パレスチナ系イスラエル人のサメフ・ゾアビ監督が複雑なパレスチナ情勢を皮肉とユーモアに包んで描いたコメディ・ドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」(原題 Tel Aviv on Fire)、11月22日(金)から新宿シネマカリテほか全国順次公開。
パレスチナ人青年サラームとイスラエル人の検問所司令官アッシが人気メロドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」の脚本を巡って、対立していく…
1960年代の第3次中東戦争前夜を舞台にした人気メロドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」。その制作現場でインターンとして働くパレスチナ人の青年サラムは、撮影所へ通うため毎日イスラエルの検問所を通らなくてはならない。ある日、妻がドラマの大ファンだという検問所の主任アッシから脚本のアイデアをもらったサラムは、制作現場でそのアイデアを認められて脚本家へと出世する…
「歌声にのった少年」で脚本を担当したパレスチナ系イスラエル人のサメフ・ゾアビ監督が複雑なパレスチナ情勢を皮肉とユーモアに包んで描いたコメディ・ドラマ。
パレスチナ人の青年サラムには「パラダイス・ナウ」のカイス・ナシェフ。
ヤニブ・ビトン、ルブナ・アザバルほかが共演。
第75回ヴェネチア国際映画祭のInterFilm部門で作品賞、オリゾンティ部門でカイス・ナシェフが男優賞、第45回シアトル国際映画祭で作品賞を受賞。
皮肉とユーモアに包んで描かれた緊張が続くイスラエルとパレスチナの問題。