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5月7日は映画監督の本多猪四郎の誕生日。監督した「ゴジラ」シリーズでどの作品が好きですか?




5月7日は映画監督の本多猪四郎の誕生日。本多猪四郎監督の「ゴジラ」シリーズでどの作品が好きですか?

本多猪四郎は1911年5月7日に山形県東田川郡朝日村で生まれました。
日本大学芸術学部映画科を卒業し、映画作品の助監督として活躍。
1951年「青い真珠」で劇映画を初監督し、1954年に「ゴジラ」を監督し、日本だけでなく、全米で大ヒットを記録し、一躍世界に名を知られるようになりました。
その後も「空の大怪獣ラドン」「地球防衛軍」「モスラ」「ゴジラ」シリーズも8作品を監督。

本多猪四郎が監督した「ゴジラ」シリーズは次の通りです。
「ゴジラ」
ゴジラ
「ゴジラ」シリーズの原点である第1作。音楽は伊福部昭
1954年11月3日(土)に公開され、観客動員数961万人、配収1.6億円。
核兵器まで生み出した人間の文明への警鐘、人間の力を凌駕する自然の力への畏れをメッセージに込めて描く…
今でも伊福部昭のゴジラのメインテーマを聞くだけでワクワクしてきます。シリーズすべての原点で、特撮怪獣映画の金字塔とも言える不朽の名作です。


「キングコング対ゴジラ」
キングコング対ゴジラ
1955年「ゴジラの逆襲」以来7年ぶり。キングコングとゴジラが対決するシリーズ第3作。音楽は伊福部昭
1962年8月11日(土)に公開され、配収3.5億円。
低迷する視聴率に悩むTV番組のスタッフが南海の孤島でキングコングを捕獲するが、逃げ出したキングコングが休眠から復活したゴジラに立ち向かう…
東宝創立30周年記念作品。、ゴジラが初めてカラー作品に登場、タイトルに初めて”対”をつけた記念碑的な作品。

「モスラ対ゴジラ」
モスラ対ゴジラ
モスラとゴジラが死闘を繰り広げるシリーズ第4作。音楽は伊福部昭
1964年4月29日(土)に公開され、配収3.1億円。
日本に漂着した巨大な卵を発端に、善の守護神”モスラ”と破壊獣”ゴジラ”の空に地に展開される壮絶な戦いを描く…
凶悪なゴジラと正義の使者モスラの戦い、ザ・ピーナッツが演じる小美人が歌う「モスラの歌」など見所満載です。

「三大怪獣 地球最大の決戦」
三大怪獣 地球最大の決戦
ゴジラ、モスラとキングギドラが大決戦を繰り広げるシリーズ第5作。凶悪宇宙怪獣キングギドラが初登場。音楽は伊福部昭
1964年12月20日(土)に公開され、配収3.9億円。
地球の平和を守る三大怪獣ゴジラ、ラドン、モスラと凶悪宇宙怪獣キングギドラが大決戦を繰り広げる…
その後のゴジラシリーズの性格を決定付けた作品で功罪はありつつも、地球側の怪獣のゴジラ、モスラ、ラドンがその特殊能力を併せてキングギドラに対抗するクライマックスは文句なしに楽しめます。

「怪獣大戦争」

ゴジラ、ラドン、キングギドラが激突するシリーズ第6作。音楽は伊福部昭
1965年12月19日(土)に公開され、配収4.1億円。
宇宙空間で、地球で、ゴジラ、ラドン、キングギドラが三つ巴のバトルを繰り広げる!
シリーズファンにはゴジラの”シェー”のポーズで有名な作品。ゴジラ、ラドン、キングギドラの三つ巴のバトルが宇宙空間、地球で繰り広げられ、怪獣のバトルが楽しめます。

「怪獣総進撃」

ゴジラ、モスラをはじめとする地球怪獣と宇宙怪獣が激突するシリーズ第9作。音楽は伊福部昭
1968年8月1日(土)に公開され、配収2.3億円。
地球上のすべての怪獣を集め管理・研究している怪獣ランドが、謎の宇宙人のキアラク星人によって占領されてしまう…
ゴジラをはじめモスラ、ラドン、バラン、キングギドラ、ミニラほか11大怪獣が勢揃い。ヒロイズム満載のSF怪獣活劇です。

「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」

ミニラと孤独な少年の心の交流を描いたシリーズ第10作。
1969年12月20日(土)に公開され、配収2.6億円。
いじめられっ子の一郎は、空想の世界で怪獣と遊ぶことを楽しんでいた。そんなある日、いじめっ子に似た怪獣ガバラが一郎の好きなミニラをいじめ始める…
ゴジラ、ミニラ、ガバラ、アンギラス、エビラ、クモンガほか9大怪獣が大激突。気弱な少年が夢想の中でミニラに自分を重ね合わせていじめっ子に立ち向かっていく異色作。

「メカゴジラの逆襲」

メカゴジラが再登場したシリーズ第15作。音楽は伊福部昭
1975年3月15日(土)に公開され、配収3.3億円。
地球侵略を企むブラックホール第三惑星人はゴジラに敗れたメカゴジラの残骸を集め、復元修理を果たし、新怪獣チタノザウルスを使って逆襲を始める…
「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」以来の本多猪四郎監督作で、この作品で1954年の「ゴジラ」シリーズが一応の終了。本多猪四郎の劇場作品としては最終作でもあり、ゴジラシリーズを通して見た場合にも意義の高い作品です。

「メカゴジラの逆襲」が劇場監督作の最後となり、その後は黒澤明監督「影武者」、「乱」、「夢」などで演出補佐を手がけることに。
「まあだだよ」の撮影終了後、風邪をこじらせ1993年2月28日に呼吸不全のため死去されました。

ギレルモ・デル・トロ監督「パシフィック・リム」のエンドクレジットに“この映画をモンスターマスター、レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ”との献辞が掲げられ、ギヤレス・エドワーズ監督「GODZILLA ゴジラ」には1954年版の登場人物である芹沢大助と監督である本多猪四郎から名前を合わせた渡辺謙演じる芹沢猪四郎博士が登場するなど絶大な影響力を持つ本多猪四郎監督。

本多猪四郎監督の「ゴジラ」シリーズでどの作品が好きですか?




デニス・ホッパーが監督・出演、ピーター・フォンダ主演「イージー★ライダー」、NHK BSプレミアムで5月7日(日)放送。




デニス・ホッパーが監督・出演ピーター・フォンダ主演「イージー★ライダー」、NHK BSプレミアムで5月7日(日)放送。

デニス・ホッパーが監督・出演ピーター・フォンダ主演のアメリカン・ニューシネマの最高峰「イージー★ライダー」(原題 Easy Rider)
1970年1月31日(土)公開。
マリファナ密売で儲けた大金をタンクに隠し、真のアメリカを求めてオートバイで放浪の旅に出る二人のヒッピーを描く…

マリファナの密輸で大金を得たキャプテン・アメリカとビリーはバイクでアメリカ横断の旅に出かれるが、途中留置場に入れられてしまう。そこで出会った弁護士ハンセンと意気投合し、釈放後3人はマリファナを吸い野宿しながら旅を続けるが、「自由」を体現する彼らは行く先々で沿道の人々の思わぬ拒絶に遭い、殺伐としたアメリカの現実に直面する…

デニス・ホッパーが監督・出演したアメリカン・ニューシネマの最高峰。
キャプテン・アメリカことワイアットにはピーター・フォンダ
ビリーにはデニス・ホッパー
弁護士のジョージ・ハンセンにはジャック・ニコルソン
第22回カンヌ国際映画祭で新人監督賞を受賞

ドラッグ・カルチャー、余所者への強烈な排他性、そして名ばかりの”自由”という1969年のアメリカの時代性を強く反映。

★「イージー★ライダー」(字幕スーパー)
NHK BSプレミアム
5月7日(日)
23:20~24:56




ケイト・ブランシェット主演、天才指揮者リディア・ターの物語「TAR ター」、5月12日(金)公開。




ケイト・ブランシェット主演、天才指揮者リディア・ターの物語「TAR ター」(原題 TAR)、5月12日(金)公開。

ベルリンフィル初の女性マエストロとなったリディア・ターが重圧や陰謀により追い詰められていく…

ドイツのベルリン・フィルで、女性として初めて主席指揮者に任命されたリディア・ター。人並みはずれた才能とプロデュース力で実績を積み上げ、自身の存在をブランド化してきた。しかし、極度の重圧や過剰な自尊心、そして仕掛けられた陰謀によって、彼女が心に抱える闇は深くなっていく…

「イン・ザ・ベッドルーム」、「リトル・チルドレン」のトッド・フィールドの16年ぶりの最新作で監督・脚本・製作
リディア・ターにはケイト・ブランシェット
ニーナ・ホス、ノエミ・メルラン、ジュリアン・グローヴァー、マーク・ストロングほかが共演。
第80回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門主演女優賞第79回ベネチア国際映画祭でポルピ杯(最優秀女優賞)を受賞。

第95回アカデミー賞で作品賞、監督賞、ケイト・ブランシェットが主演女優賞、脚本賞、編集賞の6部門にノミネート


崇高なる芸術と人間の欲望と狂気が交錯し、奏でる禁断の交響曲。

「TAR ター」公式サイト

「TAR ター」公開劇場リスト