9月11日は9.11アメリカ同時多発テロ事件が起きた日。
2001年9月11日朝、アメリカ国内の空港を飛び立った旅客機4機がハイジャックされました。2機はワールド・トレード・センターに、もう1機は国防総省ペンタゴンに激突炎上。しかし乗客40人を乗せたユナイテッド航空93便は、ターゲットに到達することなく、ペンシルヴェニア州に墜落しました…

そのテロ事件を扱った「ユナイテッド93」と「ワールド・トレード・センター」。
そしてその事件で最愛の父を亡くしてしまった少年の心の傷を描いた「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」。
この3本は9.11アメリカ同時多発テロ事件を決して忘れないためにも見ておきたい作品です。見たことはありますか?

★「ユナイテッド93」(原題 United 93)

ポール・グリーングラス監督が9.11アメリカ同時多発テロ事件において、唯一目標に到達せずに墜落したユナイテッド93便に焦点を当てたノンフィクション・サスペンス。
2006年8月12日(金)に公開され、興収9億円のヒット。
ポール・グリーングラス監督をはじめ製作スタッフは、遺された家族の人々や管制センターはじめ関係機関への入念な取材を行い、当時の状況を可能な限りリアルに再現、ありのままを徹底したドキュメンタリー・タッチの手法で撮り上げただけあり、迫力あふれる映像です。

★「ワールド・トレード・センター」(原題 World Trade Center)

オリバー・ストーン監督がニコラス・ケイジ主演でワールド・トレード・センターの瓦礫の中から奇跡的に生還した港湾警察官の実話を映画化。
2006年10月7日(金)に公開され、興収24億円の大ヒット。
港湾警察署のジョンとウィルらは、同時多発テロの被害を受けたワールド・トレード・センターへ駆けつける。ジョンとウィルら5人はビルの中に入って人々を誘導するが、崩落によって内部に閉じ込められてしまう…
オリバー・ストーン監督がリアリティにこだわって撮り上げた迫力の映像の中で繰り広げられる重厚な人間ドラマです。

★「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(原題 Extremely Loud And Incredibly Close)

大ベストセラーの9.11文学の金字塔のジョナサン・サフラン・フォアの小説を「リトル・ダンサー」のスティーブン・ダルドリー監督がトム・ハンクス、サンドラ・ブロック共演で映画化。
2012年2月18日(金)に公開され、興収5.85億円。
9.11同時多発テロで父を亡くした少年が最愛の父が遺した最後のメッセージを探す旅を描く…
最愛の父親を突然失ってしまったオスカーの心の苦しみ、叫びが心に刺さってきます。が同時にオスカーを見守る周りの人たちのオスカーの心を前向きにしていこうとする優しい心配りとこのタイトルの意味がわかったとき、さらに感動させてくれます。

この3本は9.11アメリカ同時多発テロ事件を決して忘れないためにも見ておきたい作品です。見たことはありますか?

スティーブン・フリアーズ監督がメリル・ストリープ、ヒュー・グラント共演で実在した音痴のソプラノ歌手を描いた「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」(原題 Florence Foster Jenkins)、12月1日(木)公開。
最新予告編が公開されましたが、もう見ましたか?

1944年に音楽の殿堂カーネギーホールで行われ、今なお伝説として語り継がれるフローレンス・フォスター・ジェンキンスによる公演を題材に描く…

NY社交界のトップ、マダム・フローレンスは声に致命的な欠陥があるにもかかわらず、ソプラノ歌手を目指していた。愛する妻に夢を見続けさせるため、夫のシンクレアは、マスコミを買収して信奉者だけを集めた小さなリサイタルを開催するなどしていたが、ある日、フローレンスが「カーネギーホールで歌う」と言い出してしまう…

「クィーン」、「あなたを抱きしめる日まで」のスティーブン・フリアーズ監督が1944年に音楽の殿堂カーネギーホールで行われ、伝説として今なお語り継がれる音痴のソプラノ歌手のフローレンス・フォスター・ジェンキンスの公演を題材に映画化。
フローレンス・フォスター・ジェンキンスにはメリル・ストリープ。
夫のシンクレアにはヒュー・グラント。

「マンマ・ミーア！」などで歌唱力を披露したストリープが”絶世の音痴”を熱演し、海外でも高評価。10月25日(火)に開幕する第29回東京国際映画祭のオープニング上映作品にも決定していて、どんなドラマが展開するのか、楽しみです。

「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」公式サイト