4月6日は宮沢りえの誕生日。出演作でどの作品が好きですか?
宮沢りえは1973年4月6日に東京都練馬区で生まれました。
11歳のころにモデルとしてデビューし、CM「三井のリハウス」では初代リハウスガールを務めました。
1989年「ぼくらの七日間戦争」で映画デビューし、「たそがれ清兵衛」、「紙の月」、「湯を沸かすほどの熱い愛」で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。
他にも「豪姫」、「父と暮せば」、「花よりもなほ」などにも出演してきました。
宮沢りえの主な出演作品は次の通りです。
★「ぼくらの七日間戦争」
校則と親にウンザリしていた中学生の”史上最大のイタズラ作戦”を描いた宗田理の小説を映画化した青春ドラマ。宮沢りえの映画デビュー作。菅原比呂志が監督。
1988年8月13日(土)に公開され、配収3.3億円。
夏休み前のある日、青葉中学1年A組の生徒8人が、町はずれの廃工場に立てこもり、理不尽で規則だらけの学校や大人たちへ”反乱”を起こす…
宮沢りえは青葉中学1年A組の中山ひとみを演じ、第12回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞。
中学生が学校や警察を手玉に取って翻弄するハチャメチャな爽快感。宮沢りえの瑞々しい演技が光ります。
★「豪姫」
富士正晴の歴史小説を勅使河原宏が監督、脚本、仲代達矢共演で映画化。天下一の茶人となった古田織部と豊臣秀吉の養女として波乱の人生を送った豪姫を描いた歴史ドラマ。
1992年4月11日(土)公開。
利休の死後、天下一の茶人となった古田織部と豊臣秀吉の養女として波乱の人生を送った豪姫との不思議な関わり合いを描く…
宮沢りえは少女時代の17歳から41歳までの豪姫を熱演。
勅使河原宏監督の独特の美学と感性が発揮されていて、宮沢りえの突飛なヘアスタイルが話題になりました。
★「たそがれ清兵衛」
藤沢周平の時代劇小説を山田洋次監督が真田広之主演で映画化。幕末に生きた名もない下級武士とその家族の姿を叙情溢れるタッチで描いた時代劇。
2002年11月2日(土)に公開され、興収16億円。
時は幕末、2人の子供と老婆を一人で世話をし細々と生きる清兵衛。幼なじみ朋江を救ったことで実は剣の腕が立つことが世間に知られ、ついには藩命で上意討ちの討ち手に選ばれてしまう…
第76回アカデミー賞で外国語映画賞にノミネート。第26回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞ほか13部門を受賞。
宮沢りえは平侍の井口清兵衛の幼なじみの朋江を好演し、第26回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞。
幸せについてしみじみと考えてしまう、山田洋次監督らしい演出で見せてくれる見応えのある時代劇です。
★「父と暮せば」
井上ひさしの戯曲を黒木和雄監督が原田芳雄共演で映画化。原爆から生き延びた娘と被害に遭い幽霊となった父親のふたりの交流を描いたヒューマン・ドラマ。
2004年7月31日(土)公開。
戦後の広島で、原爆から独り生き残った後ろめたさから自らの幸せを拒否して生きる娘と幽霊となり彼女の恋を懸命に後押しする父との4日間の交流を描く…
宮沢りえは原爆で生き残った福吉美津江を熱演。
娘とその愛する原爆で亡くなった父親との心温まる交流。原爆のことについて改めて考えさせられます。
★「花よりもなほ」
是枝裕和監督、岡田准一主演、父の仇を討つために貧乏長屋に住み着いた田舎侍が繰り広げる人情時代劇。
2006年6月3日(土)に公開され、興収3億円。
父の仇を討つために信州から東京の深川の貧乏長屋に住み着いた青木宗左衛門。実は剣の腕がからきしダメ。貧しいながらも人情あふるる長屋で暮らすうち、「仇討ちしない人生」もあると知ってしまう…
宮沢りえは長屋の住人のひとりのおさえを熱演。
是枝裕和監督らしい人情で見るものを包み込むぬくもりある時代劇です。
★「紙の月」
角田光代のベストセラー小説を吉田大八監督が映画化。銀行勤めの平凡な主婦が引き起こした大金横領事件のてん末を描いたサスペンス。
2014年11月15日(土)に公開され、興収9.5億円。
平凡な主婦が起こした。何不自由のない生活を送っていた銀行勤めの平凡な主婦が若い男性との出会いをきっかけに運命を狂わせ、矛盾と葛藤を抱えながら横領を重ね、巨額横領事件を起こす…
宮沢りえは銀行勤めの平凡な主婦の梅澤梨花を熱演し、第38回日本アカデミー賞、第27回東京国際映画祭で最優秀女優賞を受賞。
宮沢りえが年下の恋人との快楽におぼれ転落していくヒロインの心の闇を見事演じ切った問題作です。
★「湯を沸かすほどの熱い愛」
商業映画デビュー作となる中野量太監督がオダギリジョー、杉咲花共演で描いた家族の愛の物語。
2016年10月29日(土)公開。
余命宣告を受けた双葉が行方不明の夫を連れ戻すことをはじめ、最後の四つの願い事をかなえようと奔走する…
宮沢りえは優しさと強さを持つ幸野双葉を熱演し、第40回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞。
余命宣告を受けた双葉のあくまでも前向きな姿、その母親に影響され、徐々に成長していく娘たち。湯を沸かすけどの熱い愛の形には感動させられます。双葉を演じる宮沢りえと娘を演じる杉咲花の演技がさらに感動を呼びます。
これからもさらなる活躍が期待される宮沢りえ。
出演作でどの作品が好きですか?