日別アーカイブ: 2023年2月19日

第96回キネマ旬報ベスト・テンが発表。読者選出外国映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?




第96回キネマ旬報ベスト・テンが発表。読者選出外国映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?

1位はアカデミー賞作品賞受賞「コーダ あいのうた」
2位はトム・クルーズ主演「トップガン マーヴェリック」
続いて是枝裕和監督「ベイビー・ブローカー」、バズ・ラーマン監督「エルヴィス」、スティーヴン・スピルバーグ監督「ウエスト・サイド・ストーリー」、ポール・トーマス・アンダーソン監督「リコリス・ピザ」

読者選出外国映画ベスト・テンは次の通りです。
1位 「コーダ あいのうた」(原題 CODA)

サンダンス映画祭で史上最多の4部門受賞。家族のなかで唯一”健聴者”の少女が夢を追う物語。2014年製作のフランス映画「エール!」を「タルーラ 彼女たちの事情」のシアン・ヘダーが監督・脚本を務めてリメイク。
2022年1月21日(金)に公開され、興収6.5億円。
家族の中で独り健聴者の女子高生のルビーが歌の才能を認められたことをきっかけに夢と現実のはざまで葛藤する…
第94回アカデミー賞で作品賞、脚色賞、トロイ・コッツァーが助演男優賞の3部門を受賞。
サンダンス映画祭でグランプリ、観客賞、監督賞、アンサンブルキャスト賞の4部門受賞。
「CODA(コーダ)」とは「Children of Deaf Adults = “耳の聴こえない両親に育てられた子供”」
聞こえない家族の「通訳」係だった少女の知られざる歌声。やがて家族の夢となる…

2位 「トップガン マーヴェリック」(原題 Top Gun: Marverick)

トム・クルーズ主演のスカイ・アクションの続編。ジョセフ・コシンスキーが監督ヴァル・キルマー、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、エド・ハリスほかが共演。
2022年5月27日(金)に公開され、興収134.6億円。
表舞台から遠ざかっていた伝説のパイロットのマーヴェリックがエリートパイロット養成機関”トップガン”の教官として戻ってくる…
第95回アカデミー賞で作品賞、脚色賞、音響賞、編集賞、視覚効果賞、「HOLD MY HAND」が歌曲賞の6部門にノミネート
マーヴェリックが驚くべき操縦スキルを見せるシーンなど、リアルを追求した迫力の戦闘機アクション。マーヴェリックが教える、生と死を分ける重大な差とは…

3位 「ベイビー・ブローカー」(原題 Broker)

是枝裕和が監督・脚本・編集を務め、韓国の製作陣や俳優らと長年構想を練ってきたオリジナル企画をソン・ガンホ主演で映画化。
2022年6月24日(金)に公開され、興収8億円。
子どもを育てられない人が匿名で赤ちゃんを置いていく「赤ちゃんポスト」を介して出会った人々が織り成す物語。
第16回アジア・フィルム・アワードで韓国作品ながら是枝裕和が監督賞にノミネート
第75回カンヌ国際映画祭でソンガンホが最優秀男優賞、エキュメニカル審査員賞を受賞
赤ちゃんを高く売る。それだけのはずだった…<赤ちゃんポスト>で出会った彼らの特別な旅が始まる…

4位 「エルヴィス」(原題 Elvis)

バズ・ラーマン監督オースティン・バトラー主演の伝記ドラマ。トム・ハンクス共演。
2022年7月1日(金)に公開され、興収6.3億円。
エルヴィス・プレスリーはロックとセンセーショナルなダンスで、無名の歌手から「キング・オブ・ロックンロール」と称されるスーパースターに上り詰めていく…
「監獄ロック」など誰もが一度は耳にしたことのある名曲の数々にのせて描かれるエルヴィス・プレスリーの半生。

5位 「ウエスト・サイド・ストーリー」(原題 West Side Story)

名作ブロードウェイ・ミュージカルスティーヴン・スピルバーグ監督アンセル・エルゴートレイチェル・ゼグラーで映画化。
2022年2月11日(祝・金)に公開され、興収9.5億円。
1950年代のニューヨークで移民系の二つのグループが抗争を繰り広げる中で芽生えるトニーとマリアの“禁断の愛”の物語…
「クール」、「トゥナイト」、「アメリカ」など数々の名曲に乗せて描かれるミュージカルの最高峰が再映画化。

6位 「リコリス・ピザ」(原題 Licorice Pizza)

ポール・トーマス・アンダーソン監督が1970年代のアメリカを舞台に描いた青春物語。クーパー・ホフマン、アラナ・ハイムほかが共演。
2022年7月1日(金)公開。
1973年、ハリウッド近郊のサンフェルナンド・バレーでカメラマンアシスタントのアラナと高校生ゲイリーが偶然に出会い、すれ違い、歩み寄っていく…
数々の楽曲が全編を彩り、こだわり抜いた、セット、小道具、ファッション、ヘアスタイルが70年代を完璧に再現。

7位 「ベルファスト」(原題 Belfast)

ケネス・ブラナーが幼少期の体験を投影し、自ら監督・脚本・製作した半自伝的ドラマ。
2022年3月18日(金)に公開。
幼少期を過ごした北アイルランドのベルファストを舞台に9歳の少年バディを取り巻く日常と激動の時代に翻弄される故郷ベルファスト…
モノクロの映像で綴られた激動の時代にゆれる「家族」と「故郷」の笑いあり、涙ありの人生賛歌。

8位 「RRR」(原題 RRR)

「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督のアクション。NTR Jr.ラーム・チャランほかが共演。
2022年10月21日(金) に公開され、興収9.4億円。(2023年2月18日現在)
イギリス植民地時代のインドを舞台にイギリス軍に捕らえられた少女を救うため立ち上がったビームと大義のため英国政府の警察となったラーマが育む友情と闘い…
第95回アカデミー賞で「ナートゥ・ナートゥ」が歌曲賞にノミネート
第80回ゴールデン・グローブ賞で「ナートゥ・ナートゥ」が主題歌賞を受賞
“ラージャマウリ節”全開の豪華絢爛なスケール感満載の映像とアクション、そして怒涛のストーリーが展開。

9位 「クライ・マッチョ」(原題 Cry Macho)

クリント・イーストウッドの監督デビュー50周年、40作目となるアニバーサリー作品クリント・イーストウッドが監督・製作・主演、「本当の強さ」を描いたヒューマン・ドラマ。
2022年1月14日(金)に公開され、興収1.6億円。
元ロデオスターのマイク・ミロが親の愛を知らない少年とともにメキシコを旅する中で「本当の強さ」の新たな価値観に目覚めていく…
クリント・イーストウッドが描く真の<強さ(マッチョ)>。落ちぶれた元カウボーイと少年の旅を通して語られる人生。

10位 「カモン カモン」(原題 C’mon C’mon)

ホアキン・フェニックス主演で突然始まった甥っ子との共同生活を描いたヒューマン・ドラマ。
2022年4月22日(金)に公開され、興収1.2億円。
突然始まった共同生活に戸惑いながらも歩み寄っていくジョニーと甥っ子の日々を美しいモノクロームの映像とともに描く…
突然始まった甥っ子との共同生活。戸惑いと衝突、想定外から生まれた奇跡の日々。

読者選出外国映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?

第96回キネマ旬報ベスト・テン 公式サイト




ロビン・ウィリアムズ、ロバート・デ・ニーロ共演のヒューマン・ドラマ「レナードの朝」、NHK BSプレミアムで2月20日(月)放送。




ロビン・ウィリアムズロバート・デ・ニーロ共演のヒューマン・ドラマ「レナードの朝」、NHK BSプレミアムで2月20日(月)放送。

ペニー・マーシャル監督ロビン・ウィリアムズロバート・デ・ニーロ共演で実話を元に治療不能の難病に挑む医師の奮闘を描いたヒューマン・ドラマ「レナードの朝」(原題 Awakenings)
1991年4月5日(土)に公開され、配収6.5億円。
嗜眠性脳炎で30年間半昏睡状態の患者を目覚めさせるため新任医師が立ち上がる…

1969年、ブロンクス。嗜眠性脳炎で、30年間半昏睡状態のレナード。彼を目覚めさせるため立ち上がった新任ドクターのセイヤーはレナードに試験的な新薬を投与し、機能回復を試みる。そしてある朝、レナードは奇跡的な”目覚め”を迎えた…

オリヴァー・サックスの実話を基に「ビッグ」、「プリティ・リーグ」のペニー・マーシャル監督が映画化。
30年間半昏睡状態のレナード・ロウにはロバート・デ・ニーロ、マルコム・セイヤー医師にはロビン・ウィリアムズ。
ジュリー・カブナーマックス・フォン・シドーほかが共演。
第63回アカデミー賞で作品賞、ロバート・デ・ニーロが主演男優賞、脚色賞の3部門にノミネート。

人間の尊厳と愛と友情をペニー・マーシャル監督ならではの優しい眼差しで描き、ロビン・ウィリアムズ、ロバート・デ・ニーロの名演が光ります。

★「レナードの朝」(字幕スーパー)
NHK BSプレミアム
2月20日(月)
13:00~15:02




カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞、ブラックユーモア満載の逆転エンタメ「逆転のトライアングル」、2月23日(木・祝)公開。




カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞、ブラックユーモア満載の逆転エンターテインメント「逆転のトライアングル」(原題 Triangle of Sadness)、2月23日(木・祝)公開。

超絶セレブを乗せた豪華客船が無人島に漂着、頂点に君臨したのはサバイバル能力抜群な船のトイレ清掃婦だった…

モデルでインフルエンサーのヤヤは恋人の男性モデルのカールと豪華客船のクルーズ旅行に招待される。リッチでクセモノだらけな超絶セレブがバケーションを満喫するが、船が難破。海賊に襲われ、無人島に漂着。食料、水、そしてSNSのない状況にあえぐ中、トイレ清掃員が圧倒的なサバイバル能力を発揮する…

「ザ・スクエア 思いやりの聖域」に続いてカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したリューベン・オストルンドが監督
人気インフルエンサーのヤヤには2020年8月に32歳の若さで亡くなり、本作が遺作となったチャールビ・ディーン。カールには「キングスマン ファースト・エージェント」のハリス・ディキンソン
ドリー・デ・レオン、ウッディ・ハレルソンほかが共演。
第75回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞
第95回アカデミー賞で作品、監督、脚本の3部門にノミネート


ファッション業界やルッキズム、現代階級社会などを痛烈に皮肉りながらも、価値観をひっくり返す大逆転エンタメ。

「逆転のトライアングル」公式サイト

「逆転のトライアングル」公開劇場リスト