7月15日はフォレスト・ウィテカーの誕生日。出演作でどの映画が好きですか?
フォレスト・ウィテカーは1953年7月15日にテキサス州ロングビューで生まれました。
舞台ヤテレビドラマで活躍し、「プラトーン」、「グッドモーニング、ベトナム」などで印象的な演技を披露し、1989年クリント・イーストウッド監督「バード」で第41回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞。
2007年「ラストキング・オブ・スコットランド」で第79回アカデミー賞、第69回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の主演男優賞を受賞。リー・ダニエルズ監督「大統領の執事の涙」にも主演。
フォレスト・ウィテカーの主な出演作品は次の通りです。
★「プラトーン」(原題 Platoon)
オリヴァー・ストーン監督が実体験を基にチャーリー・シーン、ウィレム・デフォー共演でベトナム戦争を描いた戦争ドラマ。
1987年4月29日(土)に公開され、配収17.8億円。
ベトナムにやってきた若い志願兵クリスは最前線に配属され、虐殺、略奪、強姦といった戦争の狂気を目の当たりにする…
第59回アカデミー賞で作品賞、監督賞、編集賞、録音賞の4部門、第44回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の作品賞、監督賞、助演男優賞の3部門を受賞。
フォレスト・ウィテカーはビッグ・ジョンを熱演。
アメリカの歴史に暗い影を落とすベトナム戦争をオリヴァー・ストーン監督が実体験を基に描いていて、戦争について改めて考えさせられます。
★「グッドモーニング、ベトナム」(原題 Good Morning, Vietnam)
バリー・レヴィンソン監督がロビン・ウィリアムズ主演で描いたヒューマン・ドラマ。
1988年10月8日(土)に公開され、配収2.17億円。
ベトナム戦争下のサイゴン基地を舞台に、前線の兵士たちに活気と希望を与えるため奮闘するラジオDJの姿を描く…
ロビン・ウィリアムズが第45回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門の主演男優賞を受賞。
フォレスト・ウィテカーはDJのエイドリアンの同僚の”エディ”エドワード・モンテスキュー・ガーリック上等兵を熱演。
バリー・レヴィンソン監督が戦場に欠かせないラジオ放送を題材にしつつ、戦争批判を織り込んだヒューマン・ドラマ。ロビン・ウィリアムズのマシンガン毒舌トークが遺憾なく発揮されています。
★「バード」(原題 Bird)
クリント・イーストウッド監督が天才サックス・プレイヤーのチャーリー・パーカーの生涯を映画化したヒューマン・ドラマ。
1989年3月31日(土)公開。
ジャズ史にその名を残す天才アルトサックス奏者、チャーリー”ヤードバード”・パーカー。僅か34才でこの世を去った、チャーリー・パーカーの鮮烈な生きざまと彼の妻チャンの生涯を描く…
第61回アカデミー賞で音響賞、第46回ゴールデン・グローブ賞で監督賞、第41回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞。
フォレスト・ウィテカーは第41回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞し、第46回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の主演男優賞にノミネート。
麻薬に溺れ、自己の内面と向き合い傷つきながら、己の芸術を勝ち取っていったチャーリー・パーカーの苦闘が描かれていて、フォレスト・ウィテカーの迫真の演技が光ります。
★「ラストキング・オブ・スコットランド」(原題 The Last King of Scotland)
ケヴィン・マクドナルド監督がジェームズ・マカヴォイ共演で悪名高い実在のウガンダ大統領イディ・アミンの実像を描いた社会派サスペンス。
2007年3月10日(土)公開。
70年代に悪名高い実在のウガンダ大統領イディ・アミンの実像を統領の主治医を務めたスコットランド人青年医師の視点から描く…
フォレスト・ウィテカーは悪名高い実在のウガンダ大統領イディ・アミンを演じ、第79回アカデミー賞、第69回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の主演男優賞を受賞。
フォレスト・ウィテカーがアカデミー賞ほか数多くの映画賞で主演男優賞を受賞しただけある迫真の演技を見せてくれます。
★「大統領の執事の涙」(原題 The Butler)
リー・ダニエルズ監督が実在したホワイトハウスの黒人執事の人生を映画化したヒューマン・ドラマ。
2014年2月15日(土)公開。
ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた、一人の黒人執事の”知られざる”人生を辿る物語。
フォレスト・ウィテカーはセシル・ゲインズを演じ、黒人執事として歴代の7人の大統領に仕えながら、キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争といったアメリカの国家的大局を目の当たりにする。その一方で、白人に仕える父の仕事を恥じ、反政府運動に身を投じる長男との衝突、ベトナム戦争へ志願する次男など、彼とその家族もさまざまな荒波にもまれる…
7人の大統領に仕えた黒人執事の生涯と家族愛が描かれていて、アメリカに根深く残る人種差別のことを考えさせられます。フォレスト・ウィテカーの抑えた演技が光ります。
★「ファーナス 訣別の朝」(原題 Out Of The Furnace)
スコット・クーパー監督がクリスチャン・ベイル主演で描いたクライム・ドラマ。
2013年9月27日(土)公開。
ペンシルバニアの田舎町を舞台に、地元の犯罪組織と関わってしまった弟を助けるため、元受刑者の兄ラッセルが決死の覚悟で戦いを挑む…
フォレスト・ウィテカーは保安官のウェズリーを演じ、ラッセルの元恋人のレナと交際することになる…
絶望感ただよう町でまともに生きようとしている男に降りかかる過酷な運命。重いテーマが描かれていますが、見応えあります。
★「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」(原題 Rogue One: A Star Wars Story)
ギャレス・エドワーズ監督がフェリシティ・ジョーンズ主演で「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」と「エピソード4 新たなる希望」との間を描いたスピンオフ。
2016年12月16日(金)に公開され、興収45億円。
レイア姫がR2-D2に託した帝国軍の宇宙要塞「デス・スター」の設計図。極秘情報を入手するため決死のミッションに挑んだジン・アーソほか反乱軍兵士たちの戦いを描く…
フォレスト・ウィテカーは反帝国勢力「パルチザン」の戦士のソウ・ゲレラを演じ、「デス・スター」の設計図に関わる鍵を握る…
「デス・スター」の設計図の奪取のミッションに挑むジン・アーソ。AT-ATやXウィングなど懐かしい兵器の数々。そしてダース・ベイダーが登場。スピンオフながら「エピソード4 新たなる希望」につながるシーンにはワクワクしてきます。
★「ブラックパンサー」(原題 Black Panther)
ライアン・クーグラー監督がチャドウィック・ボーズマン主演でマーベル漆黒の新ヒーローを描いたアクション。マイケル・B・ジョーダン、ルピタ・ニョンゴ共演。
3月1日(木)に公開され、興収15億円。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の戦いの後。超文明国ワカンダの国王とブラックパンサーという2つの顔を持つティ・チャラがワカンダの秘密を守るために世界中にスパイを放ち、国内外の敵と戦いを繰り広げる…
フォレスト・ウィテカーはワカンダの元老ズリを熱演し、亡き王ティ・チャカと、ズリだけが知る過去の秘密を守り続ける…
アフリカの伝統と最新技術が見事に融合!!魅力あふれるキャスト陣の共演、アフリカの伝統音楽を使った音楽、スタイリッシュなアクション、最後まで一気に見せるストーリー展開には痺れます。
他にも「ため息つかせて」、「微笑みをもう一度」などで監督を務め、プロデューサーとしても活躍するフォレスト・ウィテカー。
出演作でどの映画が好きですか?