2018年上半期マイベスト。2018年上半期マイベストはどの作品ですか?
2018年上半期邦画マイベスト10。1位は長瀬智也、ディーン・フジオカ共演「空飛ぶタイヤ」。世紀の大逆転エンタテイントです。2位は是枝裕和監督「万引き家族」。続いて「ちはやふる 結び」、「祈りの幕が下りる時」、「50回目のファーストキス」、「孤狼の血」…2018年上半期マイベストはどの作品ですか?
2018年上半期邦画マイベスト10は次の通りです。
1位「空飛ぶタイヤ」
池井戸潤のベストセラー小説を本木克英監督が長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生共演で映画化した社会派ドラマ。
6月15日(金)に公開され、興収7.7億円突破。
ある日突然起きたトレーラーの脱輪事故。整備不良を疑われた運送会社社長が無実を信じ、大企業に対して調査を開始する…
「下町ロケット」、「陸王」の池井戸潤のベストセラー小説を映画化した世紀の大逆転エンタテイント。企業の隠蔽や圧力など今の時代を反映していて、最後まで楽しめます。岸部一徳は出てくるだけで腹が立ってきますww
2位「万引き家族」
是枝裕和が監督・原案・脚本・編集を手掛け、リリー・フランキー、樹木希林、安藤サクラ、松岡茉優共演で家族を超えた絆を描いたドラマ。
6月8日(金)に公開され、興収25億円突破。
東京の下町で、生計を立てるため家族ぐるみで軽犯罪を重ねる柴田治とその家族の絆を描く…
第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のバルム・ドールを受賞。
是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語っているだけに様々な差別について、そして冒頭の違和感を感じさせる家族関係の理由がわかったとき本当に大切な家族の絆のことについて考えさせられます。
3位「ちはやふる 結び」
末次由紀の大人気コミックを小泉徳宏監督が広瀬すず、野村周平共演で実写映画化した完結編。新田真剣佑、上白石萌音、松岡茉優、賀来賢人ほかが共演。
3月17日(土)に公開され、興収17億円。
前作から2年後、高校3年生となった千早たちが高校最後の全国大会を目指す、瑞沢高校競技かるた部の忘れられない夏を描く…
それぞれの未来に向かって動き出す幼なじみ3人の運命。競技かるたに打ち込む熱く瑞々しい想いがストレートに伝わってきて、時を超えた言の葉の想いには感動させられます。
4位「祈りの幕が下りる時」
東野圭吾の人気ミステリー小説を阿部寛主演で映像化した「新参者」シリーズの完結編。「半沢直樹」の演出の福澤克雄が監督。松嶋菜々子、溝端淳平、山崎努、田中麗奈ほかが共演。
1月27日(土)に公開され、興収16億円。
謎に包まれた殺人事件の捜査線上にある女性演出家が浮上したことで刑事の加賀恭一郎の母が失踪した理由や父との不和、加賀自身の過去が明かされる…
父との確執、そして母の失踪。加賀自身における最大の謎。「新参者」シリーズの完結編にふさわしいミステリーが楽しめます。
5位「50回目のファーストキス」
2004年のハリウッド映画「50回目のファースト・キス」を福田雄一監督が山田孝之、長澤まさみ共演でリメイクしたラブ・ストーリー。
6月1日(金)に公開され、興収7.7億円突破。
ハワイのオアフ島を舞台にプレイボーイの大輔と新たな記憶を一夜で失ってしまう瑠衣。偶然の出会いを一生に一度の運命の恋にしたふたりの純愛を描く…
福田雄一監督が福田組の俳優陣とタッグを組んだラブ・ストーリー。ハリウッド版のリメイクなのに、福田雄一監督ならではの笑いのエッセンスを取り込んだ純愛。笑わせられながらも感動させてくれます。
6位「孤狼の血」
柚月裕子の小説を白石和彌監督が役所広司、松坂桃李、江口洋介共演で映画化した暴力団と警察の抗争を描いた社会派ドラマ。
5月12日(土)に公開され、興収6.7億円。
昭和63年。暴力団対策法成立直前の広島の架空都市の呉原を舞台に、刑事、やくざ、そして女が、それぞれの正義と矜持を胸に、生き残りを賭けて戦う…
久々の暴力映画と東映の融合。衝撃的な映像の連続で見るのが怖くなってくるヤクザ映画の傑作です。
7位「北の桜守」
吉永小百合の120作目となる映画出演作。「北の三部作」として滝田洋二郎監督が戦中から戦後の激動の時代を懸命に生き抜いた親子を描いたヒューマン・ドラマ。堺雅人、篠原涼子ほかが共演。
3月10日(土)に公開され、興収10.6億円。
戦中から戦後にかけて極寒の北海道で懸命に生き抜いた江蓮てつと息子の修二郎の約30年にわたる軌跡を描く…
戦争の悲惨さと生きることの尊さを伝える物語。120作目となる吉永小百合の魅力が詰まっています。
8位「今夜、ロマンス劇場で」
武内英樹監督が綾瀬はるか、坂口健太郎共演でモノクロ映画のヒロインと映画監督を夢見る青年の恋物語を描いたファンタスティック・ラブ・ストーリー。
2月10日(土)に公開され、興収10億円。
映画監督を夢見る青年の前にモノクロ映画のヒロインが現れ、2人は次第に惹かれあっていく…
映画愛があふれていて、お転婆なお姫さまを快演する綾瀬はるかの魅力が詰まっています。
9位「羊の木」
吉田大八監督が錦戸亮、木村文乃、北村一輝、松田龍平共演で描いた人間の本性を炙り出す極限のヒューマン・サスペンス。
2月3日(土)に公開され、興収5.9億円。
ある地方都市を舞台に殺人歴のある元受刑者の移住を受け入れたことで移住者の素性を知らされていない町の人々の日常がゆがんでいく…
住民と元受刑者の不協和音、犯罪者に対する生理的な感覚がじわりじわりと迫ってきて、様々なことを考えさせられます。
10位「羊と鋼の森」
第13回本屋大賞を受賞した宮下奈都の小説を橋本光二郎監督が山崎賢人主演で映画化したピアノ調律師の青年の成長を描いたドラマ。三浦友和、鈴木亮平、上白石萌音、上白石萌歌ほかが共演。
6月8日(金)に公開され、興収3.9億円突破。
ピアノの調律のとりこになった外村直樹が調律師を志し、様々な人々との交流や挫折を経験しながら成長していく…
ピアノの音、森の景色や匂い、心を打つ言葉…ひたむきな姿に励まされ、そっと背中を押してくれる静謐で力強い成長物語。勇気を与えてくれます。
2018年上半期マイベストはどの作品ですか?