7月9日はトム・ハンクスの誕生日。出演作でどの作品が好きですか?
トム・ハンクスは1956年7月9日、カリフォルニア州で生まれました。
全米長寿バラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」など若手コメディアンとして活躍。
映画では1984年「スプラッシュ」などコメディ映画に出演し、1988年「ビッグ」でゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門の主演男優賞を受賞。「フィラデルフィア」、「フォレスト・ガンプ/一期一会」でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の主演男優賞を受賞。
他にも「アポロ13」、「キャスト・アウェイ」、「ダ・ヴィンチ・コード」などに出演。
トム・ハンクスの主な主演作は次の通りです。
★「ビッグ」(原題 Big)
ペニー・マーシャル監督が12歳の少年が突然30歳の大人に変身して巻き起こる騒動を描いたファンタジー・コメディ。
1988年7月23日(土)に公開され、配収1.65億円。
12歳のジョッシュは、ある朝目覚めると30歳の大人の身体になっていた。彼は玩具メーカーに入社し、次々とヒット商品を生み出していく…
トム・ハンクスは大人に変身してしまった12歳の少年のジョシュを熱演し、第46回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門の主演男優賞を受賞、第61回アカデミー賞で主演男優賞にノミネート。
12歳の少年が大人になった姿を熱演するトム・ハンクスの魅力が全開。郷愁に満ちたハートウォーミングなタッチで描かれたファンタジー・コメディです。
★「フィラデルフィア」(原題 Philadelphia)
ジョナサン・デミ監督がデンゼル・ワシントン共演でエイズに冒された弁護士が不当な差別に立ち向かう姿を描いたヒューマン・ドラマ。
1994年4月23日(土)に公開され、配収4.5億円。
エイズに冒されたことで事務所を解雇されたアンドリュー・ペケット弁護士は不当な差別と闘うため訴訟に踏み切る…
第66回アカデミー賞で主演男優賞、主題歌賞を受賞。
トム・ハンクスはエイズに冒された弁護士のアンドリュー・ペケットを熱演し、第66回アカデミー賞、第51回ゴールデングローブ賞ドラマ部門で主演男優賞を受賞。
エイズという社会的なテーマに真っ向から向き合っていて、人間の本質を描いた傑作です。エイズに感染した弁護士を演じたトム・ハンクスの迫真の演技には圧倒させられます。
★「フォレスト・ガンプ/一期一会」(原題 Forrest Gump)
ロバート・ゼメキス監督がアメリカの激動する歴史を駆け抜けた青年フォレストの青春を描いたヒューマン・ドラマ。
1995年3月11日(土)に公開され、配収38億円。
頭は弱いが俊足と誠実さは人一倍のフォレスト・ガンプがアメリカ現代史のさまざまな事件に関りつつ波乱万丈の人生を送る…
第67回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、主演男優賞、編集賞、視覚効果賞の6部門を受賞。
トム・ハンクスはアメリカの激動する歴史を駆け抜けた青年フォレスト・ガンプを熱演し、第67回アカデミー賞、第52回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の主演男優賞を受賞。
それぞれの時代感を鮮やかに彩った当時のヒット曲に乗せて、30年間にわたる文化や風俗、時代を象徴する事件などが興味深く再現。デジタル合成を駆使して、当時の有名人たちとガンプが共演を果たしているのも見所です。
★「アポロ13」(原題 Apollo 13)
ロン・ハワード監督が実際に起こったアポロ13号の事故をフィクションとノンフィクションを巧みに組み合わせて映画化したドラマ。
1995年7月25日(土)に公開され、配収20億円。
月へ打ち上げられたアポロ13号に爆発事故が発生。絶望的な状況の中、乗組員の救出作戦が決行される…
第68回アカデミー賞で編集賞、音響賞の2部門受賞。
トム・ハンクスはジム・ラヴェル船長を熱演し、緊急事態に陥ったアポロ13号を操り、地球への無事帰還を目指す…
ロン・ハワード監督が実際に起こったアポロ13号の事故をフィクションとノンフィクションを巧みに組み合わせて映画化。トム・ハンクス、ケヴィン・ベーコン、エド・ハリス、ゲイリー・シニーズといった実力派の共演も見所で、ロン・ハワード監督の代表作といえる名作です。
★「キャスト・アウェイ」(原題 Cast Away)
ロバート・ゼメキス監督が飛行機事故で無人島に取り残された男の生還への孤独な戦いの姿を描いたサバイバル・アドベンチャー。
2001年2月24日(土)に公開され、興収32.7億円。
システムエンジニアのチャックは、ある日飛行機事故で無人島に漂着する。奇跡的に一命をとりとめた彼は、過酷な環境と孤独の中で生き延び、無人島からの脱出を試みる…
トム・ハンクスは孤独と闘うチャックを演じ、第58回ゴールデングローブ賞ドラマ部門で主演男優賞を受賞、第73回アカデミー賞で主演男優賞にノミネート。
孤独と闘う主人公チャックに扮するトム・ハンクスの熱演と彼の心情をも救い上げたロバート・ゼメキス監督の演出が光る作品です。
★「ダ・ヴィンチ・コード」(原題 The Da Vinci Code)
ロン・ハワード監督がダン・ブラウンの世界的ベストセラーを映画化したミステリー・サスペンス。
2006年5月20日(金)に公開され、興収90.5億円。
ルーヴル美術館での殺人事件を発端に、ハーバード大学教授ロバート・ラングドンがレオナルド・ダ・ヴィンチの名画に隠された暗号を解き明かし、事件の裏に秘められたキリスト教をめぐる人類史上最大の秘密に迫る…
トム・ハンクスはハーバード大学宗教象徴学教授ロバート・ラングドンを熱演し、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画に隠された暗号に挑む…
実際にルーヴル美術館で撮影され、歴史的価値の美術品も続々と登場。ダン・ブラウンのベストセラー小説をロン・ハワード監督が見事を映像化していて、最後まで飽きさせない展開です。
続編として2009年「天使と悪魔」(興収33.5億円)。
最新作「インフェルノ」(原題 Inferno)が2016年10月28日(金)に公開され、興収15.4億円。
★「ハドソン川の奇跡」(原題 Sully)
クリント・イーストウッド監督がチェズレイ・サレンバーガー機長の手記をを映画化したヒューマン・ドラマ。
2016年9月24日(土)に公開され、興収13.5億円。
航空機不時着水事故で死者を出さない奇跡を成し遂げたチェズレイ・サレンバーガー機長のこれまで語られなかった物語。
一躍ヒーローとしてもてはやされながらも孤独感と自分の判断に対する迷いに苛まれ、PTSDに苦しむサリーをトム・ハンクスが熱演。見終わった後に心地よい余韻を残してくれます。
★「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」(原題 The Post)
スティーヴン・スピルバーグ監督がメリル・ストリープ共演で国防省の最高機密文書を題材に描いた社会派ドラマ。
3月30日(金)に公開され、興収6.2億円。
ベトナム戦争が泥沼化する1971年、政府がひた隠す真実を明らかにすべくジャーナリストたちが奔走する…
トム・ハンクスはワシントン・ポストの編集主幹のベン・ブラッドリーを熱演し、報道の自由を統制し、記事を差し止めようとする政府と戦うため、ニューヨーク・タイムズと時に争いながら連携し真実を世に出すため奮闘する…
報道に対する政府の圧力、そしてジャーナリストたちの抵抗。スティーヴン・スピルバーグ監督が「今、撮るべき作品」として撮影を敢行した渾身の一作。サスペンス満点で緊張感あふれる展開。今だからこそさらに考えさせられます。
これからもさらなる活躍を期待したいトム・ハンクス。
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