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第92回アカデミー賞が発表。「パラサイト 半地下の家族」が外国語映画初の作品賞、監督賞ほか4部門、「1917 命をかけた伝令」が3部門を受賞。




第92回アカデミー賞が発表「パラサイト 半地下の家族」が外国語映画初の作品賞、監督賞ほか4部門「1917 命をかけた伝令」が3部門を受賞。

第92回アカデミー賞が現地時間2月9日(日)に発表。
「パラサイト 半地下の家族」が作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門、外国語映画初の作品賞受賞の快挙。

続いて「1917 命をかけた伝令」は視覚効果賞、録音賞、撮影賞の3部門を受賞。

主演男優賞は「ジョーカー」のホアキン・フェニックス

主演女優賞は「ジュディ 虹の彼方に」のレネー・ゼルウィガー

助演男優賞は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のブラッド・ピット

助演女優賞は「マリッジ・ストーリー」のローラ・ダーン

脚本賞は「パラサイト 半地下の家族」、脚色賞は「ジョジョ・ラビット」
「ジョーカー」が主演男優賞、作曲賞「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が助演男優賞、美術賞「フォードvsフェラーリ」が音響編集賞、編集賞、それぞれ2部門を受賞。
衣装デザイン賞は「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」、メイクアップ&ヘアスタイリング賞は「スキャンダル」、歌曲賞は「ロケットマン」の「(アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン」、長編アニメーション賞は「トイ・ストーリー4」

「パラサイト 半地下の家族」

作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門、外国語映画初の作品賞受賞の快挙
ポン・ジュノ監督ソン・ガンホ主演で韓国社会の闇を描いたブラック・コメディ。
全員無職で半地下の家で暮らすキム一家が徐々に裕福なパク家に入り込み、寄生していく…
第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール、第77回ゴールデン・グローブ賞で外国語映画賞を受賞。
富裕層に寄生していく貧困層のキム一家を通して、シニカルに描かれる格差と分断の問題。いろいろなことを考えさせられ、心に突き刺さってきます。


「1917 命をかけた伝令」(原題 1917)

視覚効果賞、録音賞、撮影賞の3部門を受賞
サム・メンデス監督がジョージ・マッケイ、ベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース共演で第一次世界大戦の若きイギリス兵のある一日を描いたドラマ。
第一次世界大戦を舞台に若きイギリス兵スコフィールドとブレイクが最前線にいる1600名の仲間の命を救う重要な伝令を届けるため敵の陣地を駆け抜ける…
第77回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門の作品賞、監督賞の2部門を受賞
兵士たちの動き、息づかいを体感し、究極の没入感へ導くための驚異のワンショット撮影を実現。


「ジョーカー」(原題 Joker)

ホアキン・フェニックスが主演男優賞、作曲賞の2部門を受賞
「ハングオーバー!」シリーズのトッド・フィリップスが監督・脚本ホアキン・フェニックス主演で描いたバットマンの宿敵ジョーカーの誕生物語。
2019年10月4日(金)に公開され、興収50億円。
のちにゴッサムシティの悪・ジョーカーとなる男アーサー・フレックがいかにして悪の道に進むか…
第77回ゴールデン・グローブ賞でホアキン・フェニックスがドラマ部門の男優賞、作曲賞の2部門、第76回ヴェネツィア国際映画祭で最高賞の金獅子賞第44回トロント国際映画祭でホアキン・フェニックスが功労賞(TIFFトリビュート・アクター・アワード)を受賞。
ゴッサムシティの貧困と差別の不条理によりアーサーの心の闇のさらなる狂気が生み出した怪物”ジョーカー”。
ホアキン・フェニックス演じるアーサーが生み出す狂気。凄まじすぎます。

第92回アカデミー賞の受賞リストは次の通りです。
作品賞
「パラサイト 半地下の家族」

監督賞
ポン・ジュノ 「パラサイト 半地下の家族」

主演男優賞
ホアキン・フェニックス 「ジョーカー」

主演女優賞
レネー・ゼルウィガー 「ジュディ 虹の彼方に」

助演男優賞
ブラッド・ピット 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

助演女優賞
ローラ・ダーン 「マリッジ・ストーリー」

脚本賞
ポン・ジュノ、ハン・ジンウォン 「パラサイト 半地下の家族」

脚色賞
タイカ・ワイティティ 「ジョジョ・ラビット」

視覚効果賞
「1917 命をかけた伝令」

音響編集賞
「フォードvsフェラーリ」

録音賞
「1917 命をかけた伝令」

撮影賞
「1917 命をかけた伝令」

美術賞
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

編集賞
「フォードvsフェラーリ」

メイクアップ&ヘアスタイリング賞
「スキャンダル」

衣装デザイン賞
「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」

長編アニメーション映画賞
「トイ・ストーリー4」

歌曲賞
「(アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン」 「ロケットマン」

作曲賞
ヒルドゥル・グーナドッティル 「ジョーカー」

国際長編映画賞
「パラサイト 半地下の家族」 (韓国)

長編ドキュメンタリー賞
「アメリカン・ファクトリー」

短編ドキュメンタリー賞
“Learning to Skateboard in a Warzone (If You’re a Girl)”

短編アニメーション賞
“Hair Love”

短編実写映画賞
「向かいの窓」

アカデミー賞US公式サイト



太宰治の未完の遺作を喜劇にした舞台を大泉洋、小池栄子主演で映画化した「グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇」、2月14日(金)公開。




太宰治の未完の遺作をケラリーノ・サンドロヴィッチが戯曲化した舞台を成島出監督大泉洋小池栄子主演で映画化した偽りの夫婦を演じる男女を描いたコメディ「グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇」、2月14日(金)公開。

雑誌の編集長を務める田島周二は愛人と別れるためにがめつい美人の永井キヌ子に妻のフリをしてもらうことを思いつく…

戦後の復興期、文芸雑誌の編集長の田島周二には、何人も愛人がいた。一念発起して愛人たちと別れようと決意するが、彼女たちの顔を見るとなかなか別れ話ができない。そこで田島は美人だが金にがめつい永井キヌ子に妻のフリをしてもらうことを思いつく…

太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」をケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点を交えたスクリューボールコメディとして「グッドバイ」のタイトルで戯曲化、演出した舞台を「八日目の蝉」の成島出監督が映画化。

雑誌の編集長を務める田島周二には大泉洋、美人だが金にがめつい永井キヌ子には小池栄子
水川あさみ橋本愛緒川たまき木村多江濱田岳松重豊ほかが共演。


女がほっとけないダメ男×人生の伴侶はお金のパワフル女、水と油のような二人によるニセ夫婦の企み。

「グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇」公式サイト

「グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇」公開劇場リスト