9月17日は映画監督ブライアン・シンガーの誕生日。監督作でどの作品が好きですか?
プライアン・シンガーは1965年9月17日にニューヨーク州ニューヨークで生まれました。
カリフォルニア大学映画学科で学び、「ユージュアル・サスペクツ」で一躍注目を浴び、「X-メン」の監督に抜擢。
ブライアン・シンガーの主な監督作品は次の通りです。
★「ユージュアル・サスペクツ」(原題 The Usual Suspects)
5人の悪党が集まった犯罪計画の顛末を、トリッキーかつ巧緻な構成で描いたクライム・サスペンス。
1996年4月13日(土)公開。
正体不明の男企てた銃器強奪計画に加担することになったキートンほか5人の前科者たちが渋々ながら作戦に乗り出し、任務を遂行する…
第68回アカデミー賞でオリジナル脚本賞、ケヴィン・スペイシーが助演男優賞を受賞。
ケヴィン・スペイシーの演技が光るサスペンス映画の傑作です。
★「X-メン」(原題 X-MEN)
突然変異によって特殊能力が身についたミュータントたちの活躍を描いたSFアクションの第1弾では監督・原案。
2000年10月7日(土)に公開され、興収18.5億円。
人類との共存を目指すプロフェッサーX率いるミュータント集団X-MENは、人類の滅亡をもくろみテロ活動を企てるマグニートーたちと戦うことを決意する…
シリーズ第2弾「X-MEN2」(原題 X2)では監督・脚本。
2003年5月3日(土)に公開され、興収18億円。
プロフェッサーXを捕らえ、彼のテレパシー能力を利用して全ミュータント壊滅を企む政府高官のストライカーに宿敵マグニートーと結束したX-MENが挑む…
前日譚を描いた「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」(原題 X-MEN: First Class)では原案・製作。
2011年6月11日(金)に公開され、興収7億円。
「X-MEN」シリーズの5作目にあたり、1作から3作目の前章。チャールズ・エグゼビア(のちのプロフェッサーX)とエリック・レーンジャー(のちのマグニートー)の出会いと決別を描く…
続編の「X-MEN: フューチャー&パスト」(原題 X-MEN: Days Of Future Past)では監督・原案・製作。
2014年5月30日(金)に公開され、興収10.34億円。
1973年と未来の2023年を舞台にミュータントたちの生存をかけた未来と過去にまたがる壮絶な戦いを描く…
最新作「X-MEN: アポカリプス」(原題 X-MEN: Apocalypse)では監督・原案・製作。
2016年8月11日(木・祝)に公開され、興収8.55億円。
「X-MEN: フューチャー&パスト」での新たな時間軸の1983年が舞台。数千年の眠りから覚めたアポカリプスが世界の惨状に失望し、新秩序創造のために人類の粛清に乗り出す…
番外編的な展開ですが、若きジーン・グレイ、ストーム、サイクロップスも登場。”X-MEN”ワールドが楽しめます。
2006年「X-MEN2」の続編「X-MEN: ファイナル・ディシジョン」では「スーパーマン リターンズ」の監督に専念するために製作途中で降板、スピンオフの2009年「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」、2013年「ウルヴァリン: SAMURAI」には製作には関わっていませんが、ブライアン・シンガー監督ならでは映像で壮大な「X-MEN」の世界を作り上げました。
★「スーパーマン リターンズ」(原題 Superman Returns)
ブランドン・ラウス主演で5年ぶりに地球に戻ってきたスーパーマンの活躍を描いたヒーロー・アクション。
2006年8月19日(金)に公開され、興収14.5億円。
5年ぶりに地球に舞い戻ったクラーク・ケントことスーパーマン。しかし、かつての恋人・ロイスは彼との思い出を振り切り、新たな道を歩み出していた…
5年ぶりに地球に戻ったスーパーマンの心の葛藤と宿敵レックスとの戦いをブライアン・シンガー流に描いた作品です。
★「ワルキューレ」(原題 Valkyrie)
トム・クルーズ主演でヒトラー暗殺計画を描いたサスペンス・アクション。
2009年3月20日(金)に公開され、興収12.5億円。
実話を基に、非人道的なナチス政権の暴挙に疑問を抱き反乱分子となったドイツ将校が同志と手を組み、ヒトラー暗殺計画に及んでいく姿を描く…
ヒトラー暗殺計画に及んでいく過程とその顛末をブライアン・シンガーならではの緊迫感溢れるタッチで描かれた作品です。
★「ジャックと天空の巨人」(原題: Jack The Giant Slayer)
童話「ジャックと豆の木」をモチーフにニコラス・ホルト主演で映画化したアクション・アドベンチャー。
2013年3月22日(金)に公開され、興収5.51億円。
人間界と巨人界を隔てる開かずの扉が開けられたことから人間と巨人の壮絶な戦いが勃発する…
ブライアン・シンガー監督ならではの斬新な映像で描いた新しい「ジャックと豆の木」の物語。美しい映像と迫力あふれる巨人との戦いが楽しめます。
★「ボヘミアン・ラプソディ」(原題 Bohemian Rhapsody)
ラミ・マレック主演で伝説的ロックバンドの”クイーン”のフレディ・マーキュリーの軌跡を描いた伝記映画。
2018年11月9日(金)に公開され、興収130.6億円。
1991年にこの世を去ったフレディ・マーキュリーがいかに世間の固定観念や従来の音楽を打ち破り、”史上最高のエンタテイナー”と呼ばれるに至ったのか…
第91回アカデミー賞でラミ・マレックが主演男優賞、音響編集賞、録音賞、編集賞の4部門、第76回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の作品賞、男優賞の2部門受賞。
ブライアン・シンガーは諸事情により降板、製作総指揮にクレジットされているデクスター・フレッチャーが引き継ぎ完成。
「ボヘミアン・ラプソディ」、「伝説のチャンピオン」、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」など32の名曲とともに繰り広げられる”クイーン”の華やかな活躍の裏にある知られざるストーリー。「ライヴ・エイド」でクイーンが歌うシーンでは感動もMAXです。
「ボヘミアン・ラプソディ」の監督を途中で降板してしまったのは残念でしたが、これからもさらなる活躍を期待される監督のブライアン・シンガー。監督作でどの作品が好きですか?