2019年 第93回キネマ旬報ベスト・テン。読者選出日本映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?

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2019年 第93回キネマ旬報ベスト・テン読者選出日本映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?

読者選出日本映画ベスト・テンの1位は阪本順治監督、稲垣吾郎主演「半世界」
2位は白石和彌監督、香取慎吾主演「凪待ち」、3位はシム・ウンギョン、松坂桃李共演「新聞記者」、続いて「ひとよ」「天気の子」「愛がなんだ」…どの作品を見ましたか?

読者選出日本映画ベスト・テンは次の通りです。
1位「半世界」

阪本順治監督稲垣吾郎主演で39歳の同級生3人の友情を軸に家族との絆、そして新たな希望を描いたヒューマン・ドラマ。
2019年2月15日(金)公開。
炭焼き職人として生きる39歳の高村紘が旧友の沖山瑛介との再会をきっかけに瑛介が抱える過去を知った紘は、仕事、そして家族と真剣に向き合う決意をする…
第31回東京国際映画祭で観客賞を受賞。
諦めるには早すぎて、焦るには遅すぎる40歳目前という年齢の男3人の視点を通して描かれる家族や友人との絆、新たな希望。

2位 「凪待ち」

白石和彌監督香取慎吾主演で人生につまずいた男の喪失と再生を描いたヒューマン・サスペンス。
2019年6月28日(金)公開。
無為な毎日を送っていた木野本郁男は、ギャンブルから足を洗い、パートナーの女性とその娘とともに宮城県石巻市で再出発しようとするが、小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかない事態を招いてしまう…
バイオレンスと絶望、怒りと裏切り、不条理と悲劇、愚か者たちの衝撃のヒューマン・サスペンス。

3位「新聞記者」

東京新聞記者の望月衣塑子のノンフィクション藤井道人監督シム・ウンギョン松坂桃李共演で映画化した権力とメディアの”今”を描いた社会派サスペンス。
2019年6月28日(金)に公開され、興収4.8億円。
政権がひた隠そうとする権力中枢の闇に迫る女性記者と理想に燃え公務員の道を選んだ若手エリート官僚がそれぞれの信念を胸に対峙する…
一人の新聞記者の姿を通して報道メディアは権力にどう対峙するのかを真正面から問いかけていて、現在の日本の権力、メディアの様々な問題を浮き彫りにします。

4位「ひとよ」

桑原裕子が主宰する劇団KAKUTAの代表作白石和彌監督佐藤健鈴木亮平松岡茉優田中裕子共演で映画化した家族の絆の物語。
2019年11月8日(金)に公開され、興収2.1億円。
15年前の事件によって家族の岐路に立たされた、ひとりの母親と子供たち三兄妹のその後の物語。
一夜にして激変する家族の運命を通して描かれる、尊くも時に残酷な”家族の絆”、そして、言葉にできない”究極の愛”。

5位「天気の子」

「君の名は。」以来3年ぶりに新海誠が監督・原作・脚本を手掛けた最新アニメーション、RADWIMPSが音楽を担当。
2019年7月19日(金)に公開され、興収145億円。
天候のバランスが次第に崩れていく現代を舞台に、運命に翻弄されながらも帆高と陽菜は自らの生き方を選択しようとする…
空や雨など美しく繊細に描かれた新海誠ワールドと”RADWIMPSの詩(うた)”とメロディの奇跡のコラボレーションが実現。新海誠ワールドが楽しめます。

6位「愛がなんだ」

角田光代の小説を「知らない、ふたり」の今泉力哉監督岸井ゆきの成田凌共演で映画化した”正解のない恋の形”を描いたアラサー女性の片思い恋愛ドラマ。
2019年4月19日(金)に公開され、興収3.5億円。
28歳のOL山田テルコは猫背でひょろひょろのマモちゃんに出会い、恋に落ちるが、マモちゃんはテルコのひとが好きじゃなかった。
好きなのに好きになってもらえない…そんな苦しい気持ち、正解のない恋の形がいっぱい詰まっていて、感動させられます。

7位「台風家族」

市井昌秀監督草彅剛主演で両親の財産分与を行うため集まった兄弟が巻き起こす騒動を描いたブラック・コメディ。
2019年9月6日(金)に公開され、興収1.0億円。
行方がわからなくなった両親の財産分与のために10年ぶりに集まった鈴木家の4人兄弟が巻き起こす大騒動…
10年ぶりに実家に集まった兄弟が巻き起こす”台風”のようなめまぐるしい夏の一日。

8位「宮本から君へ」

新井英樹の人気コミック池松壮亮蒼井優共演で悪戦苦闘しながら成長する熱血営業マンを描いたドラマ。
2019年9月27日(金)公開。
人一倍正義感が強い超不器用な営業マンの宮本浩は仕事仲間の中野靖子と恋に落ち、”絶対勝たなきゃならないケンカ”に挑む…
宮本の暑苦しくも切ない生き様を描いた”究極の人間賛歌エンターテイメント”。

9位「よこがお」

深田晃司監督筒井真理子主演で人生を奪われた女性の哀しく危険な復讐を描いたサスペンス。
2019年7月26日(金)公開。
ある事件をきっかけに<無実の加害者>に転落したひとりの善良な女性の白石市子の絶望と希望を描く…
誘拐事件への関与を疑われた女性が見出した絶望と希望。

10位「カツベン!」

周防正行監督成田凌主演でサイレント映画時代を舞台に描いたコメディ。黒島結菜永瀬正敏高良健吾井上真央ほかが共演。
2019年12月13日(金)に公開され、興収0.7億円。
大正時代を舞台に活動弁士を夢見る染谷俊太郎が流れ着いた小さな町の映画館でひと癖もふた癖もある人々と出会い、様々な騒動に巻き込まれる…
“アクション×恋×笑い”の要素を織り交ぜた”しゃべりのスペシャリスト”を題材にした痛快活劇。サイレント映画時代の活動写真を楽しみたくなってきます。成田凌の活動弁士ぶりも楽しめます。

読者選出日本映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?



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