高倉健氏が死去されました。一番心に残っているのはどの作品ですか?
日本を代表する俳優の高倉健氏が11月10日(月)に悪性リンパ腫のため83歳で死去されました。
残念でなりませんが、心よりご冥福をお祈りします。
高倉健氏の出演作で一番心に残っているのはどの作品ですか?
https://www.youtube.com/watch?v=5dkb0Fz3R08
高倉健は1963年の「人生劇場 飛車角」以降、仁侠映画を中心に活躍。1964年の「日本侠客伝」シリーズ、1965年の「網走番外地」シリーズ、「昭和残侠伝」シリーズなどに主演。
そして1978年「幸福の黄色いハンカチ」、1981年「動乱」、「遥かなる山の呼び声」、1982年「駅 STATION」、2000年「鉄道員(ぽっぽや)」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。
2013年には文化勲章を受章しました。
高倉健の代表作は次の通りです。
★「網走番外地」
北海道のダイナミックな自然の中で、手錠のままの脱獄に命を賭ける男たちの姿を描いたドラマ。
1965年4月18日(土)公開。
北海道の網走刑務所に服役中のヤクザ、橘真一は、母恋しさゆえに仲間と手錠につながれたままの脱走を謀り、ふたりで冬の雪原をさまよい続ける…
高倉健は橘真一を熱演し、、飄々とした軽やかな味を出し、を全18作が制作。
第10作までは石井輝男が監督。
★「幸福の黄色いハンカチ」
山田洋次監督が刑期を終えた中年男が行きずりの若いカップルとともに妻のもとへ向かう姿を描いたロード・ムービー。
1977年10月1日(土)公開。
失恋のショックで仕事を辞めて北海道へ旅に出た花田欣也は、同じく失恋で傷付いた小川朱美と炭鉱夫を名乗る島勇作と知り合う。だが、勇作にはある秘密があった…
第1回日本アカデミー賞の最優秀作品賞ほか数多くの映画賞で受賞。
高倉健は炭鉱夫を名乗る島勇作を熱演し、第1回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞。
ラストシーンはあまりにも有名ですが、涙せずにはいられない感動作。何度見ても色あせることのない日本映画史に残る不朽の名作です。
★「鉄道員(ぽっぽや)」
降旗康男監督とタッグを組み、鉄道員(ぽっぽや)一筋に生きてきた男に舞い降りる奇跡の物語を描いた人間ドラマ。
1999年6月5日(土)に公開され、配収20.5億円の大ヒット。
北海道の雪深い町にあるローカル線の小さな駅をたったひとりで守り続けてきた駅長の佐藤乙松。一人娘を亡くした日も、最愛の妻を亡くした日も駅に立ち続けた乙松。そんな鉄道員としての誇りを持ち続けた男の元に一人の少女が現れる…
第23回日本アカデミー賞では最優秀作品賞、最優秀主演男優賞など主要部門を独占。
高倉健は北海道の雪深い町にあるローカル線の小さな駅の駅長・佐藤乙松を演じ、第23回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞。
★「あなたへ」
降旗康男監督と20作目のタッグを組み、亡き妻の想いを胸に、妻の故郷を目指して旅に出た男の人生の光と影を描いた人間ドラマ。
2012年8月25日(土)に公開され、興収23.9億円の大ヒット。
北陸のある刑務所の指導技官の倉島英二のもとに、亡き妻が遺した絵手紙が届く。「故郷の海を訪れ、散骨してほしい」との想いを元に、道中で出会った様々な人々と心を通わせ、妻の本当の想いを知る…
第36回モントリオール世界映画祭で特別賞を受賞。
高倉健は北陸のある刑務所の指導技官の倉島英二を熱演。
降旗康男監督らしい淡々とした日本ならではの映像と高倉健の演技が光る名作です。
2012年「あなたへ」が最後の作品となってしまい、残念で仕方がありませんが、心よりご冥福をお祈りします。
高倉健氏の出演作で一番心に残っているのはどの作品ですか?