2017年第91回キネマ旬報 読者ベスト・テン(外国映画)。どの作品を見ましたか?

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2017年第91回キネマ旬報 読者ベスト・テン(外国映画)。どの作品を見ましたか?

2017年第91回キネマ旬報 読者ベスト・テン(外国映画)
1位はデイミアン・チャゼル監督、ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン共演「ラ・ラ・ランド」
2位はセオドア・メルフィ監督、タラジ・P・ヘンソン主演「ドリーム」、3位はクリストファー・ノーラン監督「ダンケルク」。続いてエマ・ワトソン主演「美女と野獣」、ケン・ローチ監督「わたしは、ダニエル・ブレイク」、マーティン・スコセッシ監督「沈黙 サイレンス」…ベスト・テンでどの作品を見ましたか?

2017年第91回キネマ旬報 読者ベスト・テン(外国映画)は次の通りです。
1位「ラ・ラ・ランド」(原題 La La land)

デイミアン・チャゼル監督がライアン・ゴズリング、エマ・ストーン共演で描いたミュージカル。
2017年2月24日(金)に公開され、興収43億円。
ロサンゼルスを舞台に女優志望のミアとジャズピアニストのセバスチャンの恋模様を描く…
第89回アカデミー賞で監督賞、エマ・ストーンが主演女優賞、美術賞、撮影賞、作曲賞、歌曲賞の6部門、第74回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門で作品賞、ライアン・ゴズリングが男優賞、エマ・ストーンが女優賞、監督賞、脚本賞、作曲賞、歌曲賞の7部門受賞。
古き良きハリウッドの1960年代を彷彿させるゴージャスでロマンチックなストーリー。オープニング・シーンから色と音楽の相乗効果が鮮やかで、LAを彩り、LAで夢に向かって進む気持ちがさらに輝きます。まさしく”LA LA Land”!!

2位「ドリーム」(原題 Hidden Figures)

「ヴィンセントが教えてくれたこと」のセオドア・メルフィ監督タラジ・P・ヘンソンオクタヴィア・スペンサージャネール・モネイ共演でNASAの偉業を支えた3人の黒人系女性スタッフを描いたヒューマン・ドラマ。
1962年に米国人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョン・グレンの功績を支えたNASAの3人の黒人系女性スタッフの活躍を描く…
2017年9月29日(金)公開。
第89回アカデミー賞で作品賞、オクタヴィア・スペンサーが助演女優賞、脚色賞の3部門にノミネート。
様々な差別、圧力に負けずに自分の信念を貫こうとするた3人の黒人系女性スタッフたちの姿、その才能を見出して輝かそうとするリーダーたち。心を熱くしてくれます。

3位「ダンケルク」(原題 Dunkirk)

クリストファー・ノーランが監督・脚本・製作を手掛けた戦争スペクタクル。トム・ハーディ、ハリー・スタイルズ、ケネス・ブラナーほかが共演。
2017年9月9日(土)に公開され、興収16.9億円。
第二次世界大戦時にフランスの海辺の町ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍40万の兵士たちを撤退させる史上最大の救出作戦を陸、海、空の3つの視点から描く…
第90回アカデミー賞で作品賞、監督賞、美術賞、撮影賞、音響編集賞、編集賞、録音賞、作曲賞の8部門にノミネート。
陸、海、空の3つの時間軸でストーリーが展開し、最後には交差。臨場感だけでなく、戦争の悲惨さも描き出したクリストファー・ノーラン監督の映像が堪能できます。

4位「美女と野獣」(原題 Beauty and the Beast)

大ヒットしたディズニー・アニメをビル・コンドン監督エマ・ワトソンダン・スティーヴンス共演で実写映画化したミュージカル。
2017年4月21日(金)に公開され、興収123.6億円。
魔女の呪いによって醜い獣にされた王子と囚われの身となった心優しい娘ベルの出会いと愛を描く…
あのアラン・メンケンの音楽に乗せて展開する「美女と野獣」の物語。ディズニー・アニメ版に忠実に実写映画化されていて、さらに深いストーリー展開には感動させられます。

5位「わたしは、ダニエル・ブレイク」(原題 I, Daniel Blake)

ケン・ローチ監督デイヴ・ジョーンズヘイリー・スクワイアーズ共演で社会の片隅で必死に生きようとする男を描いたヒューマン・ドラマ。
2017年3月18日(土)公開。
心臓に病を患った59歳のダニエルが煩雑な制度に振り回されながらも人との結び付きを通して前進しようとする…
第69回カンヌ国際映画祭でパルムドール受賞。
ケン・ローチ監督が格差と貧困をテーマに厳しい生活を送る人々にエールを送る人間ドラマ。人間としての生き方を考えさせられます。

6位「沈黙 サイレンス」(原題 Silence)

遠藤周作の小説マーティン・スコセッシ監督アンドリュー・ガーフィールド主演で映画化したヒューマン・ドラマ。
2017年1月21日(土)公開。
17世紀江戸時代初期を舞台にキリスト教の弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるために日本を訪れた宣教師の姿を描く…
日本の地を踏んだ若き宣教師ロドリゴに降りかかる想像を絶する苦難。マーティン・スコセッシ監督が20年以上にわたり、いくつもの困難を乗り越えて「人間にとって本当に大切なものとは何か」を描き出した渾身の作品です。

7位「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(原題 Manchester by the Sea)

ケネス・ロナーガン監督ケイシー・アフレック主演で描いた心を閉ざしてしまっていた男の再生の物語。
2017年5月13日(土)公開。
便利屋のリーが兄の死をきっかけに故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに戻り、16歳の甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく…
第89回アカデミー賞で脚本賞、ケイシー・アフレックが主演男優賞を受賞。
ケイシー・アフレック演じる心を閉ざしてしまったリーの心の苦しみが痛いほど刺さってきます。

8位「メッセージ」(原題 Arrival)

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督エイミー・アダムスジェイミー・レナー共演で異星人とのコンタクトを描いたSFドラマ。
2017年5月19日(金)公開。
突如として地球上に降り立った巨大な球体型宇宙船。言語学者のルイーズは謎の知的生命体との意思疎通を図る…
第89回アカデミー賞で音響編集賞を受賞。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の独特の斬新な映像で描かれる「言語」、「人類愛」など普遍的で深遠なテーマ。感動させられます。

9位「ブレードランナー 2049」(原題 Blade Runner 2049)

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督ハリソン・フォードライアン・ゴスリング共演でオリジナル版の30年後を描いたSF大作。
2017年10月27日(金)に公開され、興収11.7億円。
オリジナル版から30年後。ロス市警の新たなブレードランナーKが「社会に残されたものを混沌に導くかもしれない秘密」を解き明かす…
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の独特の世界観で描かれるオリジナル版から30年後の世界。ライアン・ゴスリングの新しい魅力とハリソン・フォードとの共演が楽しめます。

10位「ベイビー・ドライバー」(原題 Baby Driver)

エドガー・ライトが監督・脚本アンセル・エルゴートリリー・ジェームズ共演で描いたクライム・アクション。
2017年8月19日(土)公開。
天才的なドライビングセンスを買われたベイビーは組織で”逃がし屋”として働いていたが、恋人の存在を嗅ぎ付けられ、組織を抜ける決意をする…
エドガー・ライト監督ならではのスタイリッシュな映像とこだわり抜いた音楽がシンクロした爽快クライム・アクションが楽しめます。

2017年第91回キネマ旬報 読者ベスト・テン(外国映画)のどの作品を見ましたか?



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