12月7日は香川照之の誕生日。出演作でどの作品が好きですか?
香川照之は1965年12月7日に東京都で生まれました。
俳優、歌舞伎役者、ボクシング解説者など幅広く活躍し、名跡「市川中車」の当代、九代目 市川中車を名乗ることに。
俳優としては1989年にNHK大河ドラマ「春日局」で俳優デビュー。
映画では「20世紀少年」シリーズ、「カイジ」シリーズ、「あしたのジョー」、「るろうに剣心」、「鍵泥棒のメソッド」、「クリーピー 偽りの隣人」、「七つの会議」など幅広い作品に出演。
香川照之の主な出演作は次の通りです。
★「20世紀少年」シリーズ
浦沢直樹の大ベストセラーコミックを堤幸彦監督が映画化した3部作。ケンヂには唐沢寿明、ケンヂの幼なじみのオッチョには豊川悦司、ユキジには常盤貴子、ケンヂの姪・カンナには平愛梨。
「20世紀少年 第1章 終わりの始まり」は2008年8月30日(土)に公開され、興収39.5億円。
冴えない毎日を送る青年・ケンヂの周りで幼なじみの死をきっかけに次々と不可解な事件が起こる。この事件はかつてケンヂたちが子供の頃に作った「よげんの書」のシナリオ通りに起こっていた…
「20世紀少年 第2章 最後の希望」は2009年1月31日(土)に公開され、興収30.1億円、「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」は2009年8月29日(土)に公開され、興収44.1億円。
香川照之はケンジの幼馴なじみのヨシツネこと皆本剛を好演。
浦沢直樹の壮大なドラマの要素をうまくまとめて映画化されていて、「20世紀少年」ワールドが楽しめます。
★「カイジ 人生逆転ゲーム」
福本伸行の人気コミックを佐藤東弥監督が藤原竜也主演で映画化したサスペンス・アクション。
2009年10月10日(土)に公開され、興収22.5億円。
自堕落な生活を送り、多額な借金を抱えたフリーターのカイジは、遠藤と名乗る悪徳金融会社の社長に誘われるまま、あるゲームに参加するため謎の船に乗り込む…
香川照之は利根川幸雄を演じ、カイジたち負け組を高圧的にいたぶりまくる…
藤原竜也、香川照之、天海祐希、山本太郎ほか豪華俳優の共演で繰り広げられる人生逆転ゲーム。
★「あしたのジョー」
高森朝雄、ちばてつや原作によるボクシング漫画を曽利文彦監督が山下智久主演で実写映画化した「あしたのジョー」。
2011年2月11日(土)に公開され、興収11億円。
野性のケンカ屋の矢吹丈とエリートボクサーの力石徹の宿命の対決を描く…
香川照之は元ボクサーの丹下段平を怪演。あの丹下段平になりきり、ある意味でぶっ飛んだ演技を見せてくれました。
原作のイメージを大切にしつつ、山下智久、伊勢谷友介などキャスト陣がそれぞれの役を咀嚼した上でパワーアップ、曽利文彦監督がCG技術を駆使しつつ、ボクシングのストイックさを見せてくれていて、楽しめる作品です。
★「るろうに剣心」
和月伸宏の人気コミックを「龍馬伝」の大友啓史監督が佐藤健主演で映画化した時代劇アクションの第1弾。
2012年8月25日(土)に公開され、興収30.1億円。
明治時代を舞台に流浪の旅を続ける伝説の暗殺者・緋村剣心が様々な出会いを重ねる中で陰謀に巻き込まれていく…
香川照之は悪徳商人の武田観柳を怪演し、ぶっ飛んだ演技を見せてくれ、緋村剣心を徹底的に苦しめます。
大友啓史監督だけに「龍馬伝」を彷彿させる映像と緊迫感。佐藤健の緋村剣心になりきった剣さばきに、香川照之、吉川晃司ほか怪優たちとの戦い。迫力あふれるシーンの連続で、最後まで楽しめます。
★「鍵泥棒のメソッド」
内田けんじ監督が堺雅人、広末涼子共演でひょんなことから人生が逆転してしまった2人の男性を描いた奇想天外なコメディ。
2012年9月15日(土)に公開され、興収4.3億円。
ひょんなことから人生が入れ替わってしまった対照的な2人の男と婚活中の女性が巻き起こす奇想天外な物語を軽妙かつスリリングに描く…
香川照之は殺し屋のコンドウを演じ、銭湯で転んだはずみに記憶喪失になったことで役者を目指すことになりながら、偶然出会った婚活中の女性から逆プロポーズされたり…
内田けんじ監督ならではの巧みな構成で軽妙かつスリリングに描いた大人のためのエンターテインメント・ムービー。堺雅人、香川照之、広末涼子のアンサンブルが見事で、魅力たっぷりです。
★「クリーピー 偽りの隣人」
日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の小説を黒沢清監督が西島秀俊、竹内結子共演で映画化したサスペンス・スリラー。
2016年6月18日(土)公開。
犯罪心理学者の高倉夫婦が”奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく…
香川照之は犯罪心理学者の高倉の隣に住む西野を不気味に演じ、不可解な言動を繰り返し、高倉を振り回していく…
西島秀俊、竹内結子、香川照之の共演が楽しめるサスペンス・スリラー。香川照之の不気味な隣人がハマり過ぎです。
★「七つの会議」
池井戸潤の小説を「下町ロケット」の福澤克雄監督が野村萬斎主演で映画化した企業犯罪エンターテインメント。及川光博、片岡愛之助、北大路欣也ほかが共演。
2019年2月1日(金)に公開され、興収21.2億円。
中堅企業の東京建電で起きたパワハラ騒動をきっかけに、そこに隠されたある謎が会社員たちの人生、会社の存在をも揺るがしていく…
香川照之は結果第一主義のモーレツ管理職の営業部長の北川を熱演し、甘えたサラリーマン根性の部下を叩き潰す…
「働くこと」の正義とは?そして守るべき信念とは何か?サラリーマンの戦いと葛藤、そして秘密と闇が緊迫感あふれるストーリー展開で描かれていて、豪華俳優陣の顔芸を見ているだけでも迫力満点です。
これからもさらなる活躍が期待される香川照之。出演作でどの作品が好きですか?