濱口竜介が監督・脚本を手掛けたヒューマン・ドラマ「悪は存在しない」、4月26日(金)から全国順次公開。
長野県の町で計画されたある施設をめぐって、そこに住む父娘をはじめ人々の暮らしが揺らいでいく…
長野県、水挽町。自然が豊かな高原に位置し、東京からも近く、移住者は増加傾向でごく緩やかに発展している。代々そこで暮らす巧と娘の花の暮らしは、水を汲み、薪を割るような、自然に囲まれた慎ましいものだった。ある日、彼らの住む近くにグランピング場を作る計画が持ち上がる。コロナ禍のあおりを受けた芸能事務所が政府からの補助金を得て計画したものだったが、森の環境や町の水源を汚しかねないずさんな計画に町内は動揺し、その余波は巧たちの生活にも及んでいく…
第94回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督と音楽を手掛けた石橋英子の共同企画として誕生。
濱口竜介が監督・脚本。
大美賀均、西川玲、小坂竜士、渋谷采郁ほかが共演。
第80回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞。別機関から授与される国際批評家連盟賞、映画企業特別賞、人・職場・環境賞の3つの独立賞も受賞。
観る者誰もが無関係でいられない、心を揺さぶる物語。