5月31日はクリント・イーストウッドの誕生日。監督作でどの作品が好きですか?

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5月31日はクリント・イーストウッドの誕生日。監督作でどの作品が好きですか?

クリント・イーストウッドは1930年5月31日にカリフォルニア州サンフランシスコで生まれました。
「荒野の用心棒」「真昼の決闘」など数多くのマカロニ・ウェスタンに出演し、「ダーティハリー」シリーズで人気アクション・スターとしての地位を不動のものとしました。
その後に監督業にも進出。アカデミー賞では「許されざる者」で作品賞、監督賞など4部門、「ミリオンダラー・ベイビー」でも作品賞、監督賞など4部門を受賞。
kinopoisk.ru
他にも「許されざる者」「硫黄島からの手紙」「グラン・トリノ」「ジャージー・ボーイズ」「アメリカン・スナイパー」「ハドソン川の奇跡」などを監督。

クリント・イーストウッドの主な監督作品は次の通りです。
「許されざる者」(原題 Unforgiven)
許されざる者_オリジナル
クリント・イーストウッドモーガン・フリーマン共演の西部劇の名作。
1993年4月24日(土)に公開され、配収4.5億円。
悪名を馳せていたマーニーが娼婦の懸けた賞金を得るために昔の仲間や若いガンマンと共に最後の追跡の旅に出る…
第65回アカデミー賞で作品賞、監督賞、ジーン・ハックマンが助演男優賞、編集賞の4部門、第50回ゴールデン・グローブ章で監督賞、助演男優賞を受賞。
“私がウエスタン映画について思っていたこと全てを要約した”現代の古典作品だ、とクリント・イーストウッドがthe Los Angeles Times紙上で語っただけある西部劇の傑作です。

「ミリオンダラー・ベイビー」(原題 Million Dollar Baby)
ミリオンダラー・ベイビー02
クリント・イーストウッドヒラリー・スワンクモーガン・フリーマン共演でボクシングを題材に描いたヒューマン・ドラマ。
2005年5月28日(金)に公開され、興収13.4億円。
娘に縁を切られた男と家族の愛に見放された女がボクシングを通して深い傷や苦しみを共に乗り越えていく…
第77回アカデミー賞で作品賞、監督賞、ヒラリー・スワンクが主演女優賞、モーガン・フリーマンが助演男優賞の4部門、第62回ゴールデン・グローブ賞の監督賞、ドラマ部門の主演女優賞を受賞。
単なる女性ボクサーの映画ではなく、愛と絆の大切さをクリント・トーストウッド監督らしいタッチで描いた名作で、クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマンの共演が光ります。

「硫黄島からの手紙」(原題 Letters from Iwo Jima)
硫黄島からの手紙
渡辺謙二宮和也共演で硫黄島の戦いを日本側の視点から描いた戦争ドラマ。
2006年12月9日(金)に公開され、興収51億円。
硫黄島で36日間にも渡る熾烈な戦いを繰り広げた兵士たちの素顔が、数十年後に発見された手紙から次々と明かされていく…
二度と戦争を起こしてはいけないというシンプルなメッセージを、戦場で家族や仲間への愛を忘れない男たちの姿を通して訴えていて、渡辺謙、二宮和也ほか日本人俳優陣のアンサンブルが絶妙です。

「グラン・トリノ」(原題 Gran Torino)
グラン・トリノ
クリント・イーストウッド主演で孤独だが誇り高く生きる元自動車工の老人が、人生の最後に下す決断を描いたドラマ。
2009年4月25日(土)に公開され、興収11億円。
妻に先立たれ、人に心を許さず頑固に生きる一人暮らしの老人ウォルトと、学校にも行かず仕事もない隣人の少年タオとの交流を描く…
クリント・イーストラッドの頑固なじいさんぶりは秀逸で、タオとの友情は何度見ても感動させてくれる名作です。

「インビクタス/負けざる者たち」(原題 Invictus)
インビクタス
モーガン・フリーマンマット・デイモン共演で黒人初の南アフリカ共和国の大統領となり、南アフリカに平和をもたらしたネルソン・マンデラを描いた伝記ドラマ。
2010年2月5日(土)に公開され、興収8.6億円。
黒人初の南アフリカ共和国の大統領となり、南アフリカに平和をもたらしたネルソン・マンデラを描く…
クリント・イーストウッド監督らしいタッチでネルソン・マンデラの不屈の魂を教えてくれる感動作。モーガン・フリーマンとマット・デイモンの迫真の演技が光ります。

「アメリカン・スナイパー」(原題 American Sniper)
アメリカン・スナイパー
ブラッドリー・クーパー主演で“ネイビー・シールズ”の兵士としてイラク戦線で活躍した伝説の狙撃手クリス・カイルの回顧録を映画化した戦争ドラマ。
2015年2月21日(土)に公開され、興収20.98億円。
米海軍特殊部隊の元隊員クリス・カイルの自伝を映画化。米軍史上最強と謳われた伝説の狙撃手クリス・カイルの真実を描く…
第87回アカデミー賞で音響編集賞第87回ナショナル・ボード・レビューで監督賞を受賞し、全米で興収3億ドル突破し、アメリカで戦争映画史上最高の大ヒット。
クリント・イーストウッド監督らしい緊張感あふれる映像と伝説の狙撃手クリス・カイルの苦悩を演じたブラッドリー・クーパーの演技。戦争のことについて改めて考えさせられます。

「ハドソン川の奇跡」(原題 Sully)

チェズレイ・サレンバーガー機長の手記トム・ハンクス主演で映画化したドラマ。
9月24日(土)に公開され、興収13.5億円。
航空機不時着水事故で死者を出さない奇跡を成し遂げたチェズレイ・サレンバーガー機長のこれまで語られなかった物語。
一躍ヒーローとしてもてはやされながらも孤独感と自分の判断に対する迷いに苛まれ、PTSDに苦しむサリーをトム・ハンクスが熱演。見終わった後に心地よい余韻を残してくれます。

「運び屋」(原題 The Mule)

クリント・イーストウッド監督・主演でドラッグの伝説の”運び屋”の悲哀を描いたドラマ。
2019年3月8日(金)に公開され、興収7.6億円。
幾度となく麻薬を運び、巨額の報酬を得ていた伝説の”運び屋”。その男はなんと90歳の老人だった…
クリント・イーストウッドは孤独な80代の老人アール・ストーンを熱演。
知己を使い、麻薬取締局の捜査をかいくぐり、最年長の”運び屋”となった老人の前代未聞の実話。クリント・イーストウッドが監督・主演を手掛けてドラッグの運び屋となった初老の男の悲哀を見事見せてくれ、老人の長い人生を凝縮したような力強さを感じます。

これからもさらなる活躍が期待されるクリント・イーストウッド監督。
監督作でどの作品が好きですか?



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