「キネマ旬報」読者選出日本映画ベストテン。どの映画が好きですか?

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「キネマ旬報」読者選出日本映画ベストテン。どの映画が好きですか?

「2016年 第90回キネマ旬報ベストテン」の読者選出ベストテンが発表。
日本映画の第1位は片渕須直監督「この世界の片隅に」。第90回キネマ旬報日本映画ベストテンとともにW受賞となりました。2位は庵野秀明が脚本、総監督「シン・ゴジラ」。続いて李相日監督「怒り」、新海誠監督「君の名は。」、岩井俊二監督「リップヴァンウィンクルの花嫁」、瀬々敬久監督「64 ロクヨン」前編、後編…どの作品が好きですか?

「2016年 第90回キネマ旬報ベストテン」の読者選出日本映画ベストテンは次の通りです。
1位「この世界の片隅に」

戦争の中での人間のたくましさを描いたこうの史代のコミック片渕須直監督がアニメーション映画化。
11月12日(土)に公開され、興収15.7億円(1月22日時点)。
戦時中の広島県呉市を舞台に、ある一家に嫁いだ少女すずが戦禍の激しくなる中で大切なものを失いながらも前向きに生きようとする…
戦争の悲惨さを描いているのに、ほのぼのとした色彩とタッチで人間のたくましさが描かれていて、力強く生きていくことの大切さを教えてくれます。作品の内容だけでなく、いろんな意味で見ておきたい作品です。

2位「シン・ゴジラ」

東宝が約12年ぶりに製作庵野秀明が脚本、総監督樋口真嗣が監督、特技監督を手掛けたシリーズ最新作。長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、高良健吾、大杉漣、柄本明共演。
7月29日(金)に公開され、興収82.5億円。
現代日本に突如として出現した巨大不明生物・ゴジラと対峙する日本の姿を描く…
賛否両論ありますが、庵野秀明が脚本、総監督を手掛けているだけに、大胆な新しい解釈で映像化した「ゴジラ」ワールド。「ヱヴァンゲリヲン」を彷彿とさせる庵野秀明ワールドが展開。

3位「怒り」

吉田修一の小説李相日監督渡辺謙綾野剛松山ケンイチ広瀬すず森山未來宮崎あおい妻夫木聡共演で映画化したミステリー。
9月17日(土)に公開され、興収16.1億円。
「怒」という血文字を残した未解決の夫婦殺人事件をきっかけに千葉、東京、沖縄に住む3組の人々の心に疑念が蔓延し、人間の”信じたい”感情にゆがみを与えていく…
様々な「怒り」の形がひしひしと伝わってきて、沸々とした「怒り」の気持ちが湧いてきて、やるせない気持ちにさせられつつ、「怒り」に対して考えさせられます。

4位「君の名は。」

国内外から注目を集める新海誠監督が「言の葉の庭」から3年ぶりに送り出したオリジナル長編アニメーション。
2016年8月26日(金)に公開され、興収235.6億円(1月22日時点)。
見知らぬ者同士であった田舎町で生活している少女と東京に住む少年が奇妙な夢を通じて導かれていく…
新海誠監督らしい透明感あふれる映像とストーリー展開。ファンタジーな世界に引き込まれていき、「きみの名は。」というタイトルの意味がわかったときますます感動させられます。新海誠監督の今後の活躍に期待です。

5位「リップヴァンウィンクルの花嫁」

岩井俊二が執筆した小説を自ら監督・脚本を手掛け、黒木華綾野剛共演で描いたヒューマン・ドラマ。
3月26日(土)公開。
派遣教員の七海が浮気の疑惑をかけられ、家を追い出されながらも、なんでも屋の男や不思議な仲間と交流を通して成長していく…
格差や自立すること、恋愛の多様なあり方など深いテーマを軽やかに描いていて、波乱万丈な日々を送る七海を思わず応援したくなります。

6位「64 ロクヨン 前編」、「64 ロクヨン 後編」

2013年「このミステリーがすごい!」第1位の横山秀夫の人気小説瀬々敬久監督佐藤浩市主演で映画化した2部作。
前編は5月7日(土)に公開され、興収19.4億円。
後編は6月11日(土)に公開され、興収17.4億円。
平成へと年号が変わる直前の昭和64年に起きた未解決の誘拐事件「ロクヨン」をめぐり、県警警務部の広報官を主人公に警察内部の対立や県警記者クラブとの衝突などを描く…
誘拐事件「ロクヨン」に関わる人々のドラマが重厚に描かれていて、最後まで目の離せない展開にワクワクさせられます。

7位「湯を沸かすほどの熱い愛」

商業映画デビュー作となる中野量太監督宮沢りえ主演で描いた家族の愛の物語。
10月29日(土)公開。
余命宣告を受けた双葉が行方不明の夫を連れ戻すことをはじめ、最後の四つの願い事をかなえようと奔走する…
余命宣告を受けた双葉のあくまでも前向きな姿、その母親に影響され、徐々に成長していく娘たち。湯を沸かすけどの熱い愛の形には感動させられます。双葉を演じる宮沢りえと娘を演じる杉咲花の演技がさらに感動を呼びます。

8位「永い言い訳」

西川美和が自らの小説を監督・脚本を手掛け、本木雅弘主演で映画化したヒューマン・ドラマ。
10月14日(金)公開。
交通事故で妻が他界したものの悲しみを表せない小説家が同じ事故で命を落とした妻の親友の遺族とその子供たちと出会ったことから交流を深めていく…
人を愛することの素晴らしさと歯がゆさを描いてていて、愛するべき人を失った後悔は永い言い訳となってしまう。考えさせられます。

9位「海よりもまだ深く」

是枝裕和が監督・脚本・原案・編集阿部寛樹木希林共演で描いた”なりたかった大人”になれなかった大人たちの物語。
5月21日(土)公開。
大人になりきれない男と年老いた母を中心に夢見ていた未来とは違う現在を生きる家族の姿を描く…
ハナレグミの「深呼吸」に乗って繰り広げられる”海よりもまだ深い”人生の愛し方。”なりたかった大人”のことを改めて考えさせられます。

10位「淵に立つ」

深田晃司が監督・脚本・編集・原作を手がけ、浅野忠信筒井真理子古舘寛治共演で「家族」を問い直したヒューマン・ドラマ。
10月8日(土)公開。
ごく平凡な夫婦の前に突然ある男が現れたことにより平穏だった日常に不協和音が響き始める…
第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞。
家族、夫婦のあり方を考えさせられ、心揺さぶられます。浅野忠信の演技が光ります。

参考: 第90回キネマ旬報日本映画ベストテン

情報元: 「2016年 第90回キネマ旬報ベストテン」公式サイト



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