問う祈りの物語。

4位 「福田村事件」

関東大震災直後の混乱の中で実際に起こった虐殺事件を題材に描いたドラマ。社会派ドキュメンタリー作品を手がけてきた森達也が自身初の劇映画作品として監督井浦新、田中麗奈、永山瑛太、東出昌大ほかが共演。
2023年9月1日(金)に公開され、興収2.4億円。
関東大震災直後の混乱の中、千葉県福田村で9人の行商団員が殺害された悲劇に至る過程…
第47回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞の3部門を受賞。
関東大震災から100年。いま見たことを、伝えたい…

5位 「月」

宮沢りえ主演で実際に起きた障がい者殺傷事件をモチーフに映画化。辺見庸の小説を「舟を編む」の石井裕也監督が映画化。オダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみほかが共演。
2023年10月13日(金)公開。
重度障害者施設で働くことになった堂島洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにする…
第78回毎日映画コンクールで監督賞、撮影賞の2部門を受賞。
「狂気」と一言で裁くことのできない問いを突きつける。

6位 「花腐し」

芥川賞を受賞した松浦寿輝の小説綾野剛主演で映画化した愛の物語。「火口のふたり」の荒井晴彦が監督・脚本柄本佑、さとうほなみほかが共演。
2023年11月10日(金)公開。
斜陽のピンク映画業界に生きる映画監督と脚本家志望だった男が愛した女は、同じ女だった…
ふたりの男とひとりの女が織りなす切なくも純粋な愛。

7位 「怪物」

是枝裕和が監督坂元裕二が脚本坂本龍一が音楽を手掛けたドラマ。安藤サクラ永山瑛太黒川想矢柊木陽太ほかが共演。
2023年6月2日(金)に公開され、興収21.5億円。
郊外の町で起きた子供同士のケンカ。子供たちの食い違う主張が社会やメディアを巻き込む騒動になっていく…
第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞、クィア・パルム賞の2部門第66回ブルーリボン賞で黒川想矢が新人賞を受賞。
「怪物」とは何か、登場人物それぞれの視線を通した「怪物」探しの果てに訪れる結末…

8位 「ゴジラ-1.0」

「ゴジラ」の生誕70周年記念山崎貴が監督・脚本・VFX。神木隆之介、浜辺美波が主演。山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、 佐々木蔵之介ほかが共演。
2023年11月3日(金)に公開され、興収57.3億円。(2024年2月8日現在)
生きて、抗え。焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。
日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目。シリーズ史上最悪の絶望が日本を襲う!
第66回ブルーリボン賞で作品賞、神木隆之介が主演男優賞、浜辺美波が助演女優賞の3部門を受賞。
生きて、抗え。焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。

9位 「君たちはどう生きるか」

宮崎駿監督が10年ぶりに手がける長編アニメーション。
2023年7月14日(金)に公開され、興収88.7億円。(2024年2月8日現在)
宮崎駿監督が原作・脚本を務めるオリジナル・ストーリーが展開。タイトルは吉野源三郎の小説から由来
公開まであらすじ、キャスト・スタッフなどの情報が告知されないことを、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが明言。

10位 「春画先生」

内野聖陽主演で江戸文化の裏の華である「春画」愛を描いたコメディ。塩田明彦が原作・脚本・監督北香那、柄本佑ほかが共演。
2023年10月13日(金)公開。
江戸文化の裏の華である「春画」に魅せられた変わり者の春画研究者としっかり者の弟子という師弟コンビが繰り広げる春画愛…
劇映画で無修正の浮世絵春画がR15+として映倫に認証された日本映画史上初となる作品。

情報元: キネマ旬報ベスト・テン
キネマ旬報 2024年2月増刊