7月22日は作曲家のアラン・メンケンの誕生日。作曲を担当した映画でどの作品が好きですか?
アラン・メンケンは1949年7月22日にニューヨーク州で生まれました。
1982年ミュージカル「リトル・ショップ・ホラーズ」で脚光を浴び、1986年映画化された「リトル・ショプ・オブ・ホラーズ」でアカデミー賞歌曲賞にノミネート。
その後ディズニー・アニメ「リトル・マーメイド」、「美女と野獣」、「アラジン」でアカデミー賞作曲賞、歌曲賞を受賞。
その後も「ポカホンタス」、「ノートルダムの鐘」、「魔法にかけられて」、「塔の上のラプンツェル」など数多くの作品の作曲を手掛けてきました。
アラン・メンケンが作曲を手掛けた主な作品は次の通りです。
★「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」(原題 Little Shop of Horrors)
ロジャー・コーマン監督の傑作をアラン・メンケンとハワード・アシュマンがミュージカル化して大ヒットした舞台劇をフランス・オズ監督がリック・モラニス、エレン・グリーン共演で映画化。
1987年4月25日(土)公開。
花屋で働く青年のシーモアが中国人街で買った奇妙なの植物は人間の生き血をエサにする吸血植物だった…
第59回アカデミー賞で歌曲賞にノミネート。
アラン・メンケンの音楽のすべての原点が詰まった作品で、コメディ・タッチのホラーにしてミュージカルという、全く新しい感覚の娯楽作です。
★「リトル・マーメイド」(原題 The Little Mermaid)
アンデルセンの名作「人魚姫」をディズニーがミュージカル風にアレンジしたアニメーション。
1991年7月20日(土)公開。
海の上の世界に憧れる海の王国の人魚姫・アリエルと人間の王子・エリックの恋の行方を描く…
第62回アカデミー賞で作曲賞と「アンダー・ザ・シー」が歌曲賞を受賞。
美しい映像と「アンダー・ザ・シー」をはじめとする陽気なメロディ、魅力的なキャラクター、そしてファンタジックなストーリーで世界中を魅了したディズニー・アニメの代表作です。
★「美女と野獣」(原題: Beauty And The Beast)
アニメーション映画として初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされたディズニーの革命的アニメーション。
1992年9月23日(祝・水)に公開され、配収16億円の大ヒット。
魔女の呪いによって醜い獣にされた王子と囚われの身となった心優しい娘・ベルの出会いと愛を描く…
第64回アカデミー賞でアニメ映画史上初の作品賞にノミネートされ、作曲賞と歌曲賞を受賞。
セリーヌ・ディオン&ピーボ・ブライソンが歌う「ビューティー・アンド・ザ・ビースト~美女と野獣」は大ヒット。
アラン・メンケンの音楽に乗せて繰り広げられるミュージカル・シーンは何度見ても飽きることなく、いつまでも色あせることのない名作です。
★「アラジン」(原題: Aladdin)
アラジンとプリンセス・ジャスミンとのロマンスを描いたディズニー・アニメの名作。
1993年8月7日(土)に公開され、配収25億円の大ヒット。
砂漠の王国アグラバーに住む青年のアラジンと王国の姫ジャスミンとのラブ・ロマンスを基にランプの精ジーニーや邪悪な大臣ジャファーとのエピソードを交えてミュージカル仕立てで描く…
第65回アカデミー賞で作曲賞と歌曲賞を受賞。
主題歌はピーボ・ブライソン、レジーナ・ベルが歌う「ホール・ニュー・ワールド」。
壮大な映像とアラン・メンケンによる数々の美しいミュージカル・ナンバー。観る者をアラビアンナイトの世界へと誘ってくれます。
★「魔法にかけられて」(原題 Enchanted)
ディズニーが伝統のアニメと実写を融合させ、エイミー・アダムス主演で作り上げたファンタジー・コメディ。
2008年3月14日(土)に公開され、興収29.1億円のヒット。
魔女に騙され、おとぎの世界(アニメーション)から現代のニューヨークに追放されたプリンセスが大騒動を繰り広げる…
伝統のアニメと実写を融合させ、セルフ・パロディやミュージカルなど様々な要素も随所にちりばめて描いたディズニーならではのファンタジー。アラン・メンケンの音楽も健在です。
★「塔の上のラプンツェル」(原題 Tangled)
グリム童話の”髪長姫”を元にディズニー・アニメ伝統の手描きアニメーションに最新の3DCG技術を融合させた長編アニメーション。
2011年3月12日(土)に公開され、興収25億円の大ヒット。
“魔法の髪”を持ち、18年間森の奥の塔の中で育てられラプンツェルがお尋ねもののフリンとともに冒険に旅立ち、新しい出会いなどを通して本当の自分を探す…
グリム童話の”髪長姫”を元にピクサー・スタジオのジョン・ラセターと「美女と野獣」の伝説的アニメーターのグレン・キーンらの手により、<伝統>と<新しさ>を見事に融合させた作品に仕上がっていて、アラン・メンケン節たっぷりの音楽も久しぶりに楽しめます。
これからもさらなる活躍が期待されるアラン・メンケン。作曲を担当した映画でどの作品が好きですか?