荻上直子が監督・脚本、筒井真理子主演の絶望エンタテインメント「波紋」。5月26日(金)公開。
新興宗教を信仰するある須藤依子が失踪していた夫が帰ってきたことで老々介護や障害者差別といった問題に直面する…
須藤依子は「緑命会」という新興宗教を信仰し、祈りと勉強会に励みながら心穏やかな日々を過ごしていた。そんなある日、十数年前に失踪した夫の修が突然帰ってくる。自分の父の介護を押し付けたまま失踪し、その上がん治療費の援助をすがってくる夫。障害のある彼女を結婚相手として連れて帰省してきた息子の拓哉。パート先では理不尽な客に罵倒され、苦難が次々と降りかかる。依子は湧きあがってくる黒い感情を、宗教にすがることで必死に押さえつけようとする…
第67回ベルリン国際映画祭で観客賞、審査員特別賞を受賞した「彼らが本気で編むときは」の荻上直子がが長年温めてきた企画を自ら監督・脚本を手掛けた絶望エンタテインメント。
須藤依子には筒井真理子。
失踪した須藤依子の夫の修には光石研、息子の拓哉には磯村勇斗。
柄本明、キムラ緑子、木野花、安藤玉恵、江口のりこ、平岩紙ほかが共演。
震災、老々介護、新興宗教、障害者差別…ある家族が映す社会の縮図。