第95回キネマ旬報ベスト・テンが発表。日本映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?

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第95回キネマ旬報ベスト・テンが発表。日本映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?

日本映画ベスト・テンの1位は濱口竜介監督、西島秀俊主演 「ドライブ・マイ・カー」
2位は石井裕也監督、尾野真千子主演「茜色に焼かれる」。続いて濱口竜介監督「偶然と想像」、西川美和監督、役所広司主演「すばらしき世界」、原一男監督「水俣曼荼羅」、門脇麦、水原希子共演「あのこは貴族」

日本映画ベスト・テンは次の通りです。
1位 「ドライブ・マイ・カー」

村上春樹の短編小説濱口竜介監督西島秀俊主演で映画化したヒューマン・ドラマ。
2021年8月20日(金)に公開され、興収3.2億円。
妻を失い喪失感を抱えながら生きる舞台俳優で演出家の家福悠介が、ある女性との出会いをきっかけに新たな一歩を踏み出す…
第94回アカデミー賞で日本映画初の作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門にノミネート。
第45回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、西島秀俊が優秀主演男優賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀録音賞、優秀編集賞の8部門受賞。

第74回カンヌ国際映画祭で日本映画では初となる脚本賞、ほかに国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の3つの独立賞、第79回ゴールデン・グローブ賞で非英語映画賞、第56回全米批評家協会賞で作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞の4部門など数多くの映画賞で受賞。
妻を失った男の喪失と希望。

2位 「茜色に焼かれる」

「舟を編む」の石井裕也が監督・脚本・編集尾野真千子主演のヒューマン・ドラマ。和田庵、片山友希、オダギリジョー、永瀬正敏ほかが共演。
2021年5月21日(金)公開。
弱者ほど生きにくい世の中で時代に翻弄されてきた田中良子が、愛する中学生の息子と共にたくましく生きていく…
尾野真千子が女優主演賞、和田庵、片山友希がスポニチグランプリ新人賞の3部門を受賞
茜色の希望をたなびかせて、厳しくも澄みきった人間賛歌。

3位 「偶然と想像」

「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督初の短編オムニバス古川琴音、中島歩ほかが共演。
2021年12月17日(金)に公開され、興収0.5億円。
親友同士の他愛のない恋バナ、大学教授に教えを乞う生徒、20年ぶりに再会した女友達…
第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞
偶然と想像をテーマにした三つの物語が展開。

4位 「すばらしき世界」

西川美和監督役所広司主演で元殺人犯の再出発の日々を描いたヒューマン・ドラマ。仲野太賀長澤まさみほかが共演。
2021年2月11日(木・祝)に公開され、興収5.1億円。
人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした元殺人犯の三上の出所後の再出発の日々を描く…
第76回毎日映画コンクールで日本映画優秀賞、仲野太賀が男優助演賞、撮影賞、音楽賞の4部門を受賞
第45回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、役所広司が優秀主演男優賞、仲野太賀が優秀助演男優賞、優秀撮影賞、優秀照明賞の7部門受賞受賞。
実在した男をモデルに「社会」と「人間」の今をえぐる問題作。

5位 「水俣曼荼羅」

ドキュメンタリー映画の鬼才、原一男監督が20年の歳月をかけて製作し、3部構成・計6時間12分で描く水俣病のドキュメンタリー。
2021年11月27日(金)に公開。
水俣病の現実に20年間にわたりまなざしを注いだ原一男監督が、さながら密教の曼荼羅のように、水俣で生きる人々の人生と物語を紡ぐ…

6位 「あのこは貴族」

山内マリコの小説門脇麦水原希子共演で映画化した都会で生きる女性の自立の物語、「グッド・ストライプス」の岨手由貴子が監督・脚本
2021年2月26日(金)に公開され、興収1.12億円。
結婚こそ幸福と考えて相手探しに奔走する20代後半の榛原華子と大学を中退して怠惰に生きる時岡美紀の人生が交錯する…
都会で生きる女性の息苦しさ、そして新たな未来。

7位 「空白」

吉田恵輔監督古田新太松坂桃李共演で「罪」と「偽り」と「赦し」を炙り出したヒューマン・サスペンス。
2021年9月23日(木・祝) に公開され、興収1.1億円。
万引き未遂事件で起きた女子中学生の死をめぐり、不信感を募らせた父親が事故の関係者たちを次第に追い詰めていく…
父親の狂気が暴走する…

8位 「由宇子の天秤」

「かぞくへ」の春本雄二郎監督瀧内公美主演を主演で情報化社会の抱える問題や矛盾をあぶり出していくドラマ。
2021年9月17日(金)に公開され、興収0.3億円。
「女子高生いじめ自殺事件」を追うドキュメンタリー・ディレクターの由宇子は、父のある衝撃的告白によって究極の選択を迫られる…
一体何が真実なのか?そして、”正しさ”とは何なのか?

9位 「いとみち」

越谷オサムの小説を「ウルトラミラクルラブストーリー」の横浜聡子監督駒井蓮、豊川悦司共演で映画化した青森三味線が紡ぐ人間賛歌。
2021年6月25日(金)公開。
強い津軽なまりと人見知りに悩む青森の女子高生相馬いとがメイドカフェでアルバイトを始めたことをきっかけに成長していく…
津軽の雄大な地に鳴り響く至上の人間賛歌。

10位 「花束みたいな恋をした」

坂元裕二の脚本菅田将暉有村架純共演で映画化。偶然出会った二人の忘れられない5年間を描いたラブ・ストーリー
2021年1月29日(金)に公開され、興収38.1億円。
東京の明大前駅で終電を逃し、偶然に出会った麦と絹。バイト、同棲、就活。偶然な出会いからはじまった恋の5年間の行方…
まばゆいほどの煌めきと、胸を締め付ける切なさに包まれた〈恋する月日のすべて〉を、唯一無二の言葉で紡ぐ忘れられない5年間。

日本映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?

「キネマ旬報ベスト・テン」公式サイト




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