第36回日刊スポーツ映画大賞。主要部門を受賞した5作でどの作品を見ましたか?
「月」は作品賞、監督賞、磯村勇斗が助演男優賞、二階堂ふみが助演女優賞の4部門。
「愛にイナズマ」は監督賞、松岡茉優が主演女優賞の2部門、 「エゴイスト」は鈴木亮平が主演男優賞、宮沢氷魚が石原裕次郎新人賞の2部門、「THE FIRST SLAM DUNK」は井上雄彦が新人賞、石原裕次郎賞の2部門、外国作品賞は「バービー」が受賞。
★「月」
宮沢りえ主演で実際に起きた障がい者殺傷事件をモチーフに映画化。辺見庸の小説を「舟を編む」の石井裕也監督が映画化。オダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみほかが共演。
2023年10月13日(金)公開。
重度障害者施設で働くことになった堂島洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにする…
「狂気」と一言で裁くことのできない問いを突きつける。
★「愛にイナズマ」
松岡茉優、窪田正孝主演、「舟を編む」の石井裕也監督がオリジナル脚本で描いたユーモア溢れる痛快な反撃の物語。池松壮亮、若葉竜也、佐藤浩市ほかが共演。
2023年10月27日(金)公開。
念願の映画監督デビューを目前に大切な夢を奪われた折村花子が疎遠だった家族の力を借りて理不尽な社会に立ち向かう…
豪華キャストが繰り出す笑いと涙の痛快エンタテイメント。
★「エゴイスト」
高山真の自伝的小説を鈴木亮平、宮沢氷魚共演で映画化した愛の形を問いかけたドラマ。「トイレのピエタ」の松永大司が監督。
2023年2月10日(金)に公開され、興収1.2億円。
セクシャリティーを隠して生きてきた過去を持つ男がある青年に愛を注ぐ一方で言いようのない葛藤を抱えていく…
ドキュメンタリータッチの映像で描かれる登場人物たちの間に流れる親密な温度感や、愛ゆえに生まれる葛藤…
★「THE FIRST SLAM DUNK」
井上雄彦の人気コミックを自ら監督・脚本を手がけて新たにアニメーション映画化。
2022年12月3日(土)に公開され、興収155.2億円。
湘北高校バスケ部を舞台にバスケットボールに青春をささげる高校生たちの成長を描く…
1990年代のテレビアニメ版も手がけた東映アニメーションと「あかねさす少女」のダンデライオンアニメーションスタジオがアニメーション制作。
★「バービー」(原題 Barbie)
世界で有名なファッションドールの世界をマーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング共演で映画化。「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグが監督・脚本。ウィル・フェレル、シム・リウほかが共演。
2023年8月11日(金)に公開され、興収7.3億円。
ハッピーな毎日を送ることのできるバービーランドでハッピーに暮らすバービーとケンが人間の世界に迷い込んでしまう…
完璧なバービーランドから、人間の世界へ。2人が知った驚きの秘密…
第36回日刊スポーツ大賞の受賞リストは次の通りです。
★作品賞
「月」 石井裕也監督
★監督賞
石井裕也「月」、「愛にイナズマ」
★主演男優賞
鈴木亮平 「エゴイスト」、「劇場版TOKYO MER 走る救急救命室」
★主演女優賞
松岡茉優 「愛にイナズマ」
★助演男優賞
磯村勇斗 「月」、「正欲」、「波紋」、「渇水」、「最後まで行く」
★助演女優賞
二階堂ふみ 「月」
★新人賞
井上雄彦 「THE FIRST SLAM DUNK」
★石原裕次郎賞
「THE FIRST SLAM DUNK」
★石原裕次郎新人賞
宮沢氷魚
★外国作品賞
「バービー」