12月3日はジュリアン・ムーアの誕生日。出演作でどの作品が好きですか?
ジュリアン・ムーアは1960年12月3日にノースカロライナ州フェーエットビルで生まれました。
オフ・ブロードウェイやテレビで活躍し、「ブギーナイツ」でロサンゼルス映画批評家協会賞など数多くの映画賞で助演女優賞を受賞。「エデンより彼方に」でヴェネツア国際映画祭主演女優賞、「めぐりあう時間たち」でベルリン国際映画祭銀熊賞、「マップ・トゥ・ザ・スターズ」でカンヌ国際映画祭女優賞、「アリスのままで」でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の主演女優賞を受賞。
ジュリアン・ムーアの主な出演作品は次の通りです。
★「ブギーナイツ」(原題 Boogie Nights)
ポール・トーマス・アンダーソン監督がマーク・ウォルバーグ共演で1970年代アメリカのポルノ界を駆け抜けた青年の栄光の日々を描いた青春ドラマ。
1998年10月10日(土)公開。
ポルノ業界にスカウトされたエディは次々と主演作をヒットさせ、またたく間にポルノ界のスーパー・ヒーローに上り詰めていくが、セックスとドラッグとバイオレンスに足をすくわれかける…
ジュリアン・ムーアはポルノ界きってのスーパーヒロイン、アンバー・ウェイブスを熱演し、第70回アカデミー賞、第55回ゴールデン・グローブ賞で助演女優賞にノミネートされ、ロサンゼルス映画批評家協会賞など数多くの映画賞で助演女優賞を受賞。
ポルノ業界を描いた青春映画の傑作。マーク・ウォルバーグとジュリアン・ムーアの演技が光ります。
★「マグノリア」(原題 Magnolia)
ポール・トーマス・アンダーソン監督がジェレミー・ブラックマン、トム・クルーズ共演でロサンゼルス郊外で男女が織りなす24時間を描いた群像ドラマ。
2000年2月20日(土)公開。
SEXを説いて回るカリスマ青年、余命わずかな人気番組の司会者、ドラッグ中毒の女性に恋をした警官など様々な人々の24時間を描く…
第50回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞。
ジュリアン・ムーアは余命わずかな人気番組のプロデューサーの若い後妻リンダを熱演し、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で助演女優賞を受賞。
群像劇のスタイルをとりながら、不可思議な糸でつながってゆく秀逸なストーリー展開が見事で、世界中の映画祭で話題沸騰となった作品です。
★「エデンより彼方に」(原題 Far From Heaven)
トッド・ヘインズ監督がデニス・クエイド共演で1950年代のアメリカを舞台に理想の生活に囲まれた主婦の揺れ動く心理を描いたメロドラマ。
2003年7月12日(土)公開。
1950年代アメリカの田舎町で”理想の主婦”キャシーは夫が職場で男性と関係を持っている現場に遭遇。打ちひしがれ、優しい声をかけてくれる黒人の庭師に心が傾いていく…
ジュリアン・ムーアは誰もが認める”理想の主婦”キャシー・ウィテカーを熱演し、第59回ヴェネツア国際映画祭で主演女優賞を受賞、第75回アカデミー賞、第60回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の主演女優賞にノミネート。
性差別と人種差別をテーマに描いていて、夫と雇人への思いの狭間で苦悩する主婦を情感豊かに演じるジュリアン・ムーアの演技が光ります。
★「めぐりあう時間たち」(原題 The Hours)
スティーヴン・ダルドリー監督がメリル・ストリープ、ニコール・キッドマン共演で違う時代を生きる3人の女性達の人生を描いたヒューマン・ドラマ。
2003年5月17日(土)に公開され、興収10億円。
1923年のロンドン郊外、1951年のロサンゼルス、現在のニューヨーク。違う時代を生きる3人の女性達の人生を作家ヴァージニア・ウルフの著書「ダロウェイ夫人」を通じて描く…。
ジュリアン・ムーアは1951年のロサンジェルスで「ダロウェイ夫人」を愛読する妊娠中の主婦ローラ・ブラウンを演じ、第53回ベルリン国際映画祭でメリル・ストリープ、ニコール・キッドマンとともに銀熊賞(女優賞)を受賞、第75回アカデミー賞で助演女優賞にノミネート。
三つの人生を巧みにつなぎ合わせ、仕掛けの効いた文芸映画の傑作です。メリル・ストリープ、ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーアの共演が物語をさらに深くしてくれます。
★「マップ・トゥ・ザ・スターズ」(原題 Map To The Stars)
デヴィッド・クローネンバーグ監督がミア・ワシコウスカ、ジョン・キューザック共演でハリウッドセレブの実態をシニカルに描いたヒューマン・ドラマ。
2014年12月20日(土)公開。
ハリウッドでリムジン運転手として働いていた脚本家ブルース・ワーグナーの実体験をもとにハリウッドで富も名声も得た完璧なセレブ一家が抱える秘密を暴き出す…
ジュリアン・ムーアは落ち目の女優ハバナを熱演、第67回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞、第72回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門で主演女優賞にノミネート。
デヴィッド・クローネンバーグ監督ならではの映像でハリウッドの暗黒面を描いていて、ジュリアン・ムーアの迫真の演技が光ります。
★「アリスのままで」(原題 Still Alice)
全米ベストセラー小説を若年性アルツハイマー病と診断された50歳のアリスの苦悩と葛藤、家族の絆を描いたヒューマン・ドラマ。自身もALS(筋委縮性側索硬化症)という難病を抱えるリチャード・グラッツァーが監督。
2015年6月27日(土)公開。
若年性アルツハイマーと診断された50歳の女性アリスが記憶を失っていく日々を綴る…
ジュリアン・ムーアは若年性アルツハイマーと診断された50歳の女性アリスを熱演し、第87回アカデミー賞、第72回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門ほか数多くの映画賞で主演女優賞を受賞。
若年性アルツハイマー病と闘うアリスを演じるジュリアン・ムーアの迫真の演技。様々なことを考えさせられます。
★「キングスマン ゴールデンサークル」(原題 Kingsman: The Golden Circle)
マシュー・ヴォーン監督がタロン・エガートン主演で描いたスパイ・アクションの第2弾。コリン・ファース、ジェフ・ブリッジス、チャニング・テイタム共演。
2018年1月5日(金)に公開され、興収17億円。
謎の組織”ゴールデン・サークル”に本部を爆破された”キングスマン”の面々はアメリカのスパイ組織”ステイツマン”のスパイたちと共闘する…
ジュリアン・ムーアは謎の組織”ゴールデン・サークル”のボスのポピーを妖艶に演じ、80年代のアメリカン・シットコム・ワールドを不気味に展開。
スタイリッシュで過激なアクションがさらにパワーアップ。ブリティッシュ・スタイルにコテコテのウエスタン・アメリカン、80年代のアメリカン・シットコムが見事に融合。
これからもさらなる活躍が期待されるジュリアン・ムーア。出演作でどの作品が好きですか?