5月19日はアメリカの黒人公民権運動活動家のマルコムXの誕生日。スパイク・リー監督の「マルコムX」は見たことありますか?
近代アメリカきっての偉大な思想家であり、キング牧師と並ぶ黒人解放運動のリーダーである“マルコムX”は1925年5月19日にネブラスカ州オマハに生まれました。
そのマルコムXの生涯をスパイク・リー監督がデンゼル・ワシントン主演で描いたのが「マルコムX」(原題 Malcolm X)。
1993年2月20日(土)に公開され、配収4.2億円。
かつての不良少年・マルコムは獄中でイスラム教に改宗し、イライジャ・ムハマットの下でブラック・モスレムきっての白人を敵対視する煽動家となる。やがて組織に疑問を感じ、メッカを巡礼、
あらゆる人種の真の友愛を悟って帰国する。そしてアメリカ黒人の解放運動を新しい理念によって展開しようとした1965年2月21日にハーレムのオーデュボン・ボールルームでの講演中に13発の銃弾を浴びて射殺される…
マルコムXと「ROOTS/ルーツ」のアレックス・ヘイリーの共著「マルコムX自伝」をスパイク・リーが監督・脚本で映画化。
マルコムXにはデンゼル・ワシントン。
アンジェラ・バセット、アル・フリーマンJr、アルバート・ホールほかが共演。
デンゼル・ワシントンの迫真に迫る演技。「ドゥ・ザ・ライト・シング」、「インサイド・マン」のスパイク・リーらしいテンポのいい演出。
アメリカを知る上でも見ておきたい作品です。