第96回キネマ旬報ベスト・テンが発表。読者選出日本映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?
1位は三宅唱監督、岸井ゆきの主演 「ケイコ 目を澄ませて」。
2位は石川慶監督、妻夫木聡主演「ある男」。
続いて今泉力哉監督、稲垣吾郎主演「窓辺にて」、李相日監督、広瀬すず主演「流浪の月」、「ハケンアニメ!」、「PLAN 75」…
第96回キネマ旬報ベスト・テン 読者選出日本映画ベスト・テンは次の通りです。
1位 「ケイコ 目を澄ませて」
聴覚障害の元プロボクサーの自伝を岸井ゆきの主演で映画化。「きみの鳥はうたえる」の三宅唱が監督・脚本。
2022年12月16日(金)公開。
生まれつき耳が聞こえないプロボクサーのケイコと、視力を失いつつあるトレーナーの絆…
第77回毎日映画コンクールで日本映画大賞、監督賞、岸井ゆきのが女優主演賞ほか5部門を受賞。
16mmフィルムから溢れ出す、街を漂う匂い、降り注ぐ光の粒、ケイコの心が軋む音。
2位 「ある男」
妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝共演のヒューマン・ミステリー。
2022年11月18日(金)に公開され、興収4.8億円。
亡くなった夫の身元調査という奇妙な相談を受けた弁護士の城戸が他人として生きた男の真実を追う…
第77回毎日映画コンクールで窪田正孝が男優助演賞を受賞。
第16回アジア・フィルム・アワードで安藤サクラが助演女優賞にノミネート。
愛したはずの夫は、全くの別人でした。「愛」と「過去」をめぐるヒューマン・ミステリー。
3位 「窓辺にて」
今泉力哉監督、稲垣吾郎主演のちょっぴり可笑しい大人のラブ・ストーリー。中村ゆり、玉城ティナほかが共演。
2022年11月4日(金)に公開され、興収0.2億円。
妻の浮気を知りながら何も言い出せないフリーライターの市川茂巳は自身に芽生えたある感情に悩む…
妻の浮気を知った男を悩ませる、芽生えたとある感情とは…正直すぎる男がそれでも幸せを希求する、ちょっぴり可笑しい大人のラブ・ストーリー。
4位 「流浪の月」
凪良ゆうのベストセラー小説を広瀬すず、松坂桃李主演で映画化したヒューマン・ドラマ。
2022年5月13日(金)に公開され、興収7.5億円。
誘拐事件の“被害女児”として世間に知られることになった家内更紗と事件の“加害者”とされた佐伯文が15年後に再会する…
第46回日本アカデミー賞で優秀作品賞、松坂桃李が優秀主演男優賞、広瀬すずが優秀主演女優賞、横浜流星が優秀助演男優賞、優秀撮影賞、優秀撮影賞の6部門受賞。
いつまでも癒えない傷を抱えて生きてきたふたりが手を伸ばした、ひとすじの光。一歩先の未来。
5位 「ハケンアニメ!」
辻村深月がアニメ制作の舞台裏を描いた小説を吉岡里帆、中村倫也共演で映画化した「ハケンアニメ!」。
2022年5月20日(金)に公開され、興収1.8億円。
世界中が注目する日本のアニメ業界を舞台に期待の新人監督と崖っぷち状態の天才監督がアニメ界の頂点を目指して火花を散らす…
劇中アニメはProduction I.Gをはじめ超一流クリエイター&豪華声優陣が参加し、東映アニメーションが監修。
「アニメは世界を変えられる。」新人監督とその仲間&ライバルたちの想いがぶつかり合う胸熱エンタテインメント。
6位 「PLAN 75」
カンヌ国際映画祭でカメラドールのスペシャルメンションに選出された倍賞千恵子主演のヒューマン・ドラマ。
是枝裕和が総合監修を務めたオムニバス「十年 Ten Years Japan」の一編「PLAN 75」を長編初監督となる早川千絵が監督・脚本を手掛けて新たに構成。
2022年6月17日(金)に公開され、興収3.3億円。
75歳以上の高齢者に自ら死を選ぶ権利を保障・支援する制度<プラン75>の施行された社会がその制度に振り回される…
7位 「愛なのに」
城定秀夫が監督、今泉力哉が脚本、瀬戸康史主演で一方通行の恋が交錯するラブ・コメディ。のさとうほなみ、河合優実ほかが共演。
2022年2月25日(金)公開。
女子高生の求婚、憧れの女性の結婚。古本屋店主の多田浩司の受難とまっすぐで厄介な愛情の日々。
「街の上で」の今泉力哉監督、「性の劇薬」の城定秀夫監督がお互いの脚本を提供してR15+のラブストーリー2本を制作。異色のコラボレーションによる新たなプログラムピクチャー” L/R15 ”。
8位 「シン・ウルトラマン」
SF特撮ヒーロー「ウルトラマン」を庵野秀明が企画・脚本、樋口真嗣が監督を務めて新たに映画化。斎藤工、西島秀俊、長澤まさみほかが共演。
2022年5月13日(金)に公開され、興収43.8億円。
謎の巨大生物「禍威獣(カイジュウ)」が現れ、危機に直面した現代の日本で大気圏外から銀色の巨人「ウルトラマン」が出現する…
第16回アジア・フィルム・アワードで視覚効果賞にノミネート。
第46回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀美術賞、優秀録音賞、優秀編集賞の7部門受賞。
「ウルトラマン」の企画・発想の原点に立ち還り、現代日本を舞台に未だ誰も見たことのない“ウルトラマン”が初めて降着した世界。
9位 「土を喰らう十二ヵ月」
水上勉の料理エッセイを中江裕司監督が沢田研二主演で映画化した人生ドラマ。
2022年11月11日(金)公開。
北アルプスを望む信州を舞台に犬一匹と山荘で暮らす作家のツトムの一年間を季節の移り変わりと共に追う…
第77回毎日映画コンクールで沢田研二が男優主演賞を受賞。
四季の恵みに感謝し、十二ヵ月を生きる。
10位 「マイスモールランド」
是枝裕和監督が率いる映像制作者集団「分福」の新人の川和田恵真監督の商業映画デビュー作。嵐莉菜、奥平大兼、平泉成ほかが共演。
2022年5月6日(金)公開。
在日クルド人の少女サーニャがあるきっかけで在留資格を失い、当たり前の生活が奪われてしまう…
彼女が日本に居たいと望むことは”罪”なのだろうか…
第72回ベルリン国際映画祭 アムネスティ国際映画賞スペシャル・メンションを受賞。
読者選出日本映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?