「マン・オブ・スティール」鑑賞。スーパーマンの苦悩とダイナミックでスピーディなアクションが融合

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「マン・オブ・スティール」鑑賞。
マン・オブ・スティール02
地球人として生きるスーパーマンの苦悩を色濃く描いたドラマとスピーディでダイナミックなアクションが融合。クリストファー・ノーランザック・スナイダーの二人らしい斬新な映像を見せてくれ、143分があっという間です。

1. クリストファー・ノーランとザック・スナイダーが描く全く新しいスーパーマン誕生の物語
監督は「300」、「ウォッチメン」のザック・スナイダー
製作と原案は「ダークナイト ライジング」のクリストファー・ノーラン、原案・脚本は「ダークナイト」、「ダークナイト ライジング」のデヴィッド・S・ゴイヤーという最強のスタッフで映画化。
「ダークナイト」を彷彿させるような地球人として生きるスーパーマンの苦悩を色濃く、ダークに描いたドラマとスピーディでダイナミックなアクションが融合。
スーパーマンやクリプトン星人のスーツも中世の騎士をイメージしたようなデザインで、このストーリー展開にに合ったものに仕上がっています。
スーパーマンとゾッド将軍とのアクションシーンは「ドラゴンボール」のスーパーサイヤ人同士の戦いを彷彿させ、スピーディでダイナミックな戦いがカンザスの田舎町からニューヨークの都会で派手に展開します。

2. 地球人として生きるスーパーマンの苦悩
地球人とかけ離れた能力を持っているが故に、周囲に馴染めず、イジメや差別を受け続け、自分の本当の生き方を苦悩しながら探し続けるクラーク・ケント。
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そんなクラーク・ケントを演じるのは「人生万歳!」、「インモータルズ -神々の戦い-」のヘンリー・カヴィル
クラーク・ケントの苦悩する姿が「ダークナイト」のブルース・ウェインのようにダークで色濃く描かれます。

3. クリプトン星と地球のそれぞれの親
息子のカル=エル(クラーク・ケント)を守るため、そしてクリプトン星の未来を託したクリプトン星の実父ジョー=エルにはラッセル・クロウ。死してもなお精神だけはカル=エルを見守り続けるジョー=エルを好演。
またクラーク・ケントの育ての親マーサ&ジョナサン・ケントにはダイアン・レインケビン・コスナー。クリプトン星人ではなく、地球人として生きるためにクラーク・ケントを命を賭けてでも見守り続けます。二人の深い愛情がクラーク・ケントを育てます。
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4. 共演陣の好演
前作に比べるとかなりたくましくなったデイリー・プラネットのジャーナリスト、ロイス・レーンにはエイミー・アダムスが魅力たっぷりに見せてくれます。デイリー・プラネットの編集長ペリー・ホワイトにはローレンス・フィッシュバーン
ゾッド将軍にはマイケル・シャノン、ファラオにはアンチェ・トラウェ。このクリプトン星人とスーパーマンの死闘は見ものです。

5. 1978年「スーパーマン」、1981年「スーパーマンⅡ」との違い
今回の「マン・オブ・スティール」は1978年「スーパーマン」、1981年「スーパーマンⅡ」のスーパーマンの誕生とゾッド将軍のエピソードを合わせたようなストーリー。
スーパーマン
70年代、80年代の時代を反映させたような明るい、カラッとした展開の「スーパーマン」、「スーパーマンⅡ」と現代を反映させたかのようなダークな「マン・オブ・スティール」。
音楽や展開も時代をそれぞれ反映させていて、スーパーヒーローのスーパーマンを象徴させるジョン・ウィリアムズの旋律。スーパーマンの苦悩を表現するハンス・ジマーならではの音楽。
ジョン・ウィリアムズの音楽にあまりにも触れていたのですが、今回の作品にはやはりハンス・ジマーのほうが似合います。

今回は2D版を見たのですが、この作品は3Dで、IMAX 3Dで楽しんだほうがこの作品の魅力を満喫できると実感するくらいの映像です。
また「スーパーマン」、「スーパーマンⅡ」をもう一度見たくなりました。

「マン・オブ・スティール」公式サイト

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